「2007年はドラマ教育に関係する本が立て続けに出版された。ドラマ教育の波が来ている。その波頭に沖縄がある」。
これは沖縄国際大学の公開講座としておこなわれた講演会で、渡部淳先生が言われた言葉。ドラマ教育がこれからの学校教育の中でどのように位置づけられていくのか。否応なくグローバル化していく社会の中で、その位置づけがよく分かる講演でした。
「その波頭に沖縄がある」かどうかはまだこれからですが、年々大きくなっていく児童青少年演劇のお祭りであるキジムナーフェスタと連動しながら、ドラマ教育研究会が沖縄で立ち上がったことは、ドラマ教育の見通しとしては明るいでしょう。
今回はワークショップの話が先に決まっていました。さらに渡部先生に講演をお願いし、沖縄国際大学の公開講座として取り上げていただくことになり、M先生には大変お世話になりました。
とてもよい講演会だったのに、参加者が少なくて残念。いろいろ努力はしたのですが・・・。新聞を見てきてくださった方もおられましたが、大半はドラマ教育研究会のメンバー、もしくはその知り合いでした。
翌日のドラマ教育研究会のほうは、順調に申し込みがありました。「モンスター・ブラディン」は最後に大どんでん返し。おもしろい構成のワークショップでした。小林由利子先生から、構成と進行手順を書いたものを預かっています。「自分もこのワークショップをやってみたい」と思われる方はご連絡ください。
渡部先生はワークショップの前半はティーチャーインロールで役割をこなしつつ、後半は前日の講演とつながる「話せる心」「動ける身体」をつくるワークの数々を披露してくださいました。
渡部先生のワークショップは、講演とつながって深く理解できるものであったと思います。
(写真は沖縄国際大学から普天間基地を見ているところ。25日は渡部先生、26日は小林先生を案内。25日はタッチアンドゴーの練習で、すごい騒音だったが、26日はウソのように静かだった)
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