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『三毛猫ホームズの黄昏ホテル』これも長い…

2005-08-23 00:07:03 | 日本映画
三毛猫ホームズの黄昏ホテル
(1998年日本)
 監督    大林 宣彦
 脚本    内藤 忠司
        南   柱根
 原作    赤川 次郎
 出演    陣内 孝則、宮沢 りえ
        竹内 力、宝田 明
        石橋 連司、峰岸 徹
        佐藤 充

 ■ストーリー■
 女性写真家が殺される事件現場に居合わせた片山刑事と石津刑事。だが、血痕の跡からたどりついた被害者の自宅にいた不審な人物に逃げられてしまう。そんな時、片山刑事は引っ越し先の大家から人里離れたホテル「ホテル金倉」の閉館パーティーに招待されるのだった。写真家の事件に関係あるらしい。休暇をとり、石津刑事と妹晴美とホームズを連れホテル金倉へ向かう。だが、ホテル金倉では10年前にオーナーの一人娘がピアノの演奏中に殺される事件が起きていたのだ。そして未解決のこの事件が起きた時の宿泊客が全員へ閉館パーティにされていた。オーナーはその中にいるであろう犯人を突き止めようとしていたのだった。

 ■感想■
 ご存知、赤川次郎の三毛猫ホームズの1篇を映像化。
 1996年にTV放映された『三毛猫ホームズの推理』の続篇です。
 今作の放映に合わせてか、30分の未公開シーンを合わせて1作目のディレクターズカット版が、後日、劇場公開されました。
 偶然、前作『三毛猫ホームズの推理』をTV放映のときに観て面白かった記憶があったので、今作を鑑賞。
 今作はもともと劇場公開するつもりで製作されたようですが、118分にしてTV放映したそうです。
 今作もオリジナルのランニングタイムは127分。
 相変わらず長いです!!
 
 先日、大林宣彦監督の『宮部みゆき 理由 THE MOVIE』(2004年)を観て今1つだったので、未見だった今作で口直しをしようかなと思ったんですけど…。

 甘かったです!
 1作目の『三毛猫ホームズの推理』は、TVムービーとして製作されたせいか、誰が観ても楽しめるような普通のサスペンスドラマで、原作の小説同様、軽く観れて楽しめる作品でした!
 今作は、続編と言いつつ、もともとが劇場公開を前提に作られたせいか、制約がなかった分、かなり自由に作っていて、監督が好き勝手やったって印象が強いです!!
 『宮部みゆき 理由 THE MOVIE』みたいに、カメラに向かって登場人物たちが話しかけて来ます。『理由』よりはまだ、普通の映画の体裁をとってますけど、ちょっとツライです!
 まるで、監督の実験作を見せられてるみたいです。

 ところで、今作のレトロ感は何??
 なんか乗り物もいつの時代??みたいな感じです。
 そのレトロ感が何かの効果を出してるとも思えないんですけど。
 監督の趣味ってコトなんでしょうか??
 あんまり時代背景とか気にするなってことでしょうか??

 あと、走っている列車から容疑者が飛び降りたりしますけど、どう考えても飛び降りれないでしょ!!
 あんまり深く考えないでね!みたいな感じで、逆に考えちゃいました。
 
 まぁ、謎もミステリーとして、大したことないだろうと思っていたんで別に良いんですけど、展開がノンビリ、ダラダラしていて退屈でした。
 峰岸徹、根岸季衣の夫婦、石橋連司、南野洋子の夫婦とか登場人物が多すぎ!それも、どう考えても、事件に関係ないコトがバレバレだし。
 1番のサスペンスが宮沢りえが、お風呂に閉じ込められるところなんですからね!!
 でも、コメディリリーフ的なキャラクターの大食いの石津刑事役の竹内力は軽い感じで良かったです!! 15点

三毛猫ホームズの黄昏ホテル デラックス版 [DVD]
赤川次郎
パイオニアLDC



 
コメント
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