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『マルセイユ・ヴァイス』コメディ色は要らない。

2005-06-23 22:23:49 | アクション
マルセイユ・ヴァイス
Gomez & Tavarès (2003年フランス)
 監督    ジル・パケ=ブレネル
 脚本    ルノー・バンダヴィ
        ジル・バケ=ブランネール
 出演    ティトフ、ストーミー・バクジー
        ジャン・ヤンヌ、エロディ・ナバール

 ■ストーリー■ 
 マルセイユでスーパー刑事と評判のマックスは、悪党から金を巻き上げる悪徳刑事。しかし、パリからやってきた正義感の強い堅物刑事カルロスとコンビを組むことになる。オチャラケ悪徳刑事と堅物刑事のコンビが組む最初の事件は自殺に見せかけて殺された組織の会計係の事件だった。

 ■感想■
 フランス映画らしくライトコメディ調なアクション映画です。
 フランス映画なんで警察も相変わらずロクなやつがいません。
 誰もかれもイヤなやつで感情移入できない!
 それでもストーリーが面白ければいいんだけど、ハリウッドでも作れるような、良くありがちな単なるアクションコメディですもんね。
 笑えないって意味では、この空回りな感じがフランス映画風って気もしますけど。

 フランス人って『TAXi』(1997年)とか『WASABI』(2001年)とか、全然笑えない、くだらないアクション系コメディ(コメディ系アクション)が好きなんですよね。『TAXi』、『WASABI』2作ともベッソンからみでした。
 
 もうコメディ映画を作るつもりなら、コメディ映画として真正面から作って!
 クロード・ジディ監督の『おかしなおかしな高校教師』(1974年)、『冒険喜劇大出世』(1975年)みたいな、頭をカラッポにしてゲラゲラ笑えるようなアホらしい作品が観たいです!
 『おかしなおかしな高校教師』、『冒険喜劇大出世』の2作とも、TVの映画劇場で放映された吹替え音源の日本語吹替えつきでDVD化して!
 フランスのコメディセンスはそんなにキライじゃないんだけどね。ただ、笑いのツボがフランス人って、変わっているんですよね。アメリカのコメディ俳優、ジェリー・ルイスを評価してたのもフランス人でしたもんね。
 今作でも、フランス人らしい「笑い」を入れたのが悪い方向で出ちゃったかな。
 
 それに、ランニングタイム109分は長い!長い!長い!長すぎ!30分カットして!
 組織の殺し屋の闇プロレスシーンとか要らないでしょ。
 もう少しテンポ良くして。
 大体、コメディって面白ければいいんだけど、笑えないと、逆につらいんですよね。
 だから、コメディは日本未公開になりがちなんですけどね。
 それでも、観れないよりは良いんですけどね。
 でも、今作を観て「フランス映画って大したことないね!笑えないし!」なんて感じる人がいるかもしれないと思うと少し悲しいかも!! 20

マルセイユ・ヴァイス [DVD]
ルノー・バンダヴィ
日活
コメント
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