『シックスパック』
SIX-PACK(2000年フランス)
監督 アラン・ベルベリアン
脚本 アラン・ベルベリアン
原作 ジャン=ユーグ・オペル
出演 リシャール・アンコニナ、フレデリック・ディーファンタル
キアラ・マストロヤンニ、ジョナサン・ファース
フランシス・ベルレアンド
■ストーリー■
フランスのパリで、1年半の間にシリアルキラーによる犯行と思われる事件で5人の女性が殺されるのだった。
今までのフランスでの犯罪とは違い、動機が見当たらないことから、殺す事自体が目的の快楽殺人犯の仕業と思われるのだった。主任刑事ナタンはシリアルキラーの行動を探るため、連続殺人鬼の本場アメリカのシカゴの刑務所まで行き、今現在捕われている有名なシリアルキラーと面談するのだった。帰国後、ナタンと相棒ソールは被害者を調査した結果、被害者が全員アメリカ旅行をしたことがあるか、これからしようとしていたかのどちらかの共通点があることを知るのだった。そんな時、上層部からこの事件から手を引くよう圧力がかかってくるのだった。
■感想■
フランス製のスリラー映画です!
とにかく、今作の1番の感想は、
「フランスには、怨恨とかの動機のない快楽殺人犯のシリアルキラーがいないの??」
ということ。
映画の中では「アメリカは殺人鬼まで輸出しやがって」っていうようなセリフもあります。
だから「犯人はきっとアメリカ人だぞ!」って、そんなバカな!!←でも、その通りでした!!
そんなバカな!!
いくらなんでもアメリカをバカにしすぎ!
犯行のとき、犯人が顔を出すので、観客には犯人がわかっているので、今作は、犯人当てでなく、ストーリーやサスペンスで盛り上げる作品になっています!
でも、今作は、ストーリー重視どころか、ツッコミ系映画になっています!!
主人公は、肝心なときにケータイ電話を持たずに車から離れちゃいます!
また、囮捜査中の女性警官マリーヌはボウリングに夢中になって盗聴器はずしちゃいます。
カバンは置引きにあうし。
現実的には、こんなことってあるんだろうけど、映画的にはツッコミ所になってます。
主人公なんだから!
こういう作品としては珍しく、犯人が警官に職務質問されたあと、犯人が、突然、警官2人とも惨殺したシーンには、けっこうショック受けました。でも、面白かったのは、そのシーンだけっていう話も。
ストーリーも、ちょっと説得力に欠けてるかも。
いくら自国の外交を有利に運ぶためとはいえ、警官が殺されてるのに、圧力かけて捜査を途中で打ち切ったりしないでしょ!!
いくらなんでも。圧力をかけて捜査を中止したことがマスコミにばれた方が、大騒ぎになっちゃうでしょ。
女性を狙ったシリアルキラーの連続殺人事件も大事件だけど、警察官がパトロール中に2人とも殺されちゃうのもハッキリ言って大事件です!!!
被害者たちの共通点って、もっと早く分かるでしょ。いくら何でも、警察の捜査力をバカにしていますよね!
ところで、マリーヌが囮になって2ヶ月半で孤独から少しノイローゼ気味になる描写があるのに、余りにもサラリと描かれてるのでもったいないです!!
そのノイローゼシーンを延々と描かれても困りますけど。
また、主人公のナタンがなぜ、連続殺人鬼の捜査に、こんなに執着を持つのかが、しっかりと描かれてないので、アメリカのシカゴの刑務所まで行っちゃうのかが不明です。
このシーンは『羊たちの沈黙』(1990年)のレクター博士のパクリかと思って、ニタニタしちゃいました。
「フランス映画よ、お前もか!」
って感じ。
シカゴで捕らえられている連続殺人犯の名前がダディハリーって何??アメリカ映画をバカにしてるのかな??(多分してるんでしょう)
でも、良かった。サンフランシスコの殺人課の刑事で、犯人を殺しまくって逮捕されたハリーとかいう設定じゃなくて。
主人公ナタンに『チャオ・パンタン』(1983年)、『ソフィー・マルソーの刑事物語』(1984年)、『一匹の狼ロンサム・コップ』(1986年)、『ギャングスター』(2002年)のリシャール・アンコニナ。
相棒ソールに『TAXi』シリーズや『ルーブルの怪人』(2001年)、『迷宮の女』(2003年)のフレデリック・ディーファンタル。
ヒロイン役の女性警官マリーヌ役はカトリーヌ・ドヌーブとマルチェロ・マストロヤンニの娘のキアラ・マストロヤンニ。
サスペンス映画の雰囲気としては十分です。 65点
SIX-PACK(2000年フランス)
監督 アラン・ベルベリアン
脚本 アラン・ベルベリアン
原作 ジャン=ユーグ・オペル
出演 リシャール・アンコニナ、フレデリック・ディーファンタル
キアラ・マストロヤンニ、ジョナサン・ファース
フランシス・ベルレアンド
■ストーリー■
フランスのパリで、1年半の間にシリアルキラーによる犯行と思われる事件で5人の女性が殺されるのだった。
今までのフランスでの犯罪とは違い、動機が見当たらないことから、殺す事自体が目的の快楽殺人犯の仕業と思われるのだった。主任刑事ナタンはシリアルキラーの行動を探るため、連続殺人鬼の本場アメリカのシカゴの刑務所まで行き、今現在捕われている有名なシリアルキラーと面談するのだった。帰国後、ナタンと相棒ソールは被害者を調査した結果、被害者が全員アメリカ旅行をしたことがあるか、これからしようとしていたかのどちらかの共通点があることを知るのだった。そんな時、上層部からこの事件から手を引くよう圧力がかかってくるのだった。
■感想■
フランス製のスリラー映画です!
とにかく、今作の1番の感想は、
「フランスには、怨恨とかの動機のない快楽殺人犯のシリアルキラーがいないの??」
ということ。
映画の中では「アメリカは殺人鬼まで輸出しやがって」っていうようなセリフもあります。
だから「犯人はきっとアメリカ人だぞ!」って、そんなバカな!!←でも、その通りでした!!
そんなバカな!!
いくらなんでもアメリカをバカにしすぎ!
犯行のとき、犯人が顔を出すので、観客には犯人がわかっているので、今作は、犯人当てでなく、ストーリーやサスペンスで盛り上げる作品になっています!
でも、今作は、ストーリー重視どころか、ツッコミ系映画になっています!!
主人公は、肝心なときにケータイ電話を持たずに車から離れちゃいます!
また、囮捜査中の女性警官マリーヌはボウリングに夢中になって盗聴器はずしちゃいます。
カバンは置引きにあうし。
現実的には、こんなことってあるんだろうけど、映画的にはツッコミ所になってます。
主人公なんだから!
こういう作品としては珍しく、犯人が警官に職務質問されたあと、犯人が、突然、警官2人とも惨殺したシーンには、けっこうショック受けました。でも、面白かったのは、そのシーンだけっていう話も。
ストーリーも、ちょっと説得力に欠けてるかも。
いくら自国の外交を有利に運ぶためとはいえ、警官が殺されてるのに、圧力かけて捜査を途中で打ち切ったりしないでしょ!!
いくらなんでも。圧力をかけて捜査を中止したことがマスコミにばれた方が、大騒ぎになっちゃうでしょ。
女性を狙ったシリアルキラーの連続殺人事件も大事件だけど、警察官がパトロール中に2人とも殺されちゃうのもハッキリ言って大事件です!!!
被害者たちの共通点って、もっと早く分かるでしょ。いくら何でも、警察の捜査力をバカにしていますよね!
ところで、マリーヌが囮になって2ヶ月半で孤独から少しノイローゼ気味になる描写があるのに、余りにもサラリと描かれてるのでもったいないです!!
そのノイローゼシーンを延々と描かれても困りますけど。
また、主人公のナタンがなぜ、連続殺人鬼の捜査に、こんなに執着を持つのかが、しっかりと描かれてないので、アメリカのシカゴの刑務所まで行っちゃうのかが不明です。
このシーンは『羊たちの沈黙』(1990年)のレクター博士のパクリかと思って、ニタニタしちゃいました。
「フランス映画よ、お前もか!」
って感じ。
シカゴで捕らえられている連続殺人犯の名前がダディハリーって何??アメリカ映画をバカにしてるのかな??(多分してるんでしょう)
でも、良かった。サンフランシスコの殺人課の刑事で、犯人を殺しまくって逮捕されたハリーとかいう設定じゃなくて。
主人公ナタンに『チャオ・パンタン』(1983年)、『ソフィー・マルソーの刑事物語』(1984年)、『一匹の狼ロンサム・コップ』(1986年)、『ギャングスター』(2002年)のリシャール・アンコニナ。
相棒ソールに『TAXi』シリーズや『ルーブルの怪人』(2001年)、『迷宮の女』(2003年)のフレデリック・ディーファンタル。
ヒロイン役の女性警官マリーヌ役はカトリーヌ・ドヌーブとマルチェロ・マストロヤンニの娘のキアラ・マストロヤンニ。
サスペンス映画の雰囲気としては十分です。 65点
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