昼食後の休憩タイム… ある運転士さんが“以前、制服乙女がうるさかったので、「他の乗客に迷惑だ」と思って注意して… しばらくしたら再びうるさくなったので、少し強い口調で注意して… 終点に到着したら、一人のお婆さんから「運転士さんが怖かった」と文句を言われた”という話をした後、“注意しなかったら「なんで注意しないんだ」という苦情が入ることもある”という話になり…
最後は、“乗客もいろいろなので、「こうしておけば大丈夫!」ということは何一つなく… とどのつまり「苦情をもらうか否かは、運が悪いか否か」である”という結論に至ったところで、私が「ま、何でもいいんだわ!」と言ったら、突然、横に座っていた新人運転士さんが「ブッ」と吹き出したので驚いた。私が「えっ!? どうした?」と聞いたら、「今の一言、面白いです」と言ったのである。お、お、面白い???
そういうつもりではなかった私は「いや、真面目な話… どっちにしても苦情をもらうのであれば、その時の自分が納得の行く選択をした方がいいと思わない? 上司からは、結果論でいろいろ言われるだろうけど、サラッと聞き流しつつ“自分はこう考えたんだからいいのだ!”と思えれば、少しは精神的に楽だと思うんだけど…」と答えたのだが、新人運転士さんがどう感じたかは不明…
その後、ある上司が休憩室に入って来て、「あ、松井さんにも…」と言いながら私の前に座ったので、「なんじゃらほい?」と思ったのだが… すぐに、その上司が“今年の昇級試験の受験者リスト”を持っていることに気が付いたので、「あ、今年は受けませんよ。いや、今年もか… もう、ずっと受けませんよ」と言った。すると、「そんなこと言わずに…」と抵抗されるかと思いきや、「本当にいいんですか?」と言われたので、「えぇ、いいんです」と答えた。
私が入社して何年目だったか… 鉄道会社からサヨナラされた後の“昇級モデル”を見た時に、「アラフォーの私は… 給料がグンと上がる前に定年退職を迎えそうだから、昇級なんてどうでもいいや」と思ったのが始まりで… 何年か前に受験資格が与えられた昇級試験も、“受けなきゃいけない雰囲気”だったので仕方なく参加してきたのだが… とうとう昨年は我慢できずに「俺の休日は俺のものだぁ~!」と当日欠席… そして今年は… ちゃんと“許可を得た欠席”になりましたとさ。めでたしめでたし…