『ボーン・ダディ』
BONE DADDY(1998年カナダ、アメリカ)
監督 マリオ・アゾパルディ
脚本 トム・スゾロッシ
出演 ルトガー・ハウアー、バーバラ・ウィリアムズ
R・H・トムソン
■ストーリー■
元シカゴ検視局長ウィリアム・パーマーは局長を退職後、ミステリー作家に転向した。最新作「ボーンダディ」は、現実の未解決のボーンダディ事件をネタに書き上げたものだった。ボーンダディ事件とは手当たり次第に殺人を犯して被害者の骨を送りつけるシリアルキラーの事件の名前だった。
しかし、出版記念のキャンペーン中にエージェントのロッキーと連絡が取れなくなりホテルの部屋に行くとベッドの上には、中指の骨が置かれていた。また、ウィリアムの息子ピートの検視局の副局長就任の昇進パーティの会場のプレゼントの中には足の骨が!
小説「ボーンダディ」の中では犯人が逮捕されたことで、現実の犯人が挑発されたと感じて、ビルに挑戦してきたのだ。ウィリアムは、女性刑事シャロン・ヒューレットとコンビを組み捜査にあたるのだった。かつての容疑者の中にはビルの元部下のフランツ博士が含まれていた。果たして今回の事件はボーンダディの犯行なのか???
■感想■
ルトガー・ハウアー主演のサスペンス映画。
いかにもスリラー小説向きなストーリーの映画です!
小説向きでは、あっても、映画的に見ると、地味!地味!地味!の作品に。
大体、今作も、容疑者として、怪しい人物が少なすぎです!
ストーリーも、盛り上がらないので、誰が犯人でも良いって感じです!
最近のアメリカ映画は、盛り上がらないサスペンス映画が多いですよね。
サプライズエンディングとか犯人当てが、メインじゃないから、雰囲気だけを楽しめってコトなんでしょうか??
ジャンル的にいうと、これは『羊たちの沈黙』(1990年)以降、一大ジャンルになったサイコスリラーですね。でも、『羊たちの沈黙』は襲われるのが、ジョディ・フォスターですけど、こっちはルトガー・ハウアーですもんね。
ルトガー・ハウアーだから、歳をとっても、どう見てもタフな感じがしちゃいますもんね。『羊たちの沈黙』とは、受ける印象が違いすぎ!
ルトガー・ハウアー演じる主人公のビルって、仕事が出来て、周りから“フランケンシュタイン博士”とか呼ばれているくらいなんで、仕事ではやり手だったらしいですけど、警察からも嫌われてるし、息子ともうまくいってないとかって、ストーリーにあんまり関係無いところでキャラクター的に妙に掘り下げられてて、これもいかにも小説的です。
やっぱりこういう作品の場合、多少なりとも犯人当ての要素がないと盛り上がりに欠けるかもしれないですね。
そうでなければ、後は殺しのシーンが凝ってて、観てて怖いシーンが多いとかだったら盛り上がるんでしょうけどね。
今作はサイコ系スリラー作品としては、ごくごく普通な感じでしょうか?? 40点
BONE DADDY(1998年カナダ、アメリカ)
監督 マリオ・アゾパルディ
脚本 トム・スゾロッシ
出演 ルトガー・ハウアー、バーバラ・ウィリアムズ
R・H・トムソン
■ストーリー■
元シカゴ検視局長ウィリアム・パーマーは局長を退職後、ミステリー作家に転向した。最新作「ボーンダディ」は、現実の未解決のボーンダディ事件をネタに書き上げたものだった。ボーンダディ事件とは手当たり次第に殺人を犯して被害者の骨を送りつけるシリアルキラーの事件の名前だった。
しかし、出版記念のキャンペーン中にエージェントのロッキーと連絡が取れなくなりホテルの部屋に行くとベッドの上には、中指の骨が置かれていた。また、ウィリアムの息子ピートの検視局の副局長就任の昇進パーティの会場のプレゼントの中には足の骨が!
小説「ボーンダディ」の中では犯人が逮捕されたことで、現実の犯人が挑発されたと感じて、ビルに挑戦してきたのだ。ウィリアムは、女性刑事シャロン・ヒューレットとコンビを組み捜査にあたるのだった。かつての容疑者の中にはビルの元部下のフランツ博士が含まれていた。果たして今回の事件はボーンダディの犯行なのか???
■感想■
ルトガー・ハウアー主演のサスペンス映画。
いかにもスリラー小説向きなストーリーの映画です!
小説向きでは、あっても、映画的に見ると、地味!地味!地味!の作品に。
大体、今作も、容疑者として、怪しい人物が少なすぎです!
ストーリーも、盛り上がらないので、誰が犯人でも良いって感じです!
最近のアメリカ映画は、盛り上がらないサスペンス映画が多いですよね。
サプライズエンディングとか犯人当てが、メインじゃないから、雰囲気だけを楽しめってコトなんでしょうか??
ジャンル的にいうと、これは『羊たちの沈黙』(1990年)以降、一大ジャンルになったサイコスリラーですね。でも、『羊たちの沈黙』は襲われるのが、ジョディ・フォスターですけど、こっちはルトガー・ハウアーですもんね。
ルトガー・ハウアーだから、歳をとっても、どう見てもタフな感じがしちゃいますもんね。『羊たちの沈黙』とは、受ける印象が違いすぎ!
ルトガー・ハウアー演じる主人公のビルって、仕事が出来て、周りから“フランケンシュタイン博士”とか呼ばれているくらいなんで、仕事ではやり手だったらしいですけど、警察からも嫌われてるし、息子ともうまくいってないとかって、ストーリーにあんまり関係無いところでキャラクター的に妙に掘り下げられてて、これもいかにも小説的です。
やっぱりこういう作品の場合、多少なりとも犯人当ての要素がないと盛り上がりに欠けるかもしれないですね。
そうでなければ、後は殺しのシーンが凝ってて、観てて怖いシーンが多いとかだったら盛り上がるんでしょうけどね。
今作はサイコ系スリラー作品としては、ごくごく普通な感じでしょうか?? 40点