ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

町内会のお仕事 まとめ

2024-03-16 07:35:25 | 日記・エッセイ・コラム
新しい会長が選出され
最後の「町内会だより」を発行し、1年間を経てのご挨拶が済んだ
あと1回の市民新聞配布、関連の回覧板・掲示のみとなった

町内会は、よくできた仕組みになっていると、改めて思った
町内会費の徴収、防災訓練があることで、4月と11月には全戸の誰かと顔を合わせるか
自宅を訪問する
会員の変動を知る手掛かりとなる

加えて、高齢者は敬老の日のお祝いで様子を知ることができる

さらに回覧板や市民新聞は、変動に気付く貴重な機会となっている
少なくとも月に2回
ポストに古いチラシなどが入ったままになっていたら要注意

これらはどもの町内会も同じ

加えて我が町内会は、すばらしいシステムがある


ひとつめ
町内会長の選挙
1年任期で、候補者の中から全員が投票する

そのために、会長を受けるのが無理なおうちは
まえもって辞退届を出す

会長経験者、75歳以上の方、辞退届を出した方は候補者名簿から除かれる
このことで、高齢者の方や会長を受けられない何らかの事情のあるおうちが
町内会員の意識になる
助けを必要とする人が居るかもしれない、と

候補者が多いので、会長は会員の圧倒的支持で選ばれるわけではなく
せいぜい十数票で当選してしまう
けれど前年度会長が副会長として残るし
会長経験者の誰かが組長として入っているので
まったく町内会について知らなくても(うちがそうだった)
会長が務まる

近隣の町内は、会長が組長の互選ということろが多く
会長が決まらないで難儀しているらしいが
そういう問題はまったくおこらない

同じ人が何年も会長をして
ボス化するということもおこらない

全員が投票するので、投票のないおうちは組長が
「投票をお忘れでないですか?」と訪問することになっていて
これもまた、町内会に関心をもってもらうひとつの機会となっているし
会員の変動を知る機会にもなっている

会長になる前
無責任に知っている人の名前を書いて投票していたが
この町内は、それで良いのだと実感した


ふたつめ
町内会名簿がとても整っている

以前は、組長が組内の変化を察知して会長に報告し
会長がそのお宅へ行って名簿を書き換えてもらっていた

けれど、昨今、昔のような濃密な近所付き合いはなく
組長に察知できるはずもなく、名簿は実情とかなり離れていた

平成から令和に移るときに
その時の会長が、新しいシステムを考えて
まず全戸に最新の名簿を書いてもらうことから再出発

毎年、総会の出欠アンケートの際に
名簿変更の有無を訊くことになった
これによって、変更のあるおうちは必ず書き換えられる
うっかり変更有と書くのを忘れても、毎年アンケートがあるので
そのうち訂正される
古い名簿は、原則本人に返される

独り暮らしの方でも、緊急の連絡先が分かる

毎年の会長が
とても丁寧に記録を残してきた
例えば、転居されて会員外になったり、空き家になっても
所有者の連絡先が分かるようになっている

名簿(原簿)を見ることができるのは会長だけだが
町内のどこに誰が済んでいるかを把握している人がいることは
安心につながる


コロナで防災訓練以外は何も行事のない時期が3年間あった
その間も、町内会は動いていた
その積み重ねが生きている

町内会って
リクレーションも体育祭も
あってもいいけれどなくてもいい

この町内会のシステムは本当によくできてる
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