『ロング・エンゲージメント』
UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES
(A VERY LONG ENGAGEMENT)(2003年フランス)
監督 ジャン=ピエール・ジュネ
脚本 ジャン=ピエール・ジュネ
原作 セバスチャン・ジャブリゾ
出演 オードレ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル
マリオン・コティヤール、チェッキー・カリョ
■ストーリー■
1917年、第一次大戦のフランス。最前線の塹壕に5人の兵士が連れてこられる。戦場から負傷兵としてフランスに戻る為、自らの身体を傷つけたため軍法会議で死刑の判決を受けたフランス兵たちだ。彼らは最前線のフランスとドイツとの中間地点に置き去りにされるのだった。5人の兵士の中にはマチルドの婚約者マネクがいた。置き去りにされたマネクは敵機の銃撃にあい負傷する。その後、フランス軍とドイツ軍との激しい戦闘が始まるのだった。
終戦後、マチルドはマネクの生還を信じていた。5人の兵士のうちの1人が履いていたドイツ兵のブーツを履いていたフランス兵と若い兵士がが負傷兵として病院に担ぎ込まれたことを知るのだった。イタチとあだ名される探偵ジャルマン・ピエールを雇いマネクの捜索を続けるのだが…。「マネクに何かあれば、私にはわかるはず。」
■感想■
セバスチャン・ジャブリゾが1991年に発表したフランスでベストセラーになった「長い日曜日」(創元推理文庫)の映画化。
監督、主演は『アメリ』(2001年)のジャン=ピエール・ジュネ監督、オードレ・トトゥです。このコンビが再び組んだドラマです。
でも、自分のブログに登場するんで、かなりサスペンス調(ミステリー調かな??)のドラマになってます。
婚約者の生存を信じるマチルドと、第1次世界大戦のフランス軍とドイツ軍の最前線の戦場が交互に出てきて、映画を観てる人間を思わず画面に引き込ませます。
戦争がテーマになってるんで、少し重たいドラマになっています。
ジャン=ピエール・ジュネ監督のいつものファンタジー系映像は影をひそめ、第1次大戦の最前線の描写をふくめ、今回は写実的な映像が展開します。
ジャン=ピエール・ジュネ監督が映画化したがった、ベストセラーの念願の映画化だけあってすごく面白いです。
本当に面白いです!
ストーリー展開は、マチルドの日常と、生き残った兵士たちの戦場での記憶のシーンが良いバランスで、交互に描かれているんですけど、演出、脚本、音楽が三位一体となって物語を盛り上げていきます。
ランニングタイム134分、一切退屈しません!
もう最後の方なんか、次はどうなるんだ、次は!早く次の展開見せてくれ!って感じでスゴク面白い小説を読んでいる様な錯覚に陥るような大傑作です!
ハリウッドだったら3時間でも今作より内容が薄いでしょ。
映画を観終わったあと、
「あ~、映画を見たなぁ!!」
って感じさせてくれる作品です。
普段、ハリウッドのオバカ映画ばかり観てると、こういう重厚な作品に触れるとスゴク感動します!
重厚なだけでなく、エンターテイメント作品として、ちゃんと面白いです!
ただ、1つだけ言わせてもらうと、オープニングで紹介されるフランス人の5人の名前をちゃんと覚えないと誰が誰だかわからなくなっちゃうんで、最初から真剣に見てないとダメなので、これから観る人は最初から真剣に観て下さい!!
今作は2004年の【セザール賞】で
監督賞 ノミネート
助演女優賞(マリオン・コティヤール) 受賞
新人男優賞(ギャスパー・ウリエル) 受賞
撮影賞(ブリュノ・デルボネル) 受賞
衣装デザイン賞(マデリーン・フォンテーン) 受賞
美術賞(アリーヌ・ボネット) 受賞
しています!ノミネートだけだと、脚本賞、主演女優賞他12部門にノミネートされてます!75点
UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES
(A VERY LONG ENGAGEMENT)(2003年フランス)
監督 ジャン=ピエール・ジュネ
脚本 ジャン=ピエール・ジュネ
原作 セバスチャン・ジャブリゾ
出演 オードレ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル
マリオン・コティヤール、チェッキー・カリョ
■ストーリー■
1917年、第一次大戦のフランス。最前線の塹壕に5人の兵士が連れてこられる。戦場から負傷兵としてフランスに戻る為、自らの身体を傷つけたため軍法会議で死刑の判決を受けたフランス兵たちだ。彼らは最前線のフランスとドイツとの中間地点に置き去りにされるのだった。5人の兵士の中にはマチルドの婚約者マネクがいた。置き去りにされたマネクは敵機の銃撃にあい負傷する。その後、フランス軍とドイツ軍との激しい戦闘が始まるのだった。
終戦後、マチルドはマネクの生還を信じていた。5人の兵士のうちの1人が履いていたドイツ兵のブーツを履いていたフランス兵と若い兵士がが負傷兵として病院に担ぎ込まれたことを知るのだった。イタチとあだ名される探偵ジャルマン・ピエールを雇いマネクの捜索を続けるのだが…。「マネクに何かあれば、私にはわかるはず。」
■感想■
セバスチャン・ジャブリゾが1991年に発表したフランスでベストセラーになった「長い日曜日」(創元推理文庫)の映画化。
監督、主演は『アメリ』(2001年)のジャン=ピエール・ジュネ監督、オードレ・トトゥです。このコンビが再び組んだドラマです。
でも、自分のブログに登場するんで、かなりサスペンス調(ミステリー調かな??)のドラマになってます。
婚約者の生存を信じるマチルドと、第1次世界大戦のフランス軍とドイツ軍の最前線の戦場が交互に出てきて、映画を観てる人間を思わず画面に引き込ませます。
戦争がテーマになってるんで、少し重たいドラマになっています。
ジャン=ピエール・ジュネ監督のいつものファンタジー系映像は影をひそめ、第1次大戦の最前線の描写をふくめ、今回は写実的な映像が展開します。
ジャン=ピエール・ジュネ監督が映画化したがった、ベストセラーの念願の映画化だけあってすごく面白いです。
本当に面白いです!
ストーリー展開は、マチルドの日常と、生き残った兵士たちの戦場での記憶のシーンが良いバランスで、交互に描かれているんですけど、演出、脚本、音楽が三位一体となって物語を盛り上げていきます。
ランニングタイム134分、一切退屈しません!
もう最後の方なんか、次はどうなるんだ、次は!早く次の展開見せてくれ!って感じでスゴク面白い小説を読んでいる様な錯覚に陥るような大傑作です!
ハリウッドだったら3時間でも今作より内容が薄いでしょ。
映画を観終わったあと、
「あ~、映画を見たなぁ!!」
って感じさせてくれる作品です。
普段、ハリウッドのオバカ映画ばかり観てると、こういう重厚な作品に触れるとスゴク感動します!
重厚なだけでなく、エンターテイメント作品として、ちゃんと面白いです!
ただ、1つだけ言わせてもらうと、オープニングで紹介されるフランス人の5人の名前をちゃんと覚えないと誰が誰だかわからなくなっちゃうんで、最初から真剣に見てないとダメなので、これから観る人は最初から真剣に観て下さい!!
今作は2004年の【セザール賞】で
監督賞 ノミネート
助演女優賞(マリオン・コティヤール) 受賞
新人男優賞(ギャスパー・ウリエル) 受賞
撮影賞(ブリュノ・デルボネル) 受賞
衣装デザイン賞(マデリーン・フォンテーン) 受賞
美術賞(アリーヌ・ボネット) 受賞
しています!ノミネートだけだと、脚本賞、主演女優賞他12部門にノミネートされてます!75点
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