『サスペクト・ゼロ』
SUSPECT ZERO(2004年アメリカ)
監督 E・エリアス・マーヒッジ
脚本 ザック・ぺン
ビリー・レイ
原案 ビリー・レイ
出演 ベン・キングスレー、キャリー=アン・モス
アーロン・エッカート、ハリー・レノックス
■ストーリー■
連続殺人犯レイモンド・スターキーの不当逮捕でニューメキシコのアルバカーキに左遷されたFBI捜査官のトム・マッケルウェイは、赴任早々砂漠で発見された死体の事件の捜査にあたることになる。被害者はダイナーを出たあと行方がわからなくなっていたセールスマン、ハロルド・スペックという男だった。ハロルドはまぶたが切り取られ「0」のマークが印されていた。
また、不審な車のトランクから小学校教師の死体が発見される。やはりまぶたを切り取られ「0」のマークが印されていた。連続殺人事件の捜査にFBIのダラス支局からトムの元恋人フランが派遣されてくる。
そんなとき、3人目の被害者が出る。女性を襲っている最中に殺された被害者は、トムが不当逮捕したため、釈放されたスターキーだった。そして事件現場には「トムへ 礼はいらない」とメッセージが残されていたのだった。そんな時、捜査線上にベンジャミン・オライアンという元FBI捜査官の男が浮上してくるのだった。
□■□超ネタバレあり!!□■□
■感想■
アカデミー賞俳優ベン・キングズレー出演のサイコスリラーです!
タイトルのサスペクト・ゼロとは「行動パターンを変え、決して捜査線上に上がらない究極の連続殺人犯」のことだそうです。
「SHOWBIZ COUNTDOWN」(TV東京 日曜深夜0:00~)を、ほとんど毎週チェックしてるんですけど、ネタバレありすぎです!!
この『サスペクト・ゼロ』もかなり前に「SHOWBIZ COUNTDOWN」で紹介されたとき「超能力を持った男が連続殺人鬼を殺していくスリラー映画」って言ってました!
“オイオイ、全部ネタバレしてるじゃないかーっ!!!”
でも、その回の「SHOWBIZ COUNTDOWN」を見てなかったら『サスペクト・ゼロ』見てないかもしれないのであまり偉そうなコトは言えませんけどネ
でも、「SHOWBIZ COUNTDOWN」の作品紹介以外にも、『サスペクト・ゼロ』のビデオとDVDのTV宣伝でも同じくネタバレがッ!!!
「もうネタバレするような宣伝やめてーッ!!」
って感じです。そこのビックリ要素をとったらこの作品、何も残らないような作品なんだから!!!
つまり、今作は、そのオチのためだけにあるような映画で、その他はそんなには面白くないってコトです!
出演は『スピーシーズ種の起源』(1995年)、『アサインメント』(1997年)と、アカデミー賞俳優なのに、エンターテイメント作品にも、ちゃんと出演するベン・キグスレー。
ベン・キングスレーは、呼ばれるときに“サー”をつけないと、無視するなんてエピソードがあるんで、なんかうるさそうな感じですけど、出演作はあまり選ばないんですね。
あと、共演は『ペイチェック』(2003年)のアーロン・エッカート。あと、キャリー=アン・モスと、こういうサイコ映画にしては、超豪華なキャスティングです。
監督は『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000年)のE・エリアス・マーヒッジ。
脚本は『シューター女スパイ標的の罠』(1994年)、『薔薇の素顔』(1994年)のビリー・レイと『GO!GO!ガジェット』(1999年)のザック・ペンです。
脚本家的には、B級エンターテイメントで面白そうなんですけどね。
超能力者が連続殺人鬼を殺していくなんていうから、ダイナ・グラシウナス、ジム・スターリンのミステリー小説「サイコメトリックキラー」(ハヤカワ文庫)みたいな作品を想像しちゃいました。
「サイコメトリックキラー」のストーリーは、事故が元で昏睡状態に陥った主人公が、昏睡状態から目覚めると、特殊能力が身についていたっていうヒーロー物です。
特殊能力は、他人の心が読めるテレパシーとサイコメトリック能力です。なおかつ、彼の昏睡状態の間に、シリアルキラーに家族を殺されたっていう設定で、主人公は、自分の能力を活かしてシリアルキラーの狩りを始める!っていうストーリーです。
警察も捜査できないようなシリアルキラーをドンドン殺し始めちゃうって言うんだから、スゴク面白そうでしょ!!面白そうじゃなくて、スゴク面白いです!
「サイコメトリックキラー」も確か、スピルバーグが映画化権を買ったとかいう情報が文庫の解説に書いてあった気がするんですけどネ。
話題を今作『サスペクト・ゼロ』に戻すと、大体、主人公が、超能力者のベン・キングスレーなのか、アーロン・エッカート扮するFBI捜査官トムなのかがハッキリしないです!!
本来、捜査で追うべき連続殺人鬼のトラッカーが、ストーリー上、全然添え物になってるんですもんね。
あのシリアルキラーのトラッカーって、一体、何人の子供を殺してるの??
あの犯人ってスゴイ大連続殺人犯でしょ!!
ワイドショーやニュース番組で何週間も特集したりするくらいの大々事件の犯人なのにッ!
もう、ベン・キングスレーとアーロン・エッカートの2人がストーリーの中心すぎて、肝心の連続殺人犯がカヤの外って感じですもんね。事件の捜査そのものがストーリーのメインじゃないんだから。
シリアルキラーを殺す超能力者!
犯罪者を不当逮捕して左遷させられた捜査官!
トラックを使った子供を狙った連続殺人鬼!
3人のキャラクターが、ストーリー上、全然融合しないで、バラバラな感じのまんま、最後まで行っちゃいます!!
題材的には、いくらでも面白くなりそうな作品なのにもったいないです!!!45点
SUSPECT ZERO(2004年アメリカ)
監督 E・エリアス・マーヒッジ
脚本 ザック・ぺン
ビリー・レイ
原案 ビリー・レイ
出演 ベン・キングスレー、キャリー=アン・モス
アーロン・エッカート、ハリー・レノックス
■ストーリー■
連続殺人犯レイモンド・スターキーの不当逮捕でニューメキシコのアルバカーキに左遷されたFBI捜査官のトム・マッケルウェイは、赴任早々砂漠で発見された死体の事件の捜査にあたることになる。被害者はダイナーを出たあと行方がわからなくなっていたセールスマン、ハロルド・スペックという男だった。ハロルドはまぶたが切り取られ「0」のマークが印されていた。
また、不審な車のトランクから小学校教師の死体が発見される。やはりまぶたを切り取られ「0」のマークが印されていた。連続殺人事件の捜査にFBIのダラス支局からトムの元恋人フランが派遣されてくる。
そんなとき、3人目の被害者が出る。女性を襲っている最中に殺された被害者は、トムが不当逮捕したため、釈放されたスターキーだった。そして事件現場には「トムへ 礼はいらない」とメッセージが残されていたのだった。そんな時、捜査線上にベンジャミン・オライアンという元FBI捜査官の男が浮上してくるのだった。
□■□超ネタバレあり!!□■□
■感想■
アカデミー賞俳優ベン・キングズレー出演のサイコスリラーです!
タイトルのサスペクト・ゼロとは「行動パターンを変え、決して捜査線上に上がらない究極の連続殺人犯」のことだそうです。
「SHOWBIZ COUNTDOWN」(TV東京 日曜深夜0:00~)を、ほとんど毎週チェックしてるんですけど、ネタバレありすぎです!!
この『サスペクト・ゼロ』もかなり前に「SHOWBIZ COUNTDOWN」で紹介されたとき「超能力を持った男が連続殺人鬼を殺していくスリラー映画」って言ってました!
“オイオイ、全部ネタバレしてるじゃないかーっ!!!”
でも、その回の「SHOWBIZ COUNTDOWN」を見てなかったら『サスペクト・ゼロ』見てないかもしれないのであまり偉そうなコトは言えませんけどネ
でも、「SHOWBIZ COUNTDOWN」の作品紹介以外にも、『サスペクト・ゼロ』のビデオとDVDのTV宣伝でも同じくネタバレがッ!!!
「もうネタバレするような宣伝やめてーッ!!」
って感じです。そこのビックリ要素をとったらこの作品、何も残らないような作品なんだから!!!
つまり、今作は、そのオチのためだけにあるような映画で、その他はそんなには面白くないってコトです!
出演は『スピーシーズ種の起源』(1995年)、『アサインメント』(1997年)と、アカデミー賞俳優なのに、エンターテイメント作品にも、ちゃんと出演するベン・キグスレー。
ベン・キングスレーは、呼ばれるときに“サー”をつけないと、無視するなんてエピソードがあるんで、なんかうるさそうな感じですけど、出演作はあまり選ばないんですね。
あと、共演は『ペイチェック』(2003年)のアーロン・エッカート。あと、キャリー=アン・モスと、こういうサイコ映画にしては、超豪華なキャスティングです。
監督は『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000年)のE・エリアス・マーヒッジ。
脚本は『シューター女スパイ標的の罠』(1994年)、『薔薇の素顔』(1994年)のビリー・レイと『GO!GO!ガジェット』(1999年)のザック・ペンです。
脚本家的には、B級エンターテイメントで面白そうなんですけどね。
超能力者が連続殺人鬼を殺していくなんていうから、ダイナ・グラシウナス、ジム・スターリンのミステリー小説「サイコメトリックキラー」(ハヤカワ文庫)みたいな作品を想像しちゃいました。
「サイコメトリックキラー」のストーリーは、事故が元で昏睡状態に陥った主人公が、昏睡状態から目覚めると、特殊能力が身についていたっていうヒーロー物です。
特殊能力は、他人の心が読めるテレパシーとサイコメトリック能力です。なおかつ、彼の昏睡状態の間に、シリアルキラーに家族を殺されたっていう設定で、主人公は、自分の能力を活かしてシリアルキラーの狩りを始める!っていうストーリーです。
警察も捜査できないようなシリアルキラーをドンドン殺し始めちゃうって言うんだから、スゴク面白そうでしょ!!面白そうじゃなくて、スゴク面白いです!
「サイコメトリックキラー」も確か、スピルバーグが映画化権を買ったとかいう情報が文庫の解説に書いてあった気がするんですけどネ。
話題を今作『サスペクト・ゼロ』に戻すと、大体、主人公が、超能力者のベン・キングスレーなのか、アーロン・エッカート扮するFBI捜査官トムなのかがハッキリしないです!!
本来、捜査で追うべき連続殺人鬼のトラッカーが、ストーリー上、全然添え物になってるんですもんね。
あのシリアルキラーのトラッカーって、一体、何人の子供を殺してるの??
あの犯人ってスゴイ大連続殺人犯でしょ!!
ワイドショーやニュース番組で何週間も特集したりするくらいの大々事件の犯人なのにッ!
もう、ベン・キングスレーとアーロン・エッカートの2人がストーリーの中心すぎて、肝心の連続殺人犯がカヤの外って感じですもんね。事件の捜査そのものがストーリーのメインじゃないんだから。
シリアルキラーを殺す超能力者!
犯罪者を不当逮捕して左遷させられた捜査官!
トラックを使った子供を狙った連続殺人鬼!
3人のキャラクターが、ストーリー上、全然融合しないで、バラバラな感じのまんま、最後まで行っちゃいます!!
題材的には、いくらでも面白くなりそうな作品なのにもったいないです!!!45点
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