ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

コントロールを手放す―第8回「学びの即興劇」研究会報告

2007-12-02 08:47:03 | 研究会報告

11月27日(火)18:30-21:00、インプロの奈穂さんhttp://www.drama-ee.net/に来ていただきました。
テーマは「相手や場に起こっている事を読み取る。コントロールを手放す」でした。このテーマに惹かれて来られた参加者も何人かあったようです。

・私のご挨拶からスタート

・参加者の自己紹介

・奈穂さんにバトンタッチ

☆ゲーム「イチ・ニ・サン」(考えないで反射的に次の行動。間違えても楽しい)

☆インプロの説明

☆名前を呼ぶ(ボールを使いながら)(受ける・受け入れてもらう。アンテナを張る)

☆ボール投げ(さらに視野を広げる)

☆三人でシェア

☆全体でシェア

☆「Yes, I am」全体で(受け入れる)

☆「Yes, and」グループで(受け入れて、付け加える)

☆感想。「このゲームで気分を害することはないか?」の質問から、話し合い

ここで「子どもたちにさせると、いじめなどが出てこないか」という質問がありました。これに対して、奈穂さんは①今日は子どもにこれをするというのではなく、教師のスキルとしてやっている②やっているときの気持ちに影響されることは大事なこと③子どもたちとやる場合、必要な時は「相手に思いやりを持って行なう」ようにきちんと言葉で話す、と三点を指摘した上で、「いずれにせよ、安全な場で(それをつくった上で)行なう必要がある」と話されました。学校現場の経験者からは、「36人の学級で担任一人では難しい」という現実も指摘されました。

一気に内面にふれるものに行くのではなく、お互いの関係づくりをしっかりした上で行なう必要があるでしょう。この見極めがドラマ教育のもっとも難しいところかと思います。

☆「One word」全体で(コントロールしようとしないで、場にゆだねる)

☆「One word」グループで

☆イルカの調教(予想できないことを体験する。クセや思い込みを乗り越える)

☆シェア:ひとりひとことずつ

・終了のご挨拶とインフォメーション

ゲームで一挙にアイスブレイクしながら、ときおりグループでシェアするうちに、実に活発に意見もでて、活気のあるワークショップでした。
良い講師に良い参加者。みなさんそれぞれに得ることの多い研究会だったと思います。
奈穂さんと私以外の参加者、16名。

コメント
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