終活で発掘された品々

長いはずの９連休も気が付けば７日目…　と言っても実質最終日である。なぜならば、明日と明後日はいつもの週末と同じように“時間が決められているテニス”があるので、気分的には通常モードに戻ってしまうからである。そう、縛られるものが何もない“完全なる解放日”とは大きく異なるのだ。

この連休中は、“自宅のあっちこっちにある段ボール箱の中身の確認と整理、それに伴う部屋の模様替え”などをやっていた。我が家という狭い空間での作業になるので、最初に「アレをココへ移動させるとソレの邪魔になるし…　何を何処へ動かせば効率的なのか？」を考えているだけで時間を食ってしまった。（一種のパズルを解くようなもんだから仕方がないよな）

大きな段ボール箱の中からは、大小様々な箱に入った“何か”がたくさん出てきた。何年か前に整理整頓した時は、その中身をちゃんと確認していなかったと思うので、今回は一つ一つ箱を開けてみた。大きくて重い箱の中身は全て未使用の食器だったのだが…　多分、一度も使うことはないだろう。

小さくて軽い箱の中身も一つ一つ確認…　写真立てが２つ、バスクロック（防水時計？）が２つ…　箱には“ブラック”と書いてある“ブランド名も何もない”正体不明の白いセカンドバッグ…　化粧品会社の賞品と思われるピアノ電話機…　その保証期間として“お受取り年月日から１年間と致します。但し昭和６４年１０月３１日まで”と書いてある。（何年前だ？）

オルゴールは、まだ長野にいた頃だったか…　諏訪湖へ行って散歩して、オルゴール記念館へ行って…　そこで買ったような気がする。誰かと一緒に行ったような気もするし、私一人で行ったような気もするし…　オルゴールの曲名が“Ｍｉｓｓｉｎｇ”というのは私らしくない。やはり、誰かが選んでくれたのだろうか…　思い出せない。私の脳がＶＴＲの再生を拒否しているようだ。

ステンドグラスには“異人館”“神戸”とあったので、「私が買ってきたのか？　神戸なんて行ったっけ！？　あ、あぁ…　長野の友人に紹介された女性（初対面？）と、その友人２人（初対面の男女）の合計４人で行ったんだっけ…　あの時の私は“絶口調”で楽しかったけれど、その後のメールで誤解が生じてそれっきりになっちゃったんだよなぁ～」と思い出した。（好事魔多し、口は災いの元だな！）