バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

世界は二人のため!?

2011年05月22日 19時08分10秒 | バス運転士

あるバス停で数名の乗客が待っていた。その中には自転車に跨った若い男性もいたけれど、彼は若い男女の見送りに来ているだけのようだった。そして、その男女が最初にバスに乗ってきて…

女「ねぇ、いくらぁ~?」、男「200円じゃないのか?」、私「はい、200円です」、女「どうやって払うのぉ~?」、男「現金でいいんじゃないのか?」、私「はい、ココへ入れて下さい」

女性は財布から小銭を出して「カラン、カラァ~ン!」と200円を… 否、110円を入れてくれたのだった。女「いやだぁ~! 110円だってぇ~!」、男「ハハハ…」、女「どうすればいいのぉ~?」、男「それは…」、私「100円を入れれば、10円が戻ってきますから…」

女性は黙って100円を入れて、出てきた10円玉を手にとって… 男性はすんなり200円を入れて… 二人仲良く“車内観覧席”へ向かって歩いて行った… 私は、いつか読んだ漫画の「時の刻みはアンタだけのものじゃない」という台詞を思い出しながらも、実はちょっとだけ羨ましかったりして…


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