「その探偵の名、」稽古場潜入調査レポート
観劇三昧:インプロカンパニーPlatform『その探偵の名、「イカサマ上等!恐怖裏カジノ殺人事件」』
2018/5/27
名探偵アミーゴと助手のコラソンが、カジノ経営者のチープルック氏を殺した犯人を見つけようとする話。
回想シーンから推理する仕組みだけど、基本的にシーン自体の面白さに気をとられて推理まで頭が回らない。
各シーンが終わるたびに「あ、推理するの忘れてた」とハッとする。
黙って見ている側でさえこのザマなので、演者さんは相当カロリーを消費しているはず。
昨日見た人参もそうだけど、中盤で急に話が飛躍するのは客席の空気を読みながら意図的にやっているっぽい。
一般的に良い役者さんって、役になりきった上で段取りを完璧にこなせる人だと思っているけど、インプロの場合は、それにくわえて話のフックも自分で作らなきゃいけない。
おまけに本作では推理や駆け引きも加わる。
シアタースポーツで培ったスキルが存分に使いこなして大きな物語を作っている。
特に選択肢の多い序盤が難解なので、もうちょっとヒント出してあげたらいいのに。
ほぼ裸の人がラになっているのが好き。
■作品情報(観劇三昧HPより引用)
劇団名 インプロカンパニーPlatform
公演時期 2015/09/27
上演時間 01:59:07
地域:関東
■出演者:
安見謙一郎
早さきえこ
住吉美紅
戸草内淳基
小原敬生
斉藤慎介
石戸貞義(劇団宇宙キャンパス/Re:Play)
津田康記(INNERSPACE)
ゆうき(劇団しおむすび)
永田 麻依
■スタッフ :
構成・演出:住吉美紅
照明:田中稔彦
音響:三浦麻理恵(47ENGINE)
制作:嶋拓哉
広報:畑野芳正
参謀:辻周典
スチール:御手洗幸
宣伝美術:小岩井花澄
■あらすじ
少年エコソンは悩んでいた。
憧れだった名探偵の助手になったものの、事務所に持ち込まれる依頼と言えばペット探しや浮気調査ばかり。
この人って本当に名探偵なのかな?信じてついていってもいいのかな?
ある日ひょんなことから 大富豪殺人事件を謎解くことになった二人。
果たして、謎はすべて解けるのか?真実はいつもひとつだけなのか?
被害者のチープルック氏は、ナイフで胸部含む複数個所を刺され死亡していた。
警察は、犯行時刻にアリバイのない被害者の周辺人物7名に容疑者を絞っていた。
<Platformのインプロ>
Platformでは「即興演劇と台本演劇の融合」を目指し、1公演がひとつのストーリーとなる「コンセプトインプロ」を研究しています。
「誰と結ばれるかわからないラブストーリー公演」
「誰が生き残るかわからないバトルロワイアル」
「有罪無罪を観客が決める即興裁判」など、
時に台本や演出、ダンスなど決め打ちの要素を織り込みながらも
劇中劇や予定調和として即興を扱うのではなく
即興の良さ、自由度を最大限に引き出すための構成を探求しています。
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