『パープルストーム』
PURPLE STORM紫雨風暴(1999年香港)
監督 テディ・チャン
脚本 ジョージョー・ホイ
クラレンス・イップ
オーブリー・サム
出演 ダニエル・ウー、エミール・チョウ
カム・コクリョン、ジョアン・チェン
パトリック・タム
■ストーリー■
1998年6月23日の晩、香港海上で貨物船がテロリストに襲われた。テロリストは化学兵器「リシンX」を強奪する。テロリストのトッドは銃撃戦の中、頭部を強くうち対テロ部隊ATFに身柄を拘束されるのだった。
トッドは、テロリストソンの息子だった。ソンとは元クメールルージュで、政権崩壊後はアメリカでテロ活動、PLOの地下組織で軍事訓練を受けたあと1990年6月パナマの米軍基地を爆破、1993年6月米議会で毒物混入、1996年3月トルコ航空機を空中爆破、すべての事件を先導した国際的テロリストなのだ。
記憶喪失になったトッドに対し、ATFは、精神科医のシャーリーを使い無意識の記憶に「トッドは潜入捜査官でソンの組織に潜入していた」という偽りの記憶を植え付けるのだった。
いづれ、トッドを取戻そうとソンが動いた時に、時限爆弾とするための策略だった。対テロ部隊はトッドがもっていたディスクから、化学兵器リシンXが使われるであろうことを知るのだった。
そんなとき、ソンの組織は、ATFの想像通りトッドを奪い返しに来るのだった。激しい銃撃戦を経て、潜入捜査官の記憶と本来の記憶が交差する中、トッドは徐々に自分の記憶を取り戻していくのだった。
■感想■
香港のアカデミー賞の香港電影金像賞で5部門を受賞したハードアクション映画。
【第19回香港電影金像賞】では、撮影賞受賞、編集賞受賞、衣装&メイク賞受賞、音響効果賞受賞、アクション賞受賞しました!
また、台湾でも【第36回台湾金馬奨】では撮影賞受賞、アクション指導賞受賞、音響効果賞受賞、オリジナル作曲賞受賞という賞取りまくりの超ハードアクションです。
いや~、最初から最後まで、まさにアクション!アクション!アクション!
アクションが詰まってます。だけど、ただでさえアクションがハードな香港映画なのに、今作のランニングタイムは113分とちょっと長めになっていますので、超おなか一杯状態になっちゃいます!
あまりにも、アクションシーンがありすぎて、どっと疲れました。
ホッと一息つくところもない、アクション映画!さすが香港映画!!
今作を、料理で例えるなら、まるで、朝食に、200gのステーキ10枚みたいな感じ。
少ししつこいです。
食べきれません。
今作の変化球は、主人公のキャラクター設定が、記憶喪失のテロリストというところです。アクション映画だったら、普通、主人公はATFの隊員とかマー隊長とかなんでしょうけど、もうアクション映画で普通のコトはやりつくしたと言わんばかりに、テロリストを主人公にしています。
でも、それでは、観客が感情移入できないので、記憶喪失になって、ATFに使われるという設定にしてあります!
しかし、元々はテロリストの主人公ですから、後から植え付けられたニセの記憶のことを思い出して、いつテロリスト側に戻るかハラハラ!ドキドキ!
悪人のソンも、かなりインパクト強いです!映画とはいえ、すごく怖いキャラクターです。このソンは、まるで『アサインメント』(1997年)のジャッカルみたいですもんね。
元々の設定が怖い上に、この映画の中だけでも、TV局は爆破するわ、トッドを取戻すためだけの理由で平気でビル爆破するわ、街中でも平気で銃撃戦始めちゃいます。
このソンを倒すためには、こうなったらゴルゴ13雇うしかないでしょ。
ハリウッド製のアクション映画に飽きた人には、ぜひ観て欲しいです!!
香港映画のハードアクションをしっかり堪能できます。
ただでさえ、アクション映画が得意な香港映画ですけど、その中でも、特にハードなので、アクション映画ファンは、大々満足なはず!アクション映画ファン必見!! 80点
PURPLE STORM紫雨風暴(1999年香港)
監督 テディ・チャン
脚本 ジョージョー・ホイ
クラレンス・イップ
オーブリー・サム
出演 ダニエル・ウー、エミール・チョウ
カム・コクリョン、ジョアン・チェン
パトリック・タム
■ストーリー■
1998年6月23日の晩、香港海上で貨物船がテロリストに襲われた。テロリストは化学兵器「リシンX」を強奪する。テロリストのトッドは銃撃戦の中、頭部を強くうち対テロ部隊ATFに身柄を拘束されるのだった。
トッドは、テロリストソンの息子だった。ソンとは元クメールルージュで、政権崩壊後はアメリカでテロ活動、PLOの地下組織で軍事訓練を受けたあと1990年6月パナマの米軍基地を爆破、1993年6月米議会で毒物混入、1996年3月トルコ航空機を空中爆破、すべての事件を先導した国際的テロリストなのだ。
記憶喪失になったトッドに対し、ATFは、精神科医のシャーリーを使い無意識の記憶に「トッドは潜入捜査官でソンの組織に潜入していた」という偽りの記憶を植え付けるのだった。
いづれ、トッドを取戻そうとソンが動いた時に、時限爆弾とするための策略だった。対テロ部隊はトッドがもっていたディスクから、化学兵器リシンXが使われるであろうことを知るのだった。
そんなとき、ソンの組織は、ATFの想像通りトッドを奪い返しに来るのだった。激しい銃撃戦を経て、潜入捜査官の記憶と本来の記憶が交差する中、トッドは徐々に自分の記憶を取り戻していくのだった。
■感想■
香港のアカデミー賞の香港電影金像賞で5部門を受賞したハードアクション映画。
【第19回香港電影金像賞】では、撮影賞受賞、編集賞受賞、衣装&メイク賞受賞、音響効果賞受賞、アクション賞受賞しました!
また、台湾でも【第36回台湾金馬奨】では撮影賞受賞、アクション指導賞受賞、音響効果賞受賞、オリジナル作曲賞受賞という賞取りまくりの超ハードアクションです。
いや~、最初から最後まで、まさにアクション!アクション!アクション!
アクションが詰まってます。だけど、ただでさえアクションがハードな香港映画なのに、今作のランニングタイムは113分とちょっと長めになっていますので、超おなか一杯状態になっちゃいます!
あまりにも、アクションシーンがありすぎて、どっと疲れました。
ホッと一息つくところもない、アクション映画!さすが香港映画!!
今作を、料理で例えるなら、まるで、朝食に、200gのステーキ10枚みたいな感じ。
少ししつこいです。
食べきれません。
今作の変化球は、主人公のキャラクター設定が、記憶喪失のテロリストというところです。アクション映画だったら、普通、主人公はATFの隊員とかマー隊長とかなんでしょうけど、もうアクション映画で普通のコトはやりつくしたと言わんばかりに、テロリストを主人公にしています。
でも、それでは、観客が感情移入できないので、記憶喪失になって、ATFに使われるという設定にしてあります!
しかし、元々はテロリストの主人公ですから、後から植え付けられたニセの記憶のことを思い出して、いつテロリスト側に戻るかハラハラ!ドキドキ!
悪人のソンも、かなりインパクト強いです!映画とはいえ、すごく怖いキャラクターです。このソンは、まるで『アサインメント』(1997年)のジャッカルみたいですもんね。
元々の設定が怖い上に、この映画の中だけでも、TV局は爆破するわ、トッドを取戻すためだけの理由で平気でビル爆破するわ、街中でも平気で銃撃戦始めちゃいます。
このソンを倒すためには、こうなったらゴルゴ13雇うしかないでしょ。
ハリウッド製のアクション映画に飽きた人には、ぜひ観て欲しいです!!
香港映画のハードアクションをしっかり堪能できます。
ただでさえ、アクション映画が得意な香港映画ですけど、その中でも、特にハードなので、アクション映画ファンは、大々満足なはず!アクション映画ファン必見!! 80点
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