バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

嵐の前の一仕事?

2018年09月04日 22時12分00秒 | バス運転士
今日の私は午前11時半頃から午後7時半頃までの勤務で、途中“午後3時半頃から午後5時半頃まで運休”となったのだが… 一本目の“我が営業所管轄区域の最南端行き”の時は雨が降っておらず、風も「まあまあ強いかな」という程度だった。終点・最南端の待機場所で10分くらい休憩した後、「そろそろ乗り場へ移動するかな」と思って運転席に座った時… サラリーマン風の男性がバスに近寄って来たので「なんじゃらほい?」と思った。

私が運転席の窓を開けると、男性は「あれ、飛ばされるよ」と言いながら、待機場所の端に置いてある“いわゆるトラ柵(と言っても、それが古過ぎるのか… 黄と黒の色は付いていない!)”を指差したので、私は「この男性は近所の住人か!? きっと、目の前にある某※※士事務所の人に違いない! トラ柵が強風で飛ばされて、事務所に被害が出るのを防ぎたいのだろう」と思った。

そのトラ柵には3つの重石(一般的なブロックの半分、水の入った大きなペットボトル、一部が破れているけれど土はしっかり入っている土嚢)が付いているので「大丈夫だろう」と思いながらも、「ご近所さんとは上手に付き合わなければいけないから無視できない」という考えも浮かび… トラ柵と重石を簡易トイレの壁の内側へ移動させようと、土嚢を持ち上げたところ… 「ビリッ」という“土嚢の袋がさらに破れる音”が聞こえたのである。

仕方がないので土嚢を移動させることを諦め、「ここに倒しておくだけでは駄目ですかねぇ?」と言いながらトラ柵を寝かせたところ、男性があっさり同意してくれたので、私は急いでバスに戻って乗り場へ移動… 待っていたお爺さん一人を乗せて発車したのだが、右側の歩道上に“見覚えのある服装の人”を発見… そう、さっきの男性である。はぁ~??? ただの通行人だったのかぁ~ まったくぅ… 親切というか何というか…(余計なお世話って言いたいんだろ? ハハハ…)