『ヘルボーイ』
HELLBOY(2004年アメリカ)
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
原案 ギレルモ・デル・トロ
ピーター・ブリッグス
原作 マイク・ミニョーラ
出演 ロン・パールマン、セルマ・ブレア
ジョン・ハート、ルパート・エヴァンス
■ストーリー■
第2次世界大戦末期、敗戦の色が濃厚になってきたナチスドイツは、トゥーレ協会の殺し屋の将校クロエネンと怪僧ラス・プーチンと起死回生のため魔界の門を開こうとしていた。ナチスの陰謀に気付いたブルーム教授は連合軍のアメリカ軍と現場を急襲!アメリカ軍の活躍により陰謀は阻止されるが、魔界より赤い魔物の子供がこちらの世界に取り残されてしまう。ブルーム教授はこの子供をヘルボーイと名づけ育てることにするのだった。
そして現代、この世の中の超常現象を解決するため、ブルーム教授はヘルボーイ、半漁人エイブとバイロキネシス(発火能力)を制御できない女性超能力者リズのメンバーでBPRDという組織を結成していた。そんな時、怪僧ラス・プーチンは現世に甦り魔界の門を開き、龍神オグドルヤハドを召喚してこの世を破滅させようとしていた!
■ネタバレないですが、B・シンガー監督ファンは読まないで!■
■感想■
このストーリーをみて、まず思うことは「これってマンガかよッ!」って感じですけど、そのものズバリ、原作がアメコミの映画化作品です。
原作者はマイク・ミニョーラ。
ギレルモ・デル・トロがどうしても監督したかった作品とのことで待望の映画化です!。
監督のギレルモ・デル・トロといえばメキシコ出身の鬼才で、今までの監督作をあげると、
変則吸血鬼物『クロノス』(1992年)。
動物パニック系ホラー『ミミック』(1997年)。
サスペンスホラー『デビルズ・バックボーン』(2001年)。
ウェズリー・スナイプスの吸血鬼アクションの2作目『ブレイド2』(2002年)。
ということで、とにかくこういうジャンルにこだわっているエンターテイメント監督です!
そのギレルモ・デル・トロ監督が、アメコミのエンターテイメントを監督するっていうんだから、いやが応でも、期待度は上がろうってもんです!
実は『ブレイド2』もアメコミの映画化だったんで、コミックの映画化は、もうお手の物!もう安心して見てられます!
で、今作のストーリーのメインのヘルボーイとラス・プーチンとの戦いのシーンの他にも、ヘルボーイの片思いを描いたりしたり、やきもち焼いてるシーンを描いたり、イヤな上司に怒ったりするシーンを描いたりして、ヘルボーイが、いかにも人間、人間しているシーンを描いてあります。
ヘルボーイって見た目はかなり怖そうなモンスターですけど、どう見ても感情は人間です!
そんな色んなほのぼするシーンが、息抜きできるように、いくつもありますけど、メインのストーリー展開は、いたってマジメ!けっこうハードな終末系SFしてます!!!
ほのぼのするシーンがあるおかげで、少しほっとできる上に、メインの緊張感のあるストーリーを、より一層、際立たせる感じになってます!あれ、ほめすぎかな??
それでも、ランニングタイム132分はちょっとだけ長すぎですかね??ランニングタイム100分にしろとは言いませんが、120分超えは少し長すぎかも…。もう見せ場!見せ場!の連続ですから!!
ちなみに、日本公開版はディレクターズカット版の132分版ですけど、アメリカ公開版は122分だそうです!
「う~ん、短いバージョンしか観れないよりは、ディレクターズカット版しか観れない方が良いですよね!!」
とも、思うんですけどネ。どうせなら、DVDはディレクターズカット版とアメリカ公開版の両方見れるとかにして欲しかったな。
「DVDを買いもせず、文句言うな!」って怒られそうですけど…。
ランニングタイム132分はちょっと長いかな??と思いつつ一気に楽しく見せてくれます!!本当に面白く、一切退屈しないで見れます!面白いです!こういう映画が好きな人は必見の1本です!
ところで、同じくコミックを映画化するにしても、どうせなら、やっぱり
「どうしてもこのコミック作品を映画化したい!!!」
って思ってる監督に撮らせてあげたいですネ。実際、『ヘルボーイ』だって、ストーリー的には、コミックとかでは良くありがちなストーリーですけど、完成した映画を観たら、メチャクチャ面白いんだから!!こういうエンターテイメントのジャンルは、センスのある監督に作ってもらわないとネ!
監督のオファーが来るまで原作のコミックを知らなかった『X-MEN』(2000年)のブライアン・シンガー監督が良い例です!良い例でなく“悪い例”でした!!
ブライアン・シンガー監督が原作のコミックのファンかどうかっていうことは大した問題じゃなくって、あの作風すべてがコミックの映画化とかには全然向いてないでしょ。
もちろん原作のファンだった方がよりベターですけどネ。
ブライアン・シンガー監督って、コミックを映画化するようなセンスが無いっていうのか、マジメすぎるっていうのか、それとも、ジャンル映画を撮るつもりがないのか、良くは、わからないですけどネ。
ホントにいくらでも面白くなりそうな「X-MEN」を、普通の映画にしちゃってるんですもんネ。
こういうエンターテイメントのファンタスティックなジャンル映画って、監督や脚本家のセンスの差がスゴク出やすいもんね。
『X-MEN』シリーズも、サム・ライミ監督とかギレルモ・デル・トロ監督に撮って欲しかったな。
とにかく、コミックの映画化はギレルモ・デル・トロ監督に任せて大丈夫!って思えるくらいは面白かったです!でも、ギレルモ・デル・トロ監督って自分が撮りたい物しか撮らないんだろうなぁ。75点
HELLBOY(2004年アメリカ)
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
原案 ギレルモ・デル・トロ
ピーター・ブリッグス
原作 マイク・ミニョーラ
出演 ロン・パールマン、セルマ・ブレア
ジョン・ハート、ルパート・エヴァンス
■ストーリー■
第2次世界大戦末期、敗戦の色が濃厚になってきたナチスドイツは、トゥーレ協会の殺し屋の将校クロエネンと怪僧ラス・プーチンと起死回生のため魔界の門を開こうとしていた。ナチスの陰謀に気付いたブルーム教授は連合軍のアメリカ軍と現場を急襲!アメリカ軍の活躍により陰謀は阻止されるが、魔界より赤い魔物の子供がこちらの世界に取り残されてしまう。ブルーム教授はこの子供をヘルボーイと名づけ育てることにするのだった。
そして現代、この世の中の超常現象を解決するため、ブルーム教授はヘルボーイ、半漁人エイブとバイロキネシス(発火能力)を制御できない女性超能力者リズのメンバーでBPRDという組織を結成していた。そんな時、怪僧ラス・プーチンは現世に甦り魔界の門を開き、龍神オグドルヤハドを召喚してこの世を破滅させようとしていた!
■ネタバレないですが、B・シンガー監督ファンは読まないで!■
■感想■
このストーリーをみて、まず思うことは「これってマンガかよッ!」って感じですけど、そのものズバリ、原作がアメコミの映画化作品です。
原作者はマイク・ミニョーラ。
ギレルモ・デル・トロがどうしても監督したかった作品とのことで待望の映画化です!。
監督のギレルモ・デル・トロといえばメキシコ出身の鬼才で、今までの監督作をあげると、
変則吸血鬼物『クロノス』(1992年)。
動物パニック系ホラー『ミミック』(1997年)。
サスペンスホラー『デビルズ・バックボーン』(2001年)。
ウェズリー・スナイプスの吸血鬼アクションの2作目『ブレイド2』(2002年)。
ということで、とにかくこういうジャンルにこだわっているエンターテイメント監督です!
そのギレルモ・デル・トロ監督が、アメコミのエンターテイメントを監督するっていうんだから、いやが応でも、期待度は上がろうってもんです!
実は『ブレイド2』もアメコミの映画化だったんで、コミックの映画化は、もうお手の物!もう安心して見てられます!
で、今作のストーリーのメインのヘルボーイとラス・プーチンとの戦いのシーンの他にも、ヘルボーイの片思いを描いたりしたり、やきもち焼いてるシーンを描いたり、イヤな上司に怒ったりするシーンを描いたりして、ヘルボーイが、いかにも人間、人間しているシーンを描いてあります。
ヘルボーイって見た目はかなり怖そうなモンスターですけど、どう見ても感情は人間です!
そんな色んなほのぼするシーンが、息抜きできるように、いくつもありますけど、メインのストーリー展開は、いたってマジメ!けっこうハードな終末系SFしてます!!!
ほのぼのするシーンがあるおかげで、少しほっとできる上に、メインの緊張感のあるストーリーを、より一層、際立たせる感じになってます!あれ、ほめすぎかな??
それでも、ランニングタイム132分はちょっとだけ長すぎですかね??ランニングタイム100分にしろとは言いませんが、120分超えは少し長すぎかも…。もう見せ場!見せ場!の連続ですから!!
ちなみに、日本公開版はディレクターズカット版の132分版ですけど、アメリカ公開版は122分だそうです!
「う~ん、短いバージョンしか観れないよりは、ディレクターズカット版しか観れない方が良いですよね!!」
とも、思うんですけどネ。どうせなら、DVDはディレクターズカット版とアメリカ公開版の両方見れるとかにして欲しかったな。
「DVDを買いもせず、文句言うな!」って怒られそうですけど…。
ランニングタイム132分はちょっと長いかな??と思いつつ一気に楽しく見せてくれます!!本当に面白く、一切退屈しないで見れます!面白いです!こういう映画が好きな人は必見の1本です!
ところで、同じくコミックを映画化するにしても、どうせなら、やっぱり
「どうしてもこのコミック作品を映画化したい!!!」
って思ってる監督に撮らせてあげたいですネ。実際、『ヘルボーイ』だって、ストーリー的には、コミックとかでは良くありがちなストーリーですけど、完成した映画を観たら、メチャクチャ面白いんだから!!こういうエンターテイメントのジャンルは、センスのある監督に作ってもらわないとネ!
監督のオファーが来るまで原作のコミックを知らなかった『X-MEN』(2000年)のブライアン・シンガー監督が良い例です!良い例でなく“悪い例”でした!!
ブライアン・シンガー監督が原作のコミックのファンかどうかっていうことは大した問題じゃなくって、あの作風すべてがコミックの映画化とかには全然向いてないでしょ。
もちろん原作のファンだった方がよりベターですけどネ。
ブライアン・シンガー監督って、コミックを映画化するようなセンスが無いっていうのか、マジメすぎるっていうのか、それとも、ジャンル映画を撮るつもりがないのか、良くは、わからないですけどネ。
ホントにいくらでも面白くなりそうな「X-MEN」を、普通の映画にしちゃってるんですもんネ。
こういうエンターテイメントのファンタスティックなジャンル映画って、監督や脚本家のセンスの差がスゴク出やすいもんね。
『X-MEN』シリーズも、サム・ライミ監督とかギレルモ・デル・トロ監督に撮って欲しかったな。
とにかく、コミックの映画化はギレルモ・デル・トロ監督に任せて大丈夫!って思えるくらいは面白かったです!でも、ギレルモ・デル・トロ監督って自分が撮りたい物しか撮らないんだろうなぁ。75点
ヘルボーイ [DVD] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
ヘルボーイ ゴールデン・アーミー リミテッド・バージョン [DVD] UPJ/ジェネオン エンタテインメント このアイテムの詳細を見る |