『ヴィレッジ』
THE VILLAGE(2004年アメリカ)
監督 M・ナイト・シャラマン
脚本 M・ナイト・シャラマン
出演 ホアキン・フェニックス、ブライス・ダラス・ハワード
ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーバー、エイドリアン・ブロディ
ブレンダン・グリーソン、チェリー・ジョーンズ、セリア・ウェストン
■ストーリー■
1897年、深い森に隔たれ町と隔絶された村には厳しい掟があった。赤い色は不吉なのでダメ、村と町を隔てている森に入ってはダメなどである。森には怪物がいて村には、入ってこないが、掟を破ると怪物が村までやってくるのだ!お互いに境界線を守り平和に暮していた。しかし、そんなある日、眼の不自由な少女アイビーの婚約者ルシアスが、友人ノアに襲われ重症を負ってしまう。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
M・ナイト・シャマラン監督お得意の「ビックリ」してちょうだい!系のサスペンス映画です。
M・ナイト・シャマラン監督は、サスペンスじゃダメと思ったのか、一応ラブストーリー風味になってます。
出演者は、『サイン』(2002年)で、M・ナイト・シャマラン監督作に出演したホアキン・フェニックスを始め、ロン・ハワード監督の娘ブライス・ダラス・ハワード、ウィリアム・ハート、シガニー・ハワード、エイドリアン・ブロディと超豪華な出演者たち!
演出もていねいで、それなりに楽しめるサスペンス作品です!!
本作以外に、ロジャー・コーマン監督の、ある作品のネタバレあり!
冒頭のシーンの墓石の日付が1890-1897年とかミスディレクションもありますけど、あまり目立ちません。ミスディレクションが弱すぎです!!厳しい戒律のある村から、怪物がいるから出てはいけないっていう設定だけでも、ある作品を思いだしちゃいます。
今作は映画本編より、映画の存在そのもの方が面白い作品です!!
まずは、マーガレット・ピーターソン・ハディックスの児童書“RUNNNING OUT OF TIME”の盗作騒ぎ!
盗作って言っても“RUNNNING OUT OF TIME”がどんな話かわからないけど、もともと今作は、
“ロジャー・コーマンの超低予算SF映画『恐怖の獣人』(1958年)と同じ系のネタッ!!!!!!!”
って映画ファンの多くが思ったはず!!
『恐怖の獣人』が1958年の作品なんだから、もうすでにクラシック作品ということで勝手にアイデアを借用しちゃって良いと思っちゃったのか、とにかくアイデア盗みまくり!!
それでも、46年後に製作された今作の方が面白ければ良いんですけど、『恐怖の獣人』の方がサプライズ度、ビックリ度、衝撃度も高いんだから、どうしようも無い!!
『恐怖の獣人』は、ランニングタイム65分です!65分!まぁ、1958年の作品だから、もともと、映画のランニングタイムが短いんだと思うんですけど、今作は同じネタでランニングタイム108分は引っ張りすぎ!!
ロッド・サーリングのTVシリーズ「ミステリーゾーン」の1エピソードでも、もうちょっとひねった面白い作品になっているはず!!
劇場用映画でこの使い古されたネタを使っちゃうなって、絶対にダメ!ダメ!
ドラマに目新しさもないし、シャマラン映画って“ネタ”が勝負の映画が多いのに、今作なんて、本当にネタで驚かせるだけの作品なんだから!!
でも、M・ナイト・シャマラン監督も、なんで『恐怖の獣人』なんでしょう??
死者が見える少年の物語『シックスセンス』(1999年)、大事故から1人だけ生き残った男の物語『アンブレイカブル』(2000年)、ミステリーサークルを描く『サイン』ってシャマラン監督ってB級映画が大好きでしょ。
でも、でも、なんでシャマラン監督って、こんな大作が作れるんでしょう?
メジャー会社から好かれていますよね!!どこかで見たことあるようなデジャヴュ感たっぷりの映画しか作れないM・ナイト・シャマラン監督より、あくまでもホラー映画っていうジャンルにこだわってるジョン・カーペンター監督の方が断然立派だと思うんですけどね。ジョン・カーペンター監督の作品って観る人が決まってるから、映画会社にしてみたら、ヒットしそうなM・ナイト・シャマラン監督に新作にOKしちゃうんでしょうね。
でも、映画ファンから言わせてもらうと10年、20年たっても、もう1回見直そうって思うのはどういう作品か!ってコトじゃないでしょうか??
M・ナイト・シャマラン監督の映画って1度観たら、何か理由が無い限りもう1回観直そうって気が起きない度が高そうな気がするんですけどね。
特に今作『ヴィレッジ』は、何度も何度も何度も観直そうとは思わない作品だと思うんですけどね。
とにかく、今作について言えば、もう1ヒネリ、2ヒネリ、3ヒネリ欲しかったです!!
『恐怖の獣人』を素直にリメイクすれば良かったのにッ!!
それこそ、『恐怖の獣人』はクラシックな作品なんだから、リメイクしても全然おかしく無かったのに!!
今作は、オリジナル度が低すぎ!!
ところで、今作の疑問点をいくつか!
村の人ってどうやって自給自足できてるの?家を作る資材とか、ペンキとか、それこそ薬とかどうしてるんでしょう??
とにかく、今作は、志が低すぎです!!盗作って言われても文句言えないです!!
マイナス30点
THE VILLAGE(2004年アメリカ)
監督 M・ナイト・シャラマン
脚本 M・ナイト・シャラマン
出演 ホアキン・フェニックス、ブライス・ダラス・ハワード
ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーバー、エイドリアン・ブロディ
ブレンダン・グリーソン、チェリー・ジョーンズ、セリア・ウェストン
■ストーリー■
1897年、深い森に隔たれ町と隔絶された村には厳しい掟があった。赤い色は不吉なのでダメ、村と町を隔てている森に入ってはダメなどである。森には怪物がいて村には、入ってこないが、掟を破ると怪物が村までやってくるのだ!お互いに境界線を守り平和に暮していた。しかし、そんなある日、眼の不自由な少女アイビーの婚約者ルシアスが、友人ノアに襲われ重症を負ってしまう。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
M・ナイト・シャマラン監督お得意の「ビックリ」してちょうだい!系のサスペンス映画です。
M・ナイト・シャマラン監督は、サスペンスじゃダメと思ったのか、一応ラブストーリー風味になってます。
出演者は、『サイン』(2002年)で、M・ナイト・シャマラン監督作に出演したホアキン・フェニックスを始め、ロン・ハワード監督の娘ブライス・ダラス・ハワード、ウィリアム・ハート、シガニー・ハワード、エイドリアン・ブロディと超豪華な出演者たち!
演出もていねいで、それなりに楽しめるサスペンス作品です!!
本作以外に、ロジャー・コーマン監督の、ある作品のネタバレあり!
冒頭のシーンの墓石の日付が1890-1897年とかミスディレクションもありますけど、あまり目立ちません。ミスディレクションが弱すぎです!!厳しい戒律のある村から、怪物がいるから出てはいけないっていう設定だけでも、ある作品を思いだしちゃいます。
今作は映画本編より、映画の存在そのもの方が面白い作品です!!
まずは、マーガレット・ピーターソン・ハディックスの児童書“RUNNNING OUT OF TIME”の盗作騒ぎ!
盗作って言っても“RUNNNING OUT OF TIME”がどんな話かわからないけど、もともと今作は、
“ロジャー・コーマンの超低予算SF映画『恐怖の獣人』(1958年)と同じ系のネタッ!!!!!!!”
って映画ファンの多くが思ったはず!!
『恐怖の獣人』が1958年の作品なんだから、もうすでにクラシック作品ということで勝手にアイデアを借用しちゃって良いと思っちゃったのか、とにかくアイデア盗みまくり!!
それでも、46年後に製作された今作の方が面白ければ良いんですけど、『恐怖の獣人』の方がサプライズ度、ビックリ度、衝撃度も高いんだから、どうしようも無い!!
『恐怖の獣人』は、ランニングタイム65分です!65分!まぁ、1958年の作品だから、もともと、映画のランニングタイムが短いんだと思うんですけど、今作は同じネタでランニングタイム108分は引っ張りすぎ!!
ロッド・サーリングのTVシリーズ「ミステリーゾーン」の1エピソードでも、もうちょっとひねった面白い作品になっているはず!!
劇場用映画でこの使い古されたネタを使っちゃうなって、絶対にダメ!ダメ!
ドラマに目新しさもないし、シャマラン映画って“ネタ”が勝負の映画が多いのに、今作なんて、本当にネタで驚かせるだけの作品なんだから!!
でも、M・ナイト・シャマラン監督も、なんで『恐怖の獣人』なんでしょう??
死者が見える少年の物語『シックスセンス』(1999年)、大事故から1人だけ生き残った男の物語『アンブレイカブル』(2000年)、ミステリーサークルを描く『サイン』ってシャマラン監督ってB級映画が大好きでしょ。
でも、でも、なんでシャマラン監督って、こんな大作が作れるんでしょう?
メジャー会社から好かれていますよね!!どこかで見たことあるようなデジャヴュ感たっぷりの映画しか作れないM・ナイト・シャマラン監督より、あくまでもホラー映画っていうジャンルにこだわってるジョン・カーペンター監督の方が断然立派だと思うんですけどね。ジョン・カーペンター監督の作品って観る人が決まってるから、映画会社にしてみたら、ヒットしそうなM・ナイト・シャマラン監督に新作にOKしちゃうんでしょうね。
でも、映画ファンから言わせてもらうと10年、20年たっても、もう1回見直そうって思うのはどういう作品か!ってコトじゃないでしょうか??
M・ナイト・シャマラン監督の映画って1度観たら、何か理由が無い限りもう1回観直そうって気が起きない度が高そうな気がするんですけどね。
特に今作『ヴィレッジ』は、何度も何度も何度も観直そうとは思わない作品だと思うんですけどね。
とにかく、今作について言えば、もう1ヒネリ、2ヒネリ、3ヒネリ欲しかったです!!
『恐怖の獣人』を素直にリメイクすれば良かったのにッ!!
それこそ、『恐怖の獣人』はクラシックな作品なんだから、リメイクしても全然おかしく無かったのに!!
今作は、オリジナル度が低すぎ!!
ところで、今作の疑問点をいくつか!
村の人ってどうやって自給自足できてるの?家を作る資材とか、ペンキとか、それこそ薬とかどうしてるんでしょう??
とにかく、今作は、志が低すぎです!!盗作って言われても文句言えないです!!
マイナス30点
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