夜、一人のお婆さんがあるバス停で降りようと、降車口(前扉)に向かって通路を歩いてきた。そして私に110円を見せながら「今、バスの中で50円を落としちゃって…」と言った。小銭入れには二十数円しかないようだった。「千円(札)あるから、両替して…」と言うので、私は「あぁ、いいですよ。後で探しておきますから…」と言った。そしてお婆さんは110円だけを運賃箱へ入れて降りて行った。
その後、終点で忘れ物チェックをしながら“50円玉”を探した。すると、ある座席の下から銀色に輝く… 否、くすんでいて穴もない“1円玉”が出てきました。「あれ?」私の探し方が悪いのかもしれないが… 他には何も出てこなかった。う~む… 「(硬貨を)落とした」のは事実だったけれど、「50円」というのは… お婆さんの“勘違い”だったということにしておきましょう。
朝、バスで営業所を出ようとしたが、通勤マイカーの流れは速い。信号が赤に変わって、流れが止まるのを待つしかない。営業所前の路面には、バスが出やすいように“停止禁止”が標示されているのだが… 「そんなの関係ねぇ!」と言わんばかりに、その標示の上に平気で止まる。当然、そこにバスが入れる余地はない…
その後、某学校から某駅まで走っていた。途中、国道を横切るための信号待ちで渋滞していた。その道路沿いには消防署があり、当然その前にも“停止禁止”が標示されているのだが… その上で止まる車が多いんですよ。渋滞中なので、車の流れが速いわけでもないのに… ノロノロとその標示の中に入って行って… 止まってしまうのだ。そんな車が意外と多いことに驚かされる。そりゃ~、バスの出口なんかで止まってくれるわけがないわなぁ…