『交渉人』
THE NEGOTIATOR(1998年アメリカ)
監督 F・ゲーリー・グレイ
脚本 ジェームズ・デモナコ
ケヴィン・フォックス
出演 サミュエル・L・ジャクソン
ケヴィン・スペイシー
デヴィッド・モース
ロン・リフキン
ポール・ジアマッティ
J・T・ウォルシュ
■ストーリー■
シカゴ警察の東地区の交渉人ダニー・ローマンは、相棒のネイサンから警察の年金基金の横領が起きていることを聞く。しかし、詳細を聞く前にネイサンが殺され、ローマンは殺人と横領の濡れ衣を着せられてしまう。ローマンは内務調査局に人質をとりビルにたてこもるのだった!警察署内部に犯人がいるので信用できる相手として事件に無関係の西地区の交渉人クリス・セイビアンを交渉相手として指名するのだった。セイビアンはみんなが身内のローマンを殺そうとしているかのごとくとる行動に疑問を持つのだった・・
■感想■
警察の交渉人を主人公にしたサスペンスアクション。
エンターテイメントとしては超一流の娯楽作!
今作の宣伝コピーは“IQ180のかけひき”って!イヤがおうにも盛り上がります!!
知的な部分は、本編とはほとんど無関係なオープニングのシーンだけであとは、いつもの単なるハリウッド製アクション映画になっています!!
娯楽作品としては、一切、退屈もしないですし、観ている間は手に汗にぎる一流作品なんですけど、観終わった後は「観た」という記憶しか残らないようなハリウッド映画です!!
こういうアクションだから、別に良いんですけど、“IQ180”はどこへやら??って感じです!!登場人物が多い割りには、誰のこともキャラクターとして深く掘り下げていないので、“犯人は誰でもOK!”って感じです。
これで犯人がサミュエル・L・ジャクソンでした!とかケヴィン・スペイシーでした!とかサミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの2人が共犯で犯人でした!!とかだったら、超ドンデン返しなんですけどね!!
それこそ、“IQ180のかけひき”でしょう!!
TVの映画劇場で、1年半~2年に1回くらい放映しているんですけど、その度についつい観ちゃうんですよね!
それだけ娯楽作品として完成している!ってコトなんでしょうけどね!!
でも、出来たら同じ映画ばかり放映していないで、もっと違う映画を放映して下さい!!今作はDVDになってるんだし。こんなに何度も何度も何度も、TVで放映されたら、DVD買う気無くなっちゃいます。
それにTVの映画劇場で時間枠延長してもカット版ですしね。でもこの映画、TVの映画劇場で放映するには、時間長すぎ!ランニングタイム139分ですからね!!
でも、娯楽作品として、一流の作品です! 70点