学生たちから送られた卒業証書
昨日、沖縄研修事後学習会が終わりました。
今年度は報告集の作成を残すのみとなり、これで終了です。
そして私とっては、最後の沖縄研修学習会でした。
8回目に当たる今年度の参加は18名、しかも衣笠キャンパスだけになってしまいました。
諸事情で沖縄に行けなかったメンバーもあり、沖縄へ実際に行けたのは学生14名。
教員は、Y先生、M先生と私。学生たちがグループ学習をしている合間に、三人で識名園に行ったり、環境学習の合間の夕食のために3人でカレーライスとサラダをつくったり。
教員も楽しくグループ学習をしていました。
事後学習会で、各グループの学習について交流したのち、沖縄研修の良さについて話し合いました。
口々に語るのは、参加前との自分の成長を実感できるということ。
単位も評価もないにも関わらず。ないからこそ!でしょうか。
成長の実感は、もちろん自身の中にあるのですが、それにはメンバーからかけられた声によることも多く、このメンバーなくしては感じられない成長であったということでした。
自分が語れば、みんなが聞いてくれるという安心感。
そのなかで、様々なテーマで話し合い、これまで考えもしなかったことを考え、さまざまな視点を得たりして、自分の世界が広がったという実感。
沖縄というところが、自然、文化、政治、経済、戦場、基地、平和と様々なテーマを触発してくれるところであり、その土地での学習や人との交流によって一気に視野が広がる地域であること。
グループでの活動によって、他のグループの学習による触発も大きいものがあります。
また、事前学習や沖縄での学習を通して、深く語り合ったことによるつながりによって、今年は参加できなくても、次は参加しようと、自由に考えられるところが、サークル活動とは全く異なるという話も出ました。
実行委員会はあるもののそれはサークル活動で感じる上層部というものではなく、回生の違いによる先輩後輩はあるものの互いにフラットに話し合えることも、沖縄研修の魅力として挙げられていました。
現に、今年度は参加しなかったけれど、来年度は参加したいという学生が、昨日の学習会に3名来ていました。昨年度2回生で参加した学生です。
「行く前にもっと学習しておけばよかった」という後悔。
「自分にはもっと考えなければならない課題がある」という発見。
これらが、「また行きたい」という思いにつながるようです。
終わる日に、来年度を語る学生たちを見て、学生たちの良き学び場としてこの研修を継続していってほしいと思いました。
少なくとも、来年度に続くことは間違いないと思います。
私は卒業です。
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