『フィアー・ドット・コム』
FEAR DOT COM(2002年アメリカ)
監督 ウィリアム・マローン
脚本 ジョセフィーン・コイル
原案 モシュ・ディアマント
出演 スティーブン・ドーフ、ナターシャ・マケルホーン
スティーブン・レイ、ウド・キア
■ストーリー■
ニューヨークの地下鉄で何かにおびえた男が逃げるようにして地下鉄に引かれて死んでしまう。一方、刑事マイクは「ドクター」と呼ばれる連続殺人鬼を追っていた。しかし、ドクターの捜査はFBIの手に渡っていた。そんな時留学生が署に連行されてくる。留学生の部屋を捜査に向かったマイクは伝染病の調査に来ていた保険調査員テリーに出会う。鼻血を流して何かにおびえるように死んでいく伝染病が発生しているのだ。地下鉄で死んだ男にも同じ症状が出ていたのだった。しかし、被害者を調査した結果、みんながフィアー・ドット・コムというサイトにアクセスしていたことを知るのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
劇場公開時、ジャパニーズホラー『リング』のアメリカ版みたいな宣伝されたネットホラー!
「う~ん、そうかなぁ??」
確かに、あるホームページのサイトにアクセスした人間が、48時間後に死ぬっていう伝染性が、似てると言えば似てるかもしれないけどね。
ハッキリ言って作品のテイストもストーリーは、全然違うホラーでした!!
今作を観て、まず思ったのは、
マリオ・バーヴァ監督の1966年のホラー映画のクラシック『呪いの館』KILL BABY KILLのインスパイア受けまくり!!
ここまで似ているとインスパイアっていうよりも、リメイクって言っても良いくらい似てます!!
まぁ、宣伝上、“呪いの館”系ホラーじゃ困るんでしょうけどね!西洋版“リング”じゃないとね。
“謎の白い少女の存在!”
“白い少女の絶対的なオカルトパワーで、彼女を見た人間が死んでいく”
“その少女をあやつる人間が黒幕で存在すること!”
今作の大事なエッセンスが、まるっきり『呪いの館』と同じですもんね。
監督がホラー、SFのジャンルにこだわっているウィリアム・マローン監督だから、『呪いの館』から影響を受けてても全然おかしくないですもんネ。
ウィリアム・マローン監督っていえば、クラウス・キンスキーが出てくることくらいしか記憶に残らない『クリーチャー』(1985年)とか『TATARI』(1999年)の監督です。でも、ウィリアム・マローンの名前が1番有名になったのは、『バイオ・スケアード悪魔の遺伝子』(1980年)でしょう!!
ホラー映画を撮り続ける監督に免じて、マリオ・バーヴァ監督作にオマージュを捧げてるっていうコトにしておきましょう。
『呪いの館』には、主人公たちが部屋から出ようとして扉から飛び出ると、今出てきた部屋に戻っている。っていう恐ろしいほどオカルトチックな素晴らしいシーンがあります。しかし、残念ながら、今作『フィアー・ドット・コム』には、そこまでのシーンが無いです。
出演は、主人公の刑事マイクに『ブレイド』(1998年)のスティーブン・ドーフ。
保険調査員テリーに『RONIN』(1998年)のナターシャ・マケルホーン。
『悪魔のはらわた』(1973年)、『ブレイド』(1998年)のウド・キアー。
『ザ・クリーナー』(1997年)、『コントロール』(2004年)のスティーブン・レイ。
あと、『黄金の指』(1973年)、『激走!5000キロ』(1976年)、『セダクション盗撮された女』(1982年)のマイケル・サラザンが出演してます。少しなつかしいです。マイケル・サラザンは、1990年代にハリー・パーマーの30年ぶりのカナダ製TVムービーに出てましたけどね。『国際諜報員ハリー・パーマー三重取引』(1994年)と『国際諜報員ハリー・パーマーWスパイ』(1994年)のことです。
『フィアー・ドット・コム』は、ホラー映画ファンは必見ですけど、今作を観る前に、マリオ・バーヴァ『呪いの館』とセットで観る様に!! 60点
FEAR DOT COM(2002年アメリカ)
監督 ウィリアム・マローン
脚本 ジョセフィーン・コイル
原案 モシュ・ディアマント
出演 スティーブン・ドーフ、ナターシャ・マケルホーン
スティーブン・レイ、ウド・キア
■ストーリー■
ニューヨークの地下鉄で何かにおびえた男が逃げるようにして地下鉄に引かれて死んでしまう。一方、刑事マイクは「ドクター」と呼ばれる連続殺人鬼を追っていた。しかし、ドクターの捜査はFBIの手に渡っていた。そんな時留学生が署に連行されてくる。留学生の部屋を捜査に向かったマイクは伝染病の調査に来ていた保険調査員テリーに出会う。鼻血を流して何かにおびえるように死んでいく伝染病が発生しているのだ。地下鉄で死んだ男にも同じ症状が出ていたのだった。しかし、被害者を調査した結果、みんながフィアー・ドット・コムというサイトにアクセスしていたことを知るのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
劇場公開時、ジャパニーズホラー『リング』のアメリカ版みたいな宣伝されたネットホラー!
「う~ん、そうかなぁ??」
確かに、あるホームページのサイトにアクセスした人間が、48時間後に死ぬっていう伝染性が、似てると言えば似てるかもしれないけどね。
ハッキリ言って作品のテイストもストーリーは、全然違うホラーでした!!
今作を観て、まず思ったのは、
マリオ・バーヴァ監督の1966年のホラー映画のクラシック『呪いの館』KILL BABY KILLのインスパイア受けまくり!!
ここまで似ているとインスパイアっていうよりも、リメイクって言っても良いくらい似てます!!
まぁ、宣伝上、“呪いの館”系ホラーじゃ困るんでしょうけどね!西洋版“リング”じゃないとね。
“謎の白い少女の存在!”
“白い少女の絶対的なオカルトパワーで、彼女を見た人間が死んでいく”
“その少女をあやつる人間が黒幕で存在すること!”
今作の大事なエッセンスが、まるっきり『呪いの館』と同じですもんね。
監督がホラー、SFのジャンルにこだわっているウィリアム・マローン監督だから、『呪いの館』から影響を受けてても全然おかしくないですもんネ。
ウィリアム・マローン監督っていえば、クラウス・キンスキーが出てくることくらいしか記憶に残らない『クリーチャー』(1985年)とか『TATARI』(1999年)の監督です。でも、ウィリアム・マローンの名前が1番有名になったのは、『バイオ・スケアード悪魔の遺伝子』(1980年)でしょう!!
ホラー映画を撮り続ける監督に免じて、マリオ・バーヴァ監督作にオマージュを捧げてるっていうコトにしておきましょう。
『呪いの館』には、主人公たちが部屋から出ようとして扉から飛び出ると、今出てきた部屋に戻っている。っていう恐ろしいほどオカルトチックな素晴らしいシーンがあります。しかし、残念ながら、今作『フィアー・ドット・コム』には、そこまでのシーンが無いです。
出演は、主人公の刑事マイクに『ブレイド』(1998年)のスティーブン・ドーフ。
保険調査員テリーに『RONIN』(1998年)のナターシャ・マケルホーン。
『悪魔のはらわた』(1973年)、『ブレイド』(1998年)のウド・キアー。
『ザ・クリーナー』(1997年)、『コントロール』(2004年)のスティーブン・レイ。
あと、『黄金の指』(1973年)、『激走!5000キロ』(1976年)、『セダクション盗撮された女』(1982年)のマイケル・サラザンが出演してます。少しなつかしいです。マイケル・サラザンは、1990年代にハリー・パーマーの30年ぶりのカナダ製TVムービーに出てましたけどね。『国際諜報員ハリー・パーマー三重取引』(1994年)と『国際諜報員ハリー・パーマーWスパイ』(1994年)のことです。
『フィアー・ドット・コム』は、ホラー映画ファンは必見ですけど、今作を観る前に、マリオ・バーヴァ『呪いの館』とセットで観る様に!! 60点
呪いの館 [DVD] | |
ジャコモ・ロッシ・スチュアート,ピエロ・ルッリ,エリカ・ブラン | |
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