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『エグゼクティブプロテクション』続編も緊張感があり面白い!

2005-05-08 23:09:36 | スウェーデン映画

エグゼクティブプロテクション
EXECUTIVE PROTECTION(Livvakterna)(2001年スウェーデン)
 監督          アンデルス・ニルション
 脚本          アンデルス・ニルション
             ヨアキム・ハンソン
 出演          ヤコブ・エルクンド
             クリストフ・M・オート
             マリー・リチャードソン
             サミュエル・フロラー

 ■ストーリー■
 イエーテボリ警察の刑事ユーアン・ファルクは、はみだした捜査がもとで盗難自転車の整理の事務職に配置転換させられてしまう。(←サンフランシスコ市警じゃないからはみだし系“汚い刑事”を扱いかねたのね・・)そんな時、恩人の葬儀の為、婚約者が死んで以来帰っていなかった田舎へ帰ることになる。そして幼なじみたちと会うユーアンだったが、数日後、幼なじみで恩人の息子で会社を経営しているスヴェンから連絡があり事件に巻き込まれていることを知る。地元のギャングから脅されていたスヴェンは警備のプロ、ニコラス・レーマンを雇い入れるが、レーマンはギャングを有無を言わさず皆殺しにしてしまったのだ!レーマンの仕事ぶりを見て余りの恐ろしさにスヴェンは契約を反故にしてしまったのだ。(誰でもびびるよ・・)怒ったレーマンが契約金を要求してきたのだ。レーマンの手口を見て、ユーアンは警察を退職し、元同僚が多く働いているプロの警備会社に就職、スヴェンと彼の家族の身を守ろうとするのだった・・・
 
 ■感想■
 ヤコブ・エルクンドがユーアン・ファルクを演じるアクションシリーズ第2弾です。
 ちなみに、1作目は、完全な警察物『ゼロトレランス』(1999年)です。
 今シリーズは、日本であまり公開されないスウェーデンのアクション映画です。
 
 上記のストーリーで紹介しましたけど、今作の主人公ユーアン・ファルクって警察辞めちゃうのか~!っていうのが第一印象です。

 続編らしく1作目のヒロインのヘレンも出てきます。乗ってる車も同じ、金色のヴィッツです。前作同様、今作も脚本が練りこんであって見ごたえ十分の作品になってます!全編に渡って緊張感の張りつめたアクション物になってます!!

 でも、なぜ、こんな展開になるの??
 1作目は純粋な「警察物」だったのに、続編の今作は企業買収が中心の「サスペンス系アクション」になっています…。
 でも、明らかに警察署内部の様子が違うような気がするんですけど…。舞台がストックホルム→イエーテボリに変更になったから??
 
 ビデオパッケージによると1作目は、ユーアンの勤め先がメトロポリタン警察になっていたのに、転勤したんでしょうか?
 続編の今作では、エキストラの数も減っているような気が!!
 前作の興行収入が『タイタニック』を抜いたとかって宣伝コピーに書いてあったんですけど。全体的にスケールダウンしてこじんまりとした印象になってます。
 ところで、1作目のキレイな女性刑事と別れちゃったのね。1作目のヒロインのヘレンと同棲していますもんね。
 
 主人公のユーアンは「協調性ない!」って上司に言われてました!
 アクション映画の1匹狼的な主人公とはいえ、いくらなんでも、1人で暴走しすぎでしょ、やっぱり!
 弁護士を問い詰めるところとか、ヤリスギ!これが「ダーティハリー」シリーズのハリー・キャラハン刑事なら1人で自分勝手に行動しても、物事が全部良い方に動いていくからいいですけど、普通は、今作みたいな展開になりますもんネ~。
 リアリズムといえばリアリズムです。

 あと、スウェーデンの法律だと、警備会社って正当防衛なら銃(ピストルじゃなくて、それもサブマシンガン系のです。銃に詳しくないので良くわからないけど)を撃ちまくって人を殺しまくっていいの??
 あれは、正当防衛じゃすまないでしょ!!
 完璧に武装して、過剰防衛でしょ。まるで開拓時代のマカロニ西部!て感じです。
 それだったら、最初のレーマンの行為も合法的でしょ。???
 良くわからないなぁ。

 2003年にはイギリスとの合作で3作目の“THE THIRD WAVE ”(Tredje vågen, Den)が作られたらしいんですけど、これも観たい!
 観たい!観たい!
 どっかのメーカー発売して下さい!
 
 宣伝によると、今作は、本国スウェーデンでは、同時期に公開された『パール・ハーバー』を凌ぐ大ヒットとなった!!ってことです。前作と言い、今作と言いスウェーデンの映画ファンってアクション映画が好きなのね!

 スウェーデン映画、面白いです!ラストもけっこうハードだし。でも、あういう風にしないとアクション映画的に満足できないけどね。 アクション映画ファン必見のシリーズです!80点  

エグゼクティブ プロテクション [DVD]
アンデス・ニルソン
カルチュア・パブリッシャーズ
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『クロスゲージ』90年代後半の作品にしては面白い

2005-05-07 14:59:13 | アクション
クロスゲージ
MOST WANTED(1997年アメリカ)
 監督    デヴィッド・グレン・ホーガン
 脚本    キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ
 出演    キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ、ジョン・ヴォイト
        ポール・ソルヴィノ、エリック・ロバーツ、ロバート・カルプ

 ■ストーリー■
 狙撃手ジェームズ・ダンは湾岸戦争中、誤って上官を撃ち死刑判決になる。しかし護送中、特殊部隊ブラックシープのケイシー中佐に拉致され任務を依頼されるのだった。射撃の腕を見込まれたためだった。そして、ケイシー中佐から死刑になるか、任務を遂行するか迫られるのだ。その任務とは退役軍人病院開設式場で大統領夫人をエスコートする大物実業家ビッカードを暗殺することだった。死刑を免れるため任務を引き受けたダンだったが、狙撃しようとした瞬間、別のスナイパーによって大統領夫人が撃たれてしまうのだった!

 ■感想■
 『バーブ・ワイヤーブロンド美女戦記』(1996年) のデビッド・グレン・ホーガン監督の描くB級アクション大作です!
 B級アクション大作って、ちょっと表現が変ですけど、まさにそんな感じの作品です。

 主人公を演じたキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズは、出演以外にも製作総指揮、脚本も兼ねてます。
 といっても、キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズは、色んな映画で脚本、主演してるから珍しくはないんですけどネ。
 最近では『最新絶叫計画』(2001年) とか 『最終絶叫計画』(2000年)の監督もしてましたしネ。
 まぁ、才能有り余ってるんでしょう。
 
 それにウェイアンズ兄弟のショーン、デイモン、マーロン、キムってみんな(←もっといるのかもしれませんけど)ってみんな役者だし、すごい兄弟です!!

 それにしてもジョン・ヴォイトが、画面に出てきた段階で、こいつ悪いヤツだぞ!ってわかるオーラを全身から、かもし出してます。でも、死刑判決を出されてるから主人公のキーネンは、無茶な依頼を断るわけいかないもんね。B級作品にしては良く出来てる脚本なのかな。
 
 っていうより、今作って、そもそもA級作品なんですか?出演者もジョン・ヴォイト、ロバート・カルプ、ポール・ソルヴィノと、やたら豪華だし。ジョン・ヴォイト、ロバート・カルプ、ポール・ソルヴィノで豪華っていうのも、いかに自分がB級映画ばかり見てるのかがわかっちゃいます!
 それに、エキストラも多いですし。ヘタな日本映画よりは、全然、お金かかってるしね。映画製作にに対する投資金額が違うから単純には、日本映画より豪華とはいえないですけどネ!
 まぁ、作品の仕上がりはランク的にはAに近いBって感じです!
 でもこういうB級ノリの作品がないとネ。超大作ばかりだと、やっぱり飽きちゃうもんね。いかにもアクション映画って感じで良い雰囲気です。あ、でも「90年代後半の作品にしては…」って条件つきですけど。
 
 見ている間は退屈はしないし、ランニングタイムも100分弱と、こういうエンターテイメント作品には、ちょうどいい長さなんでTVで放映されてたり、何にも見るものが無い時に軽い気持ちで見るのには最適の1本です!
 ただ多少なりとも期待して見ると、期待の方が大きくなっちゃうんで要注意!

 
ハリウッドのB級アクション映画を、100本も200本も見てる人が観たら先が読めちゃうストーリーなんで安心しては見てられるんだけど、

 「この作品だからこその魅力って何?」って聞かれたら、
 
 「ジョン・ヴォイトのキャスティング

 って答えになっちゃうのが残念だけど。

 まぁ、それでもアクション映画ファンなら1度は話のネタに見ておきましょう。 60点 
クロスゲージ [DVD]
キーネン・アイボリー・ウェイアンズ
東宝ビデオ
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『2046』少し長い・・

2005-05-06 23:44:42 | 香港映画
2046
2046(2004年中国、フランス、ドイツ)
 監督     ウォン・カーウァイ
 脚本     ウォン・カーウァイ
 制作     ウォン・カーウァイ
 出演     トニー・レオン、チャン・ツィイー
         フェイ・ウォン、カリーナ・ラウ、コン・リー
         マギー・チャン、木村 拓哉

 ■ストーリー■
 1967年新聞記者のチャウは生活のため官能小説を書き生計をたてていた。女遊びも覚え、夜な夜な遊んでいた。ある日チャウは、踊り子ルルをホテルに送っていく。後日、ルルの部屋2046号室の鍵を返しに来たのをきっかけに2047号室を借りることになる。そこでホテルの支配人の娘、ジンウェンと知り合う。ジンウェンは日本人青年と恋に落ちていたが父親の反対にあい日本人青年は日本に帰ってしまう。ジンウェンの恋に刺激され近未来を舞台にした小説を書き始める。
 小説の名前は2046(←あれ2047だっけな??)2046に行けば失われた愛を取戻すことができる。ただ2046から戻った人間はいないのでそれが真実かはわからないのだ。ただ1人戻った主人公は2046からのミステリートレインでアンドロイドに恋をするのだが・・

 ■感想■
 2000年に撮影が始まったものの完成する様子もないことから完成しないのでは?
 と一部でウワサされた幻のSF映画。
 でなく花様年華』(2000年)の続編です!
 
  って主人公チャウ性格変わりすぎ!!
 前作『』が2000年の作品で、今作『』が2004年の作品なんで4年間経っちゃっているからウォン・カーウァイも気が変わっちゃったのかもしれないですけど、本当に性格が変わりすぎ!!
 この変わり様は異常です! 

 分かりやすい例だと
 まるで『インファナル・アフェア』(2002年)と『インファナル・アフェアIII終局無限』(2004年)でエリック・ツァン演じるマフィアのボス、サムのような変わり様です!!
 同じシリーズなのにまるで別人のようでしたもんね!!サムは、1作目ではヤンのコトを目をかけていたように見えたのに、3作目では罠にかけるような扱いでしたもんね。
 3作目の方が、映画の中では、時間軸が前の設定なのに!!
 
 まぁ、そんなコト、映画界では良くあることだから気にしちゃいけないんですよね!!、
 作品ごとに性格が変わるハマープロ制作の、ピーター・カッシング演じるフランケンシュタイン博士とかもいますもんね!!
 女性に乱暴までして、極悪な雰囲気の『フランケンシュタイン恐怖の生体実験』(1969年)と、村に住む青年と恋人の復讐に手を貸す『フランケンシュタイン死美人の復讐』(1967年)のフランケンシュタイン博士が同じ人物には見えないですもんね!
  
 今作のトニー・レオンで言うと、よっぽど失恋のショックが大きかったのね!
 ってコトですよね!!
 前作『花様年華』では不倫の愛に苦しんでたのに!!それも、先に相手が浮気してたし、同情の余地アリって感じの愛だったのに・・。
 突然!と言っても映画の中でも何年も経っていますけど『2046』のチャウは単なる遊び人になっちゃって感情移入できないです!

 事前に『欲望の翼』(1990年)、『花様年華』を観ておけって言うんでしょうか??
 あ、でも今から『2046』を観る人は2作見といた方がいいです。より一層、作品を楽しめますから!!10倍面白く観れます!!
 でも、こんな環境ビデオのような恋愛模様に130分は長いです!100分くらいならいいですけど。好み的には『花様年華』の方が断然好きです! 60点
2046 [DVD]
トニー・レオン,木村拓哉,コン・リー,フェイ・ウォン,チャン・ツィイー
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ウォン・カーウァイ スペシャルコレクション / 『2046』<=>『in the Mood for Love ~花様年華』 [DVD]
トニー・レオン
TCエンタテインメント
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ウォン・カーウァイ,ウォン・カーウァイ
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欲望の翼 [DVD]
ウォン・カーウァイ,クリストファー・ドイル
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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『ブラインドホライズン』ありがちなサスペンス。

2005-05-05 22:37:33 | アクション
ブラインドホライズン
BLIND HORIZON(2003年アメリカ)
 監督    マイケル・ハウスマン
 脚本    ポール・ベンツ
        スティーヴ・トムリン
 出演    ヴァル・キルマー、ネーブ・キャンベル、サム・シェパード
        フェイ・ダナウェイ、エイミー・スマート

 ■ストーリー■
 保安官選挙を控えたメキシコ国境近くの田舎町に砂漠で頭を撃たれた男フランクがかつぎこまれる。フランクは病院で目覚めるが記憶喪失だった。
 そんなとき、フランクの婚約者という女性クローイが現われる。フランクはフラッシュバックする記憶の断片からこの町で大統領暗殺計画が行なわれることに気付くのだった。しかし、保安官ジャックはフランクを相手にしないのだった。第一、この町に車で外遊中の大統領が立ち寄る計画自体ないからだった。
 しかし保安官ジャックは、婚約者のクローイがなぜ6日間もフランクを探さなかったのか疑問に思うのだった。

 ■感想■
 ヴァル・キルマー主演のサスペンス映画。

 記憶喪失の男がフラッシュバックする記憶のカケラから大統領暗殺計画に巻き込まれる事件を描いたサスペンスです。
 狙撃の暗殺劇といえば正攻法で描いたサスペンス映画『ニック・オブ・タイム』(1985年)とかB級系アクション『クロスゲージ』(1997年)とかありましたけど、今作は最近流行の主人公の記憶喪失系サスペンスの要素も入れて新機軸を出してます。
 記憶喪失の要素は、映画的には成功していないんですけど…。

 出演者もB級ムービーにしては超豪華!
 ヴァル・キルマー!
 ネーヴ・キャンベル!
 サム・シェパード!
 あと、フェイ・ダナウェーが謎の女性役で登場してます。
 
 出演者は準A級ですけど、ストーリーの中身もB級なら、雰囲気もB級、で、出来上がりはC級になっちゃいました…。
 なんで、こんなに盛り上がらない作品になっちゃったんでしょう??

 設定も、いかにも面白そうな内容なのに、出演者も豪華なのに、思ったようにストーリーが進んでいって何のヒネリもないとはッ!
 100分弱のエンターテイメント作品で、アクション物なんで、変なミステリー要素は邪魔なだけです!!
 ミステリー要素も、みんなが驚くような、あっと言うようなドンデン返しならあっても良いですが、アクション映画にはかえって、邪魔なだけ!!
 
 観ている間、想像したまんまのストーリーが、展開されていくんで逆にビックリ!ビデオ(DVD)のパッケージでネタバレでしょ。 
 
 なんかヴァル・キルマー、こんな顔してました??もう顔が「THE B級ムービー顔」になってます…。
 フェイ・ダナウェーも雰囲気変わっちゃって、前は体に迫力あったのにね、年齢のせいか、なんか小さく見えました。少し悲しいです。でも役のせいかもしれないけど迫力あるオーラを発してます。さすが!
 中でも1番目立っていたのはネーブ・キャンベル!もっともっと、こういう作品に出演しまくって下さい! 30点   
ブラインド・ホライズン [DVD]
ヴァル・キルマー,ネーヴ・キャンベル,サム・シェパード
松竹ホームビデオ
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『ターンレフトターンライト』ジョニー・トゥ、ワァイ・カーファイ!

2005-05-04 18:55:09 | 香港映画
ターンレフトターンライト
TURN LEFT TURN RIGHT 向左走、向右走(2003年香港、シンガポール)
 監督    ジョニー・トゥ
        ワイ・カーファイ
 脚本    ワイ・カーファイ
 原作    ジミー・リャオ
 出演    金城 武、ジジ・リョン、テリー・クワン、エドマンド・チャン

 ■ストーリー■
 まだまだ無名のバイオリニスト、ジョンと翻訳家イブは、壁一枚で隔てられたアパートの隣の部屋に住んでいる者同士だが顔をあわせたことは無い。ある日ジョンが公園の噴水でイブが原稿を落としてしまったのを助けたことが縁で会話を始める。そして2人が13年前のサマーキャンプでお互いに気になっていた相手だったと知るのだった。突然降ってきた雨の中、2人は電話番号を交換し別れるのだが、お互いに番号を書いた紙が濡れて読めなくなっていた。

 ■感想■
 金城武、ジジ・リョン主演、ジョニー・トゥ監督のラブコメディです。
 
 原作は台湾の人気絵本作家ジミーの「Separate Ways君のいる場所」です。
Separate Ways 君のいる場所

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 アパートを出ると、いつも右に曲がるジョンと、いつも左に曲がるイブは、一度も顔を合わせたことがないっていう設定とか、部屋が隣同士なのに相手がわからないとか。何回も街中ですれ違ってるのに偶然会えない2人とか。

 いくらなんでも、それは無いんじゃないの~??って、良く考えたら、隣の部屋に誰が住んでいるのかわからないなんて、普通でした。

 でも、主人公2人は、なんでお互いに名前も聞かないんだ~!!
 なんて、思わないで、ここは映画的に楽しみましょう!
 
 今作のノリとしても、突っ込むなんてことせずに素直に見て楽しむのが正しい見方でしょう。
 キャラクター的には、主人公の金城武とジジ・リョンの2人もボケで、かなり笑わせてくれますけど、2人にそれぞれに横恋慕する医者と食堂の女の子が、それ以上にに笑わせてくれます!勝手に部屋に上がり込んじゃったり(2人とも)、留守番電話のメッセージを変えちゃったりとか(あ、これも2人とも)。 それに名前を聞かなかったんで784533、763092って番号で認識してるのも笑いの要素なのかな・・(医者と食堂のコも番号何回も間違えてるもんね~)@KOBA的には、けっこう笑えました。

 恋愛物なんて、全然見ない@KOBAも「面白い!」って感じられる作品です!
 普段、恋愛映画を観ない人も、良かったら見てみて下さい!

 見終わったあと、優しい気持ちにさせてくれる、疲れてるときでも観たくなるような香港の恋愛物!面白かった!最後の最後まで笑わせてくれます。このオチも良いです!(←そんなバカなっ!て思わないように!)
 面白いから、このオチは楽しみましょう! 70点
ターンレフト・ターンライト 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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『PTU』ジョニー・トウやっぱり面白い!

2005-05-03 18:07:53 | 香港映画
PTU
PTU(2003年香港)
 監督    ジョニー・トゥ
 脚本    オー・キンイー
        ヤウ・ナイホイ
 出演    サイモン・ヤム、ラム・シュー
        マギー・シュウ、ルビー・ウォン、エディ・コー

 ■ストーリー■
 2000年9月14日夜の香港、組織犯罪課の刑事サァは食事をとるため立寄った鍋屋でマフィアのボス「ハゲ」の息子マーと一緒になるが、座るテーブルをめぐってマーの一味ともめごとを起こしてしまう。外で待ち伏せしていたマーの部下を追いかけるが,裏道に落ちていたバナナの皮にすべって気絶してしまう。サァは気絶している間にマーの部下に袋だたきにされ拳銃を奪われてしまう。偶然サァを発見したPTUのホー隊長の隊はサァのため拳銃を探すことになる。そんな時、マーは敵対する組織の殺し屋に殺されてしまう。
 事件はマーの父親の「ハゲ」、「ハゲ」と敵対するマフィアのボス「ギョロメ」、マーの事件を追うCIDの女警部を巻き込み混沌としていくのだった。

 ■感想■
 拳銃を盗まれた刑事とPTUの活躍を描く香港映画お得意のノワール物です。
 
 監督はアクション映画の大傑作『ザ・ミッション非情の掟』(1999年)のジョニー・トー監督。
 PTUとPTUとはPOLICE TACTICAL UNIT(香港警察特殊機動部隊)のことで、その任務は夜の街をパトロールし、忍び寄る犯罪から街の安全を守ることらしいです。

 マフィアのチンピラに拳銃を奪われたサァが来月昇進が控えていることを知り、同僚の警官のため規則を曲げ一晩だけ拳銃を探すサイモン・ヤム演じるホー隊長!!かっこいい(←かなり怖いけど)。
 ホー隊長のやり方、かなりヤリすぎだけど。特にゲーセンのくだり「お前イタズラ描きしてるのか?消せ」とか、情報を得るためぜんそくの男に声をかけるくだりね。「お前喘息だったよな」とか。でも、あんなに治安が悪いんじゃしょうがないのかな??
 ただでさえサイモン・ヤムって見た目が怖いのに、今回はPTUの制服着て暴れまくり!サイモン・ヤムって笑ってても怖いもんね。 

 それにしても90分弱の長さで良くまとめてます!拳銃をなくしたサァ、サァに協力するPTUのホー、事件を追う特捜CIDの女警部、マフィア、またそれに無関係な路上駐車の車の窓を割る事件ともう1つの事件が絡んでどんどん混沌としたストーリーが描かれてます。それがちゃんと、最後の最後に収束されていってちゃんとまとまるんだもんね!!

 ハリウッドのランニングタイム120分強の映画みているような緊張感と重厚さです。ストーリー自体は、後から落ち着いて考えると、けっこう笑えるんですけどネ。それがまたスゴイんですけど。キッカケがバナナの皮だなんて!!

 他にもケイタイ電話の取り違えなんて観ているときは、笑えるいのシーンだけど、よく考えると実際はありそうですしネ。それにケータイを取り違えたサァの反応なんか超リアリズムだもんネ。あれが普通の人間の反応でしょ。
 
 ジョニー・トゥ監督ですけど、今回は、緊張感が最初から最後までマックス状態の『ヒーロー・ネバー・ダイ』(1998年)、『ザ・ミッション非情の掟』(1999年)とかとは違ってけっこう笑えます。
 おかしなユーモア感覚にあふれてます。「バナナの皮」が事件のきっかけだなんて!!まぁ、そういったユーモアがまた、次から始まるシーンの緊張感をアップさせてるんだけどね。
 
 でもいつものジョニー・トゥ監督の描いてきた作品同様、男同士の仲間意識の描き方がサイコーです!
 ホー隊長がマーの部下が潜んでいるビルに懐中電灯照らして階段上っていくシーン!!サァのための個人的な行動なんでホー隊長が1人で行動していると、いつのまにか気がつくと下の階に明かりが!仲間の1人が応援に!(う~、最高!)それを見てまた仲間たちが応援に!(う~、泣ける)

 でもそんな階段を登っていくシーンも延々と描いていきます。わずかランニングタイム88分の作品なのに!!で、登り終わってアジトに着いたら!!こういう演出最高です。
 
 ジョニー・トウ監督、今回も男を描いてます。もう見るしかないです! 90点
【第54回ベルリン国際映画祭】
     正式出品作品
【第23回香港電影金像奨】
     最優秀監督賞
【第9回金紫荊賞】
     最優秀作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞
【第40回台湾金馬奨】
     最優秀脚本賞
【第23回香港電影金像奨】
     最優秀監督賞
PTU

キングレコード

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『スタスキー&ハッチ』往年の人気TVシリーズの映画化

2005-05-02 15:11:53 | コメデイ
スタスキー&ハッチ
STARSKY & HUTCH(04年アメリカ)
 監督    トッド・フィリップス
 脚本    ジョン・オブライエン
        トッド・フィリップス
        スコット・アームストロング
 原案    スティーヴィー・ロング
        ジョン・オブライエン
 出演    ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン
        フレッド・ウィリアムソン、スヌープ・ドッグ
        ヴィンス・ヴォーン、ジュリエット・ルイス、ジェイソン・ベイトマン
        エイミー・スマート、カーメン・エレクトラ

 ■ストーリー■
 走れ赤い稲妻!走れスタスキー刑事!走れハッチ刑事!極悪な犯罪に敢然と立ち向かう若い2人の刑事。ジーパンとスニーカーの中にリボルバーを隠し、ホットとクールのうちに捜査への情熱を秘める。
黄金のヤングアクションドラマ、刑事スタスキー&ハッチ(←って前から疑問に思ってたけどスニーカー履いてないよね・・)

 ベイシティの刑事デビッド・スタスキーは財布を盗んだこそ泥を追いかけ街中の交差点で3回も発砲、老人を突き飛ばし怪我をさせ、キャデラックのルーフを突き破る始末。4年間で12回も相棒を変える状態。一方ケン・ハッチンソンは潜入捜査で強盗をして逮捕されるような刑事。型破りな2人に手を焼いた上司ドビーは2人をコンビを組ませるのだった。2人は川に流れ着いた死体から、リース・フェルドマンという実業家にたどりつく。そんなおり2人はコカインの大きい取引が行なわれるという情報を得る。麻薬犬でも嗅ぎ分けることの出来ない臭いのしない新種のコカインを扱うボスこそフェルドマンだった。

 ■感想■
 TVシリーズ「刑事スタスキー&ハッチ」の映画化作品。

 「チャーリーズ・エンジェル」、「モッズ特捜隊」、「特別狙撃隊SWAT」等、往年のTVシリーズが映画化されている余波に乗ったのか、1970年代の人気TVシリーズの刑事アクション「刑事スタスキー&ハッチ」も今回、映画化となりました。
 
 ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソンの出演者を見てわかるように『ズーランダー』(2001)ほどではないですけれど、ハチャメチャなコメディ調リメイクになってます。
 「あ~、コメディか!!」
 もともと暴力描写の厳しいアメリカのTVシリーズだったからこんなコメディ調でも、それほどは違和感はないですけど。
 でも、どうせならハードなアクション物のリメイクも見てみたかったなぁ。このコメディ調ではやはり日本劇場未公開もしょうがないか??ベン・スティーラー、オーウェン・ウィルソンのコメディ、少し苦手なんですよネ
 
 ストーリーはオーソドックスな刑事物としても十分耐えられるものだし、コメディ調でなくハードなアクションに仕上げてみても良かったかもしれないですよね。
 もちろん、その時は出演者は違うでしょうけど。
 
 こういうコメディ調にしてはランニングタイム100分は少し長すぎ!あと10~15分短くても良かったかも。
 もうこうなったらイギリスの超超超ハードアクションTVシリーズ「特捜班CI★5」とかも映画化しちゃえばいいのに…。
 でも、ハリウッドは、イギリスのおしゃれな傑作スパイSFTVシリーズ「おしゃれ秘探偵」をトンデモ映画『アベンジャーズ』(1998年)にしちゃったくらいだからねぇ。
 作るときはオリジナルのTVシリーズのファンのスタッフに作らせてね。20点 
スタスキー & ハッチ [DVD]
トッド・フィリップス,ジョン・オブライエン,スコット・アームストロング
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
オリジナル版もDVD化されています。
ソフトシェル 刑事スタスキー&ハッチ 1stシーズン完全版 [DVD]
アーロン・スペリング,マイケル・マン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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『ヘルボーイ』THE コミック!

2005-05-01 00:55:45 | SF
ヘルボーイ
HELLBOY(2004年アメリカ)
 監督    ギレルモ・デル・トロ
 脚本    ギレルモ・デル・トロ
 原案    ギレルモ・デル・トロ
         ピーター・ブリッグス
 原作     マイク・ミニョーラ
 出演     ロン・パールマン、セルマ・ブレア
         ジョン・ハート、ルパート・エヴァンス
  
 ■ストーリー■
 第2次世界大戦末期、敗戦の色が濃厚になってきたナチスドイツは、トゥーレ協会の殺し屋の将校クロエネンと怪僧ラス・プーチンと起死回生のため魔界の門を開こうとしていた。ナチスの陰謀に気付いたブルーム教授は連合軍のアメリカ軍と現場を急襲!アメリカ軍の活躍により陰謀は阻止されるが、魔界より赤い魔物の子供がこちらの世界に取り残されてしまう。ブルーム教授はこの子供をヘルボーイと名づけ育てることにするのだった。
 そして現代、この世の中の超常現象を解決するため、ブルーム教授はヘルボーイ、半漁人エイブとバイロキネシス(発火能力)を制御できない女性超能力者リズのメンバーでBPRDという組織を結成していた。そんな時、怪僧ラス・プーチンは現世に甦り魔界の門を開き、龍神オグドルヤハドを召喚してこの世を破滅させようとしていた!

 ■ネタバレないですが、B・シンガー監督ファンは読まないで!■
 ■感想■
 このストーリーをみて、まず思うことは「これってマンガかよッ!」って感じですけど、そのものズバリ、原作がアメコミの映画化作品です。
 原作者はマイク・ミニョーラ。
 ギレルモ・デル・トロがどうしても監督したかった作品とのことで待望の映画化です!。
 監督のギレルモ・デル・トロといえばメキシコ出身の鬼才で、今までの監督作をあげると、

 変則吸血鬼物『クロノス』(1992年)。
 
 動物パニック系ホラー『ミミック』(1997年)。
 
 サスペンスホラー『デビルズ・バックボーン』(2001年)。
 
 ウェズリー・スナイプスの吸血鬼アクションの2作目『ブレイド2』(2002年)。
 
 ということで、とにかくこういうジャンルにこだわっているエンターテイメント監督です!
 そのギレルモ・デル・トロ監督が、アメコミのエンターテイメントを監督するっていうんだから、いやが応でも、期待度は上がろうってもんです!
 実は『ブレイド2』もアメコミの映画化だったんで、コミックの映画化は、もうお手の物!もう安心して見てられます!

 で、今作のストーリーのメインのヘルボーイとラス・プーチンとの戦いのシーンの他にも、ヘルボーイの片思いを描いたりしたり、やきもち焼いてるシーンを描いたり、イヤな上司に怒ったりするシーンを描いたりして、ヘルボーイが、いかにも人間、人間しているシーンを描いてあります。
 ヘルボーイって見た目はかなり怖そうなモンスターですけど、どう見ても感情は人間です!
 そんな色んなほのぼするシーンが、息抜きできるように、いくつもありますけど、メインのストーリー展開は、いたってマジメ!けっこうハードな終末系SFしてます!!!
 ほのぼのするシーンがあるおかげで、少しほっとできる上に、メインの緊張感のあるストーリーを、より一層、際立たせる感じになってます!あれ、ほめすぎかな??
 
 それでも、ランニングタイム132分はちょっとだけ長すぎですかね??ランニングタイム100分にしろとは言いませんが、120分超えは少し長すぎかも…。もう見せ場!見せ場!の連続ですから!!
 ちなみに、日本公開版はディレクターズカット版の132分版ですけど、アメリカ公開版は122分だそうです!

「う~ん、短いバージョンしか観れないよりは、ディレクターズカット版しか観れない方が良いですよね!!」

 とも、思うんですけどネ。どうせなら、DVDはディレクターズカット版とアメリカ公開版の両方見れるとかにして欲しかったな。
 「DVDを買いもせず、文句言うな!」って怒られそうですけど…。

 ランニングタイム132分はちょっと長いかな??と思いつつ一気に楽しく見せてくれます!!本当に面白く、一切退屈しないで見れます!面白いです!こういう映画が好きな人は必見の1本です!

 
 ところで、同じくコミックを映画化するにしても、どうせなら、やっぱり

 「どうしてもこのコミック作品を映画化したい!!!
 
 って思ってる監督に撮らせてあげたいですネ。実際、『ヘルボーイ』だって、ストーリー的には、コミックとかでは良くありがちなストーリーですけど、完成した映画を観たら、メチャクチャ面白いんだから!!こういうエンターテイメントのジャンルは、センスのある監督に作ってもらわないとネ!

 監督のオファーが来るまで原作のコミックを知らなかった『X-MEN』(2000年)のブライアン・シンガー監督が良い例です!良い例でなく“悪い例”でした!!

 ブライアン・シンガー監督が原作のコミックのファンかどうかっていうことは大した問題じゃなくって、あの作風すべてがコミックの映画化とかには全然向いてないでしょ。
 もちろん原作のファンだった方がよりベターですけどネ。

 ブライアン・シンガー監督って、コミックを映画化するようなセンスが無いっていうのか、マジメすぎるっていうのか、それとも、ジャンル映画を撮るつもりがないのか、良くは、わからないですけどネ。
 ホントにいくらでも面白くなりそうな「X-MEN」を、普通の映画にしちゃってるんですもんネ。
 
 こういうエンターテイメントのファンタスティックなジャンル映画って、監督や脚本家のセンスの差がスゴク出やすいもんね。
 『X-MEN』シリーズも、サム・ライミ監督とかギレルモ・デル・トロ監督に撮って欲しかったな。
 とにかく、コミックの映画化はギレルモ・デル・トロ監督に任せて大丈夫!って思えるくらいは面白かったです!でも、ギレルモ・デル・トロ監督って自分が撮りたい物しか撮らないんだろうなぁ。75点

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コメント (2)
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