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『殺人鼠KILLER RATS』B級未公開の佳作。

2005-08-02 23:42:12 | 動物パニック
殺人鼠KILLER RATS
RATS(2003年アメリカ)
 監督    ティボー・タカクス
 脚本    ジェイス・アンダーソン
        アダム・ギーラッシュ
 出演    サラ・ダウニング、エイミー・パークス
        ベアリー・チェイス、ロン・パールマン

 ■ストーリー■
 下水工事の現場で係りの人間が2名行方不明になる事件が発生する。同じ頃、ブルックデル更正院にサマンサという女性が入院してくる。サマンサの本名はジェニファー、ブルックセル更正院を調査するために患者を装って入院してきた新聞記者だ。ジェニファーは病院から患者たちが退院と称して行方不明になっていることを突き止めるのだった。

 ■感想■
 ティボー・タカクス監督の描く動物パニック映画。

 ティボー・タカクス監督は『ザ・ゲート』(1987年)、『ハードカバー黒衣の使者』(1988年)、『ゲート2デモンボーイズ』(1989年)、『サボタージュ』(1996年)と1990年代までは、エンターテイメント映画の傑作を数多く監督していましたが、2000年以降は活躍の場をTVムービーに移したようです。
 製作は『グローイングアップ』シリーズや『X線悪魔が棲むホスピタル連続殺人』(1981年)のイスラエル出身のボアズ・デビッドソン。ボアズ・デビッドソンは怪獣物『オクトパス』(2000年)や『オクトパスIN N.Y.』(2001年)の製作もしてました。
 ティボー・タカクス監督、ボアズ・デビッドソン製作で観たくなるなんて、B級映画ファンにしか言えないです。

 で、今作ですけど、元患者でネズミと意思疎通できる雑用係りの存在とか、まるっきり要らないでしょ。ストレートな動物パニック映画として見せてくれた方が良かったです!
 雑用係りのキャラクターが、サイコ系映画の要素になって、純粋な動物パニック映画のストーリーを邪魔しちゃってます!!こういう動物パニック映画のストーリーは単純にした方が良いですよね。

 でも、B級映画だけあって、出てくる登場人物たちに、全然魅力がありません!
 主人公のサマンサをはじめ、患者たち、院長のロン・パールマン、サマンサの彼氏とかみんな、いかにも、ただ出てきただけって感じです。
 こういう作品だと、普通、院長あたりが悪だくみした結果、怪物が生まれたとか、マッドサイエンティストだったとかっていう設定が普通なのに、悪いのは雑用係りだけなんですもんね。 
 まぁ、そんなところがこういうB級映画の良いところなんですけどね。

 ランニングタイム90分と、エンターテイメント作品にはちょうど良い長さなんですけど、少しだれちゃいます!!あと10分くらい短かったらもっともっと面白かったのにッ。
 最後の最後のシーンが1980年代のホラー映画のお約束のシーンみたいで、少しニンマリしました。この展開は、使い古されたラストですけど、お約束ですからね! 50点

殺人鼠 KILLER RATS [DVD]
マイケル・ゼルニカー,ロン・パールマン
アートポート


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