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『search #サーチ2』 ネットならまかせとき!

2023-12-16 23:21:31 | サスペンス

search #サーチ2
MISSING(2023年アメリカ)
 監督:ウィル・メリック
    ニック・ジョンソン(ニコラス・D・ジョンソン)
 脚本:ニック・ジョンソン(ニコラス・D・ジョンソン)
    ウィル・メリック
 原案:セヴ・オハニアン
    アニーシュ・チャガンティ
 出演:ストーム・リード
    ヨアキム・デ・アルメイダ
    ケン・レオン
    エイミー・ランデッカー
    ダニエル・ヘニー

 ■ストーリー■
 幼いころに父親を病気で亡くしたロサンゼルスの女子高校生ジューンは、ボーイフレンドのケヴィンとコロンビアへ行った母親グレイスが帰国予定日になっても帰ってこないことに不安になる。ジューンは警察に相談するが相手にしてもらえず、なおかつ海外ということでラチが明かず、パソコンやスマホといったデジタルツールを使って自分で探すことにするのだが、、。

 ■感想■
 娘の消息を探す父親をパソコンやスマホといったデジタルツールの画面だけで描いた画期的なサスペンス映画『search サーチ』(2018年)の続編。
 前作『search サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督の原案をもとにデジタル世代の若者を主人公に描いています!!
 脚本のセヴ・オハニアンは今作も脚本で参加。

 前作の主人公の父親もすごくデジタルツールを活用していましたが、今作の主人公ジューンは、その100倍活用しています!!前作の父親も頑張っていましたが、その比ではないです!!超活用しまくり!!
 
 生まれたときから携帯電話やパソコンが身近にあった世代が主人公とはいえ、あまりの手際に良さと速さで、観ている自分が全然ついていけない状態!!

 「そんなコトできるのー!?

 母親グレイスのボーイフレンドのパスワードを手に入れたり、コロンビアでは雑用係を"NINJA"で雇って探ってもらったり、、、リアルカメラの映像で確認したり、凄すぎなんですが、、。
 
 ランニングタイム111分とかなり長めの作品ですが、ダレルことなく一気にみせてくれます!!POV映画があまり好きでない自分がそうなんだから、POVが全然気にならない映画ファンはすごーく楽しめるはず!!
 もう自分はPOVが好きでないというより、どちらかと言えば、苦手!キライ!観たくない!、、っていうのが正直なトコロ!!

 でも、今作はそんなこと全然感じさせませんでした。観ているあいだに、POV映画ってコトも忘れちゃいました(ちょっとオーバーに褒めすぎ)。

 コロンビア現地で母親の足取りを探してくれるウーバーのハビエル役でヨアキム・デ・アルメイダが出演していました。自分が観る作品がかたよっているせいでしょうが自分が出演作を観るのは『パリより愛をこめて』(2010年)以来です。
 制作費700万ドルって、アメリカの作品にしてはかなり、というかメチャクチャ低予算!!

 低予算で、画期的(前作と同じですが)、面白い!!
 サスペンス映画ファンなら必見!!

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『セブンスフロア』 ブルック・シールズ、、出演料いくら??

2023-12-15 23:50:22 | サスペンス

セブンスフロア
THE SEVENTH FLOOR(1994年オーストラリア)
 監督:イアン・バリー
 脚本:トニー・モーフェット
 原案:ブルース・トロスト
    ジョン・サクストン
    ショーン・グッドウィン
    スティーヴ・マシューズ
 出演:ブルック・シールズ
    加藤 雅也
    クレイグ・ピアース
    リンダ・クロッパー
    ラッセル・ニューマン

 ■ストーリー■
 事故死した夫の会社の共同経営者だったケイトは会社で経営に携わるが、同じく共同経営者のビビアンに疎ましく思われていた。ケイトは資金難のため、会社の倉庫を改装して部屋として貸すことにする。会社の日本人プログラマー、サトウミツルに貸すことにするのだが、その頃から不審なことが起き始めるだった、、。 

 ■感想■
 ブルック・シールズ出演の制作費300万オーストラリアドルの低予算映画。
 ブルック・シールズの出演料はいくらだったんでしょう??
 観ている間、ずーと気になっちゃいました。

 今作と10年くらい違うので単純に比較できないですけど、1982年のオリビア・ハッセー、スティーヴ・レイルズバック出演の低予算Sci-Fi映画の制作費が『スローター・ゲーム』の製作費が250万オーストラリアドル。『スローター・ゲーム』のリメイクが2014年のドミニク・パーセル出演の『ジェノサイド・ゲーム』です。
 
 ドルフ・ラングレン主演のマーベルコミックを映画化したオーストラリア映画『パニッシャー』(1989年)の製作費が900万ドル(オーストラリアドルでなくアメリカドルで)。
 1994年頃の作品と比べると、アメリカ、イギリス合作のオーストラリア映画、話すブタの映画『ベイブ』(1995年)の製作費が3,000万ドルです(こちらもアメリカドルで)。

 今作は、ソフトが東映ビデオから出ていたので、てっきり豪華なVシネマかと、ずーーーッと思っていましたが、劇場公開している作品でした。
 ヒロインのケイトが、共同経営者(株主?)エドの車に乗っているシーンがあるんですが、右ハンドルなので、、おや?と思っていたら、オーストラリア映画でした、、。
 
 日本、アメリカの合作と思っていたら、アメリカ映画でなくオーストラリア映画でした。
  
 勘違いに次ぐ勘違い!
 しかも、25年以上勘違いしてました!!

 IMDbによると、オーストラリア映画になっています。あれ、日本がない、。
 東映が、海外と合作で作ったと思うんですが、、。
 製作者も日本人も入ってるし、。

 今作の登場人物のモラルが今と違いすぎ、、。
 ヒロインのブルック・シールズと仲の良いエドは、ブルック・シールズのコトが嫌いな共同経営者(株主?)ヴィヴィアンとHしちゃうし、、。ブルック・シールズも部屋を貸したヒロインも加藤雅也演じるサトウとHしちゃうし、、。
 全員、1970年代のジェームズ・ボンドのような下半身の節操なさ、、(本当はそこまでひどく無いですけど、、。)

 登場人物が少ないので、話の展開上もですけど、1番怪しい人物が犯人です。
 Z級ではないですけど、C級くらいでしょうか??

 今観ると、展開ゆっくりすぎです。
 当時は、こんな感じが普通だったんでしょうか??

 B・シールズの出演料が気になっちゃう度 ★★★★
 登場人物少ない度(サスペンスとして)   ★★★★
 加藤雅也怪しすぎ度            ★★★

 でも、最後はなぜかサスペンス映画がホラー映画に、、。
 あの電話は要らなかったのでは??

 

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『去年の冬、きみと別れ』 ミステリー映画、すごく面白い!!

2023-12-14 01:57:39 | 日本映画

去年の冬、きみと別れ
(2018年日本)
 監督:瀧本 智行
 脚本:大石 鉄也
 原作:中村 文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
 出演:岩田 剛典
    山本 美月
    斎藤 工
    浅見 れいな
    土村 芳
    北村 一輝

 ■ストーリー■
 最愛の女性との結婚を控えるフリーの記者の耶雲恭介はスクープをとるためにある事件を追っていた。その事件とは、天才カメラマン木原坂雄大が容疑者となった1年前に起きた目の不自由な女性が焼死した事件だった。


 □■□ネタバレなし□■□
 日本映画、ミステリー映画をバカにしているのか?と思われる記事なので、日本映画ファン、ミステリー映画ファン、今作のファンの方、関係者の方は今回は読まないで下さい。

 ■感想■
 中村文則原作のミステリー小説の映画化作品。

 今作のオフィシャルサイト上で”全編《罠》だらけの予測不能!サスペンス”とか”すべての人がこのにはまる”とか謳っていて、すごーく気になっていた作品です。

 原作は叙述形式らしく、映像化不可能と言われていた作品だったそうです。映画にするために登場人物の設定とかも変更しているみたいです(原作は未読です)。

 素直に言って「面白い」です!!普通に面白い!!

 日本映画でも、ミステリーならこんな面白い映画が作れるんですねー。

 映画のうたい文句が煽りすぎで、とてつもないドンデン返しを考えちゃいました!!
 なぜ、自らハードルを上げるんでしょうか??ハードルを上げる意味が分からないですけど、一応、楽しく観れるレベルのオチでした。

 観る前(観ている間)のドンデン返しオチをいくつか考えたので書いてみます。
 
 ①実は主人公の記者耶雲が犯人(連続殺人鬼)だった。
 ②誰も死んでいなかった。
 ③犯人は主人公記者耶雲の婚約者、百合子だったのを白状させるため、全員で大芝居をしていた。
 ④容疑者のカメラマン木原坂は悪魔を殺すために霊界から戻ってきた人間だった。
 ⑤主人公の記者耶雲は、無実の木原坂を助けるためにやってきた未来から来た木原坂の子どもだった。
 等々、、。

 ④や⑤にいたっては、ミステリー映画でなく、ホラー映画やSci-Fi映画になっちゃってます。
 それも中学生でも考えられるレベルでした、、すいません。
 普段、ドンデン返し系の作品に対して、オチがすぐにわかった!と書いてるくせに、自分ではこんなレベルしか考えられない、、、。

 真剣に今作を観ようかどうしようかと思って記事を読んでいる方がいたらすいません、、。

 ランニングタイム119分と少しだけ長めの作品ですが、テンポも良くだれることなく面白く観れました。日本映画もこういうミステリー映画がたくさん作られると良いのに、、。

 ミステリー映画度    ★★★★
 オチにびっくり度    ★★★
 もう一度観なおしたい度 ★★★
 

 

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『白髪魔女記』 何度でも映像化します。

2023-12-13 00:07:45 | ファンタジー

白髪魔女記
白髪魔女傳 WHITE HAIRED DEVIL LADY(2020年中国)
 監督:ジョウ・ティアンユ
 出演:ジャン・ウェイナ
    シー・ジャンユー
    シュー・シャオチャン
    ワン・シー
    ウー・ダーク

 ■ストーリー■
 詔獄、東廠の長官、魏太監(ぎたいかん)に捕えられた玉羅刹(ぎょくらせつ)は、護衛の氷煞(ひょうさつ)と戦うのだった。
 1か月前、張家の屋敷に弔問で訪れた魏太監(ぎたいかん)に、李嗣昌(りししょう)は「東廠が江南の水害の義援金を横領し紅丸の練丹し、民が不満をつのらせている」と訴えるのだった。しかし、魏太監は、紅丸の練丹は皇帝の勅命とのことでその意見を聞き入れず、自分の言葉が勅命と言い李を殺すのだった。その場に隠れていた玉羅刹が魏を狙うが、護衛の氷煞、鬼墨にはばまれ、、。

 ■感想■
 武侠小説の人気作家、梁羽生が、1957~1958年にかけて香港の新聞に連載した「白髪魔女伝」の映画化作品。
 
 もう何回も映像化されています。
 レスリー・チャン、ブリジット・リン主演の『キラー・ウルフ 白髪魔女伝』(1993年)が有名でしょうか??
 最近の中国映画ファンには,2014年にファン・ビンビンが主演の『白髪妖魔伝』が有名でしょうか??

 その他にも『白髪魔女伝 美しき復讐機』(1999年)、『レジェンド・オブ・ホワイトウィッチ』(2020年)で映像化され、2012年にはTVドラマ「白髪魔女伝」で映像化されています。 

 有名な作品なのに、自分は映像化作品を観るのは今作が初めての作品です。
 「えーッ、有名なのに、観てないのかよッ!!」
 って、突っ込まれちゃいますね、、。

 武侠映画って、たくさんありすぎて、、、、。
 自分には、武侠映画の主だった作品をフォローするのもムリです、、。

 ランニングタイム74分とすごーく短め。
 なんで、こんなに短いの??
 最近の中国映画って、ランニングタイムが短い作品多いですけど何か理由があるのでしょうか??

 1992年のロバート・ロドリゲス監督のドラマ『エル・マリアッチ』がランニングタイム80分。
 2010年のマーヴィン・クレン監督のゾンビ系(感染者)ホラー『ベルリン・オブ・ザ・デッド』が59分。
 探せば普通に面白い作品で短い映画がないこともないんですが、、中国映画があまりにも短い作品が多いので気になっちゃいました。

 Z級のホラー映画なら、普通の長さですけど、、普通の映画で74分は短すぎでしょ。
 でも、テンポが良くてすごく観やすくて良かったです。逆にテンポが良すぎて物足りなかったです!!
 原作とか全然知りませんが、楽しく観れました。原作知らない人は置いてっちゃうよーみたいなコトありませんでした。

 テンポ良すぎ度 ★★★★
 観やすい度   ★★★
 おいてけぼり度 ★

 最近の中国映画には多いですが、今作も美男美女ばかり出てて、出演している俳優さんたちが印象に残らなかったです。
 ストーリー展開も早すぎで、それほど印象に残っていないかも??
 2年もしたら、どんな映画か覚えていない可能性が、、。

 

レンタル落ちソフトも。

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『ベネシアフレニア』 オーバーツーリズムはつらいよ

2023-12-12 01:38:24 | ドラマ

ベネシアフレニア
VENECIAFRENIA(2021年スペイン)
 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
 脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア
    ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
 出演:イングリッド・ガルシア=ヨンソン
    シルヴィア・アロンソ
    ゴイセ・ブランコ
    ニコラス・イヨロ
    アルベルト・バング
    コジモ・フォスコ

 ■ストーリー■
 結婚を間近に控えたイサは、友人たちとイタリアのベネチアに羽目をはずそうとやってくる。来て早々、ベネチアの街ではカーニバルで賑わっていたが、一方、観光客が多すぎるから帰れとプラカードを掲げた地元住民の集団に出くわすのだった。また、カーニバルの道化師の扮装をした人物が旅行者を狙っていたのだった、、、。
 
 ■感想■
 アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の描くドラマ。
 ジャッロ映画風の作品かと思って観たら、マジメな作品でした。

 イタリアが舞台だし、監督がアレックス・デ・ラ・イグレシアだし、、勘違いしちゃいました。
 アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の作品は『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』(2002年)、『オックスフォード連続殺人』(2008年)、『スガラムルディの魔女』(2013年)、『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』(2017年)とけっこう観てます。
 別に監督で観ているワケではないんですが、、、。好きそうな作品を観ていたら結果、けっこうな作品数観たことに、、。

 今作を観る前に勝手にイメージしたのは、黒い革の手袋をした連続殺人鬼、弱い犯行動機、『血のバレンタイン』も真っ青になるような、ほとんど不可能に近い犯人の正体等々だったんですが、そんなコトはありませんでした。

 ジャッロ映画度     ★
 テーマがちゃんとある度 ★★★★
 最後があっけない度   ★★★
 

 「オーバーツーリズムはイヤだなぁ」をテーマになっていました。
 
 あれ、違うかな???
 映画を観る理解力が高くなくてすいません、、。

 旅行先で出てくる登場人物、みんな怪しそうで、怖いですよね。
 水上タクシーの運転手も、犯人の仲間なのでは??とか思っちゃいました。全然違ってました、、。
 それにしても観光都市で、こんな事件起きたら、旅行者も一時的にはかなり減るんじゃないでしょうか??犯人の思惑通り、、。
 
 犯人グループと連続殺人鬼といて、、、全然思っていた作品と違っている。
 事前に作品の情報を得ないようにしているので往々にしてこういう勘違いが、、。
 まぁ、今作の場合、ガッカリしたというより、楽しく観るコトができました。

 【ヨーガ・アワード】2023年ワースト監督賞を受賞しました。この映画賞って、アメリカのラジー賞みたいな賞でしょうか??
 ネットで調べたんですが、調べ方が悪く良く分かりませんでした。
 
 カテゴリーは、あえて”ドラマ”にしていますが、連続殺人鬼もでてくるので、スペイン映画のホラーが好きな映画ファンは観ても良いかも!!

 正確にはカテゴリーは”ホラー”なので、小さなお子さんの家族みんなで観ないように、、。

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『ブラッディ・スワン』 低予算アメリカンホラー、ジャッロ風

2023-12-11 00:16:33 | ミステリー

ブラッディ・スワン
BLOODY BALLET(FANTASMA)(2018年アメリカ)
 監督:ブレット・マレン
 脚本:マット・クラウド
    ブレット・マレン
 出演:ケンドラ・カレリ
    キャロライン・ウィリアムス
    デビー・ロコーン
    カティー・カーペンター
    ブレット・ワグナー

 ■ストーリー■
 8歳のとき、何者かに両親を惨殺されたアドリアナは成長しバレリーナになる。ある日、アドリアナは「くるみ割り人形」の主役に抜擢されるのだが、怪しい人物がアドリアナの周りの人たちを殺していく悪夢を見るようになりセラピーを受けることに。しかし、実際に、殺人鬼が現れアドリアナの周りの人物たちを毒牙にかけていく、、。

 ■感想■
 Amazonプライム配信のホラー映画。
 アメリカの2018年の作品ですが、舞台設定やストーリーや音楽がなんとイタリアのホラー映画風です。
 1980年代風なんで正確にはジャッロとは言えないかもしれないですけど、いかにもイタリアの殺人鬼を描いたミステリー系ホラーになっています。

 ストーリーは、どこかで観たコトあるような、大した犯人ではないですが雰囲気がすごく良いです。

 原題”PHANTASMA”ですが、配信版は別タイトルの”BLOODY BALLET”です。

 ジャッロ映画や、1980年代のイタリアの殺人ミステリー系の作品を観なれた映画ファンだったら、すぐに犯人がわかるはず。
 映画が始まって20分くらいで、犯人に違いないって思ったら、その通りでした、、。

 なんでー??

 こういう低予算のミステリー系ホラー映画にしては登場人物が多い作品なのに、あえて、その犯人??いくらでもストーリーにツイスト効かせて違う犯人でも登場させられたのに、あえて今作の犯人は想像通り、、、。

 観ている映画ファンの40%くらいの人には分かっちゃう犯人!!

 せっかく、ここまで雰囲気が良い作品なので、ランニングタイム84分と、コンパクトにまとまっていますが、あと10分くらい長くても良いから、違うエピソードの挿入と違う犯人が良かった!!
 
 ゴアシーンがなぜか一生懸命に描写していて、トラウマになりそうです。
 足首切るシーンとか、目玉にこだわるシーンとか、、。
 足首切るシーンとか、さらりと描かれていますが、すごーく痛そう!!
 目玉へのこだわりはルチオ・フルチ監督の作品へのオマージュでしょうか??

 
 雰囲気が1980年代イタリア映画度 ★★★★
 犯人も1980年代イタリア映画度  ★★★★★
 ゴアシーン痛そう度        ★★★★ 


 今作は【ロンド・ハットン・クラシック・ホラー・アワード】2017年優秀インデペンデント映画賞 ノミネートされています。

 ランニングタイム84分の作品なんで、今は地上波でなくなっちゃいましたけど、深夜枠でも良いので90分枠の映画枠で吹替で放映されたらすごく面白く観れると思います。
 
 イタリアのホラー映画好きなら観ても良いかも??

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『眠れぬ夜のカルテ』 催眠療法で眠らないで、、。

2023-12-10 21:37:00 | ミステリー

眠れぬ夜のカルテ
催眠大師 THE GREAT HYPNOTIST(2014年中国)
 監督:レスト・チェン
 脚本:レン・ペン
    レスト・チェン
 出演:シュー・ジェン
    カレン・モク
    フー・ジン
    ルー・ゾン
    デヴィッド・ワン
    

 ■ストーリー■
 精神科医シゥ・ルイニンは催眠療法を施し患者を治療していた。ある日、ファン教授からある患者を診て欲しいと依頼される。患者の名前はニン・シャウヤン。彼女の症状は数年前から見え始めた霊視だったが、以前診断した香港の医者シェン・リーによれば会話が明瞭であるということに驚いていた。早速、治療を始めたシゥだったが、、。
 
 □■□ネタバレあり□■□
 直接的でないですけど、間接的にネタバレしています。ネタバレなしで観た方が1,000倍面白いので、観てから読んで下さい!

 ■感想■
 レスト・チェン監督の描くミステリー系映画。
 主演は、シュー・ジェンとカレン・モク。
 レスト・チェンは、日本のTVドラマ「101回目のプロポーズ」をリメイクした『101回目のプロポーズ ~SAY YES~』(2012年)の監督です。

 2014年の中国の作品ですが、香港映画ファンが観ても十分楽しめる作品です。中国映画と言われなければ香港映画だと思っちゃうくらいです。

 ランニングタイム101分の作品で、オチが重要になってくるミステリー作品ですが開始17分でオチがわかっちゃいました。正確には、その前からうすうす感じていました、、、。

 あまりにも早くオチがわかっちゃったので、以前観たことがあるのでは??」

 とも、思ったんですが、ソフトが発売されたり、レンタルされていたコトもなさそうなので本当に分かっちゃたみたいです、、(悲しいですー)
 映画の本数を観すぎるのも、けっこう察しちゃうので弊害がありますよねー。
 

 びっくりしたかったー。
 自分が今まで観た作品でびっくりしたのはTVムービーでは、「刑事コロンボ」のクリエイター、ウィリアム・リンクとリチャード・レヴィンソンが脚本を書いたTVムービー『殺しのリハーサル』(1982年)、ロベルト・トーマの舞台劇の映画化作品『ハネムーン・クライシス 新妻蒸発』(VHS題:『他人の向う側 私の家に見知らぬもう一人の妻がいる』)(1975年)。エドガー賞受賞のミステリー『解剖室殺人事件』(VHS題:『キルジョイ』)(1981年)などなど。
 劇場映画では、トンデモおちの『フォーガットン』(2004年)、インド映画のドラマ『女神は二度微笑む』(2012年)等々。これくらいでないと驚けない、、。

 普通のオチでは驚けないし、途中で気づくこともしばしばで映画を楽しめなくて悲しい、、。

 やっぱり、映画は新作(その人にとって初めて観る作品)を年間100本くらい観るのが映画を楽しむコツ??
 30年間観ても3,000本くらいですからね。

 あまり観すぎると、関連している作品に気づいてしまいますからね。

 
 ところで、今作はアメリカのある映画にそっくりでした(自分にとって)。
 観る人によってはそう思わないかもしれないですけど、。
 その作品名をあげるとネタバレになるので、今作に興味を持った方は記事を読まないで下さい。たびたび書きますが、オチがわからずに観た方が面白い作品です。

 オチが途中で分からないと面白い度 ★★★★★
 ミステリー映画度         ★★★
 香港映画が観たくなる度      ★★★

 

 その作品とは、ホルヘ・ドラド監督の2013年のマーク・ストロング、タイッサ・ファーミガ出演のサスペンス映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』です。
 『記憶探偵と鍵のかかった少女』がちらついて、冒頭から、今作の主人公が行う診察自体を疑って観ちゃいました、、。

『記憶探偵と鍵のかかった少女』を観てなければ良かったのに、。

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『2067』 オーストラリアタイムSci-Fi

2023-12-09 23:07:58 | SF/タイムトラベル・時間

2067
2067(2020年オーストラリア)
 監督:セス・ラーニー
 脚本:セス・ラーニー
    ギャレス・デイヴィエス(セリフ追加)
    ギャラヴァン・スコット・デイヴィス(原案トリートメント)
    デイヴ・ピーターソン(追加)
 出演:コディ・スマット=マクフィー
    ライアン・クワンテン
    リアンナ・ウォルスマン
    アーロン・グレナン
    デボラ・メイルマン

 ■ストーリー■
 西暦2067年、環境破壊が進み植物は枯れ、人々はクロニコープ社が作る人工酸素に頼っていた。人工酸素では拒絶反応が起き感染症で人々は次々と死んでいき世界は滅亡の危機に瀕していた。ある日、電気を供給する原子炉の作業員イーサンは、会社の責任者レジーナに呼びだされる。
 クロニコープ社は物理科学者だったイーサンの父親が研究していたタイムマシンを20年かけて完成させていた。ある日、タイムマシンに407年後の未来からメッセージが届いたというのだ。メッセージには「イーサン・ホワイトを送れ」との内容が。
 未来に行って人類滅亡の危機を回避してくれと依頼されるイーサンだったが、人工酸素で感染症を起こし始めた妻のサンディを置いていけないと悩むが、サンディに説得され、人類のためタイムトラベルを行うことに。しかし、電力の関係で人間を送ることは1回しかできない状況だった。

 ■感想■
 環境破壊が進んだ世界を救うためタイムトラベルで未来に行く主人公を描くオーストラリア製のSci-Fi映画。

 ランニングタイム114分と少し長めの作品ですが、だれることなく普通に楽しめるSci-Fi映画になっています。
 Z級の作品と比べればという意味なので、普段メジャー作品しかみていない映画ファンだと少しテンポが悪いかも、、。
 自分は全然楽しく観れちゃいました。
  実際はあと10分くらい短い方が良かったのでは??とも思いますが、114分もこれはこれでOKな感じです。
 TV東京の「午後のロードショー」で放映されたら、実質本編92、93分でテンポが良くなって面白くて、もっと観やすいかもみたいな感じの作品です。
 
 分かりやすく表現したつもりなんですが、、どうでしょう??

 普通は過去に行って、こういう世界にならないように歴史を改変しようとするんでしょうけど、そうしないところが、発想が面白いです。

 なぜ過去でなく、未来に??

  タイムトラベル映画度 ★★★
  解決度           ★★★
  午後のロードショー度 ★★★
    
 主人公イーサンの対応能力が高すぎですけど、もともとかしこかったんでしょうね。

  今作は、2つの映画賞で監督賞と美術賞でノミネートされました。
 オーストラリアの映画賞なので良くわからないですが、、。

 【オーストラリア監督ギルド・アワード】2021年 長編監督賞ノミネート
 【オーストラリア・アカデミー・オブ・シネマ・アンド・テレヴィジョン芸術・アワード】2021年 美術賞ノミネート

 ホラー映画よりも、Z級の作品が観るのがつらい作品が多いSci-Fi映画ですが、今作はちゃんとB級なので安心して観て下さい!!
 
タイムトラベル系のSci-Fi作品としては、定番みたいな展開で、最後は後味も悪くないのでタイムトラベル系の作品が好きな映画ファンは観ておいても良いかも??

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『カタコンブ 地下墓地の秘密』 そんなとこで思い出作り??

2023-12-08 23:47:43 | ホラー

カタコンブ 地下墓地の秘密
DEEP FEAR(2022年フランス、ベルギー)
 監督:グレゴリー・ベガン
 脚本:ニコラ・タキアン
 出演:ソフィア・ルサーフル
    ヴィクトール・ムーテレ
    カシム・ミースターズ
    ジョゼフ・オリヴェネス
    ブレセ・アフォンソ

 ■ストーリー■ 
 1989年、カタコンブにいた若者スポーンが何者かに襲われる。1991年パリ、ソニアは兵役に行くアンリを楽しませるためにドラッグの売人ラミに相談して、地下に広がるカタコンブに行くことにする。気乗りしないアンリ、マックスだったがいやいやカタコンブへと行くことに。カタコンブの中では地下愛好家たちがパーティを開いていた。
 アンリはそこで2年前に弟スポーンが地下で行方不明になったラミアと知り合うのだった。ソニア、ラミ、アンリ、マックスの4人その後カタコンブの奥へ進んでいくのだった。奥へ進むとそこにいたネオナチに襲われるがソニアがラミの持っていた拳銃で反撃、その場を逃げ出すことに成功する。
 その後、地下愛好家の仲間ファウスト、ラミアたちと合流したラミたちは、最近発見された謎の空間だった空白地帯に向かうことにするのだが、、、。

 ■感想■
 フランスの地下に広がるカタコンブ(カタコンベ)を舞台にしたホラー映画。
 同じくカタコンブを舞台にした2007年のアメリカ映画『カタコンベ』がありました。
 2014年にはアメリカ映画『地下に潜む怪人』が、、。
 正確には『カタコンベ』はホラー度がまるっきりなく、ほとんどサスペンス映画。
 『地下に潜む怪人』も冒険物みたいな作品でした。

 でも、今作は完全なホラー映画です。

 ホラーです、ホラー!!

 しかも、ナチスの残党のような兵士(将校)がゾンビのように暴れまくり!!
 でも、それは、主人公たちがカタコンブの中で、違う若者のグループとワイワガヤガヤやったり、ネオナチともめたり色々あった後に出てくるので、時間配分がオカシい感じに、、。

 せっかく魅力ある怪人を登場させるのに、!! 
 まるで打ち切りが決まって急に路線変更したコミックのような展開。

  しかも、今作のランニングタイムは84分しかない!!もう始まって15分くらいで登場人物の紹介が終わって、このナチスの将校が暴れ始めないと、、、。

  時間配分がおかしい度      ★★
 ナチスの生き残りが暴れる度 ★★★★★
 ホラー映画度        ★★★★

 もう少し冒頭からホラー映画度全開のしてくれたら良かったのに、、。
 
 こういう映画を観ると、1980年代にブームになったスラッシャー映画ってけっこう面白かったのかも??と思っちゃいます。
 最初から、殺人鬼が森や女子寮や炭鉱や廃屋で暴れまくりで90分近くそれだけで楽しませてくれましたからね。

 カタコンブが舞台の映画が好きな映画ファンは観ても良いかも?? 

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『アサルト33:要塞病棟』 2021年でも”ダイ・ハード”

2023-12-07 00:18:47 | アクション

アサルト33:要塞病棟
ASSAULT ON VA-33(2021年アメリカ)
 監督:クリストファー・レイ(クリストファー・ダグラス=オーレン・レイ)
 脚本:スコット・トーマス・レイノルズ
 出演:ショーン・パトリック・フラナリー
    マイケル・ジェイ・ホワイト
    マーク・ダカスコス
    ジーナ・ホールデン
    ロブ・ヴァン・ダム
    ジェラルド・ウェッブ
 
 ■ストーリー■
 戦場で負傷し、それが原因でPTSDになった元兵士ジェイソンは、妻で精神科医のジェンが働く、オークサイドの町の退役軍人33病院(VA-33)で診察を受けることに。
 しかし、ジェンが統合参謀本部のウエルチ大将を診察するときを狙い武装強盗団が病院を襲ってくるのだった。ジェンを迎えに行ったジェイソンは病院の異変を感じ取り、娘のサラを車に残し、病院へと入っていくのだった。
 武装強盗団は、病院をジャックし、患者を人質にし、ジェイソンは強盗団の件を警察署に連絡するがPTSDを患った患者からの妄想だと思われてしまうのだった、、、。

 ■感想■
 ショーン・パトリック・フラナリー、マイケル・ジェイ・ホワイト、マーク・ダカスコス出演の退役軍人病院を舞台にしたB級アクション映画。
 今作は2021年の作品ですが、『ダイハード』の亜流系の作品です。タイトルは『アサルト13 要塞警察』のパチモンみたいなタイトルですが、内容は1988年の傑作アクション映画『ダイ・ハード』系。
 33年間経っても全然進歩がない、、。
 
 低予算の作品ですが、ヘリコプターが墜落したりする無意味なシーンが出てきます!
 なぜ、このシーンにお金を使う??

 出演者も、ショーン・パトリック・フラナリー、マイケル・ジェイ・ホワイト、マーク・ダカスコスと、B級アクション映画としたらやたら豪華!!
 
 3人の出演料だけで制作費の半分くらい使ったのでは??

 通報を受けた警察署の署長をマイケル・ジェイ・ホワイトが演じていますが、「オークサイドの町に大事件は起きない」みたいなセリフを言いますが、マイケル・ジェイ・ホワイト演じる警察署長がいるだけで大事件が起きそうです、、、。
 
 マイケル・ジェイ・ホワイトが病院に乗り込んでやっつけちゃえば良いのに!!

 強盗団ですけど、わずか8人しかいない、、。
 あっという間に、4人が退場!!
 その後も、次々と倒していきます!!
 強すぎ―!!
 
 ショーン・パトリック・フラナリーの出演作、ファンでないですけどけっこう観ています。
 『処刑人』(1999年)『D-TOX』(2002年)『烏 カラス』(2007年)『デッド・インパクト 処刑捜査』(2008年)『処刑人II』(2009年)『ソウ ザ・ファイナル 3D』(2010年)『フラッシュバーン』(2017年)等々。

 主人公を演じるのが、デイヴ・バウティスタとかスティーヴ・オースティンだったらもっともっと安心して観ちゃうんですが。

 TV東京の「午後のロードショー」とかで観るのに最適な作品です。

 今でも”ダイハード”度            ★★★★
 S・P・フラナリーアクション頑張ってる度  ★★★★
 B級アクション映画なのにキャストが豪華度 ★★★

 

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『ザ・ヴィランズ 悪党伝』 南部、犯罪、お金

2023-12-06 00:24:15 | 犯罪/ノワール

ザ・ヴィランズ  悪党伝
THE CRIME BOSS(2020年アメリカ)
 監督:クラーク・デューク
 脚本:クラーク・デューク
    アンドリュー・ブーンクロン
 原作:ジョン・ブランドン
 出演:リアム・ヘムズワース
    クラーク・デューク
    ジョン・マルコヴィッチ
    ヴィンス・ヴォーン
    マイケル・ケネス・ウィリアムズ
    ヴィヴィカ・A・フォックス
    チャンドラー・デューク

 ■ストーリー■
 アメリカ南部、アーカンソー州でカイルはフロッグというボスの元で働くことに。組織のパークレンジャーのブライトのもと、スインという男とコンビを組むことになる。公園のトレーラーハウスに住み、昼間は州立公園の職員として働き、それ以外の時間で麻薬の運び屋として生活していた。
 しかし、取引先の孫が金目当てにあとをつけ、ブライトと殺し合いになって2人とも死んでしまうのだった。フロッグにばれたら大変なコトになると、カイルとスインは、取引の金44,000ドルを奪おうとするのだった、、。

 ■感想■
 「ハンガー・ゲーム」シリーズのリアム・ヘムズワース主演のアメリカ南部を舞台にした犯罪物。
 共演は、ヴィンス・ヴォーン、ジョン・マルコヴィッチと出演者が豪華です!!
 
 監督は、主人公のカイルと組むことになるスイン役で出演している俳優のクラーク・デューク。

  フロッグの正体は誰??ってことで盛り上がるわけでもなく、淡々と南部の田舎で犯罪者の主人公たちがもがきながら、何とかしようとしている姿が描かれています。
 フロッグの正体、途中でわかっちゃいます。
 
 アメリカの南部が舞台の犯罪物が好きなら観ても良いかも??

 緊張感よりも度知多家と言えばのんびりムードな感じです。
 
 主人公たちが盗もうとしているのが2人で44,000ドルって、、、しかも麻薬の運び屋なのに、、。普段、どれくらい稼いでいるんでしょうか??
 物価の高いアメリカだから、日本で思う44,000ドルと価値がずいぶん違う気もするんですが。
 まぁ、逆に4,000万ドルだったら、金額が多すぎて怖くてネコババできないっていう話しも、、。

 ランニングタイム100分と短くも、長くもない、、出演者の豪華さ以外、特に特長も思いつかない、、。
 
 豪華なキャスト度    ★★★
 アメリカ南部の犯罪物度 ★★
 ボスの正体ばれちゃう度 ★★★

 TV東京の「午後のロードショー」で放送していたら、お菓子でも食べながら観るのにちょうど良いかもくらいな感じです。

 

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『フェイクシティ2』 続編のタイトルにしなければ良かったのに、、、。

2023-12-05 12:45:53 | 犯罪/ノワール

フェイクシティ2
STREET KINGS 2 MOTOR CITY(2011年アメリカ)
 監督:クリス・フィッシャー
 脚本:エド・ゴンザレス
    ジェレミー・ハフト
 出演:レイ・リオッタ
    ショーン・ハトシー
    ジョー・ティンバン
 
 ■ストーリー■
 麻薬課の潜入捜査官マーティたちのグループは、捜査中に正体がばれ銃撃戦になり、マーティは足を撃たれ重症を負う。3年後、マーティは足をひきづりながら警察に務めていた。そんなとき殺人課に異動したキンタナが何者かに殺される事件が起きる。かつての潜入捜査の仲間だったマーティは、キンタナのパートナーだった若手刑事のダンと、この事件の捜査にあたることになる。
 そんなとき、当時、同じ麻薬課の潜入捜査のグループのメンバーたちが何者かに襲われていく事件が起きるのだった。
 

 ■感想■
 今日も、前に観た作品を記事にします。なぜ、今頃??て思われちゃいますが、記事が書きかけだったので、、。ってそんな理由です。

 ジェームズ・エルロイ原案、脚本の『フェイクシティ ある男のルール』(2008年)の続編。
 続編と言っても、タイトルが”2”なだけで1作目と全然関係ない作品です。今作から観ても大丈夫ですが、前作を未見の方は前作を観て欲しいです。

 今作はオリジナルビデオ作品です。1作目は製作費2000万ドルのメジャー作品だったのに、、。

 監督のクリス・フィッシャーは、「コールドケース」「パーソン・オブ・インタレスト」「マジシャンズ」等々、主にTV界で活躍している監督のようです。脚本のジェレミー・ヘフトもTVドラマ中心で活躍しているようです。
 前作は、監督デヴィッド・エアー、脚本ジェームズ・エルロイ、カート・ウィマー、ジェイミー・モスと超豪華でしたけど、、。 
 
 出演は、前作のキアヌ・リーブス、フォレスト・ウィッティッカーから、レイ・リオッタ、ショーン・ハトシーに。
 
 オリジナルビデオ作品だから、スケールダウンはしょうがないですけど、問題はスケールダウンより、どこかで観たことあるような平凡なストーリーかも??
 犯罪・ノワール、アクション映画の傑作だった前作に比べて、今作は、オリジナルな良さがあまり思いつかない、いかにも急いで製作されたかのような、良くありがちな犯罪物になっちゃいました!

 観終わったら、数か月で内容を忘れるような作品って感じでしょうか??

  『フェイクシティ ある男のルール』の続編として観ないで、普通の犯罪物として観れば、、、「午後のロードショー」で観るなら及第点って感じでしょうか??
 あまーく観れば、それなりに普通に楽しめるくらいの作品になっていますけど、あえて傑作の『フェイクシティ ある男のルール』の続編をうたってしまうって、自らハードルを上げちゃってます。

 期待度の方が高くて、今作の評価を下げる結果に・・・。

 なぜ続編のタイトルに??
 1作目が2008年で今作が2011年で、3年後になぜ??

 主演は、良い役も悪い役も演じるレイ・リオッタ。
 レイ・リオッタの魅力だけで1本、映画作っちゃいました。みたいな作品です。

 レイ・リオッタの魅力度       ★★★★
 続編のタイトルでない方が良かった度 ★★★★★
 良くあるストーリー度        ★★★★★ 

 

今作と関係ない1作目は大傑作。
最も好きな犯罪映画の1本。

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『ビッグハンマー・マサカー 血しぶきの狂宴』 低予算すぎ、、でも面白い。

2023-12-04 00:16:34 | ホラー

ビッグハンンマー・マサカー 血しぶきの狂宴
SWEATSHOP(2009年アメリカ)
 監督:ステイシー・デヴィッドソン
 脚本:ステイシー・デヴィッドソン
    テッド・ジョーヒーガン
 出演:アシュリー・ケイ
    メラニー・ドニフー
    ペイトン・ウェッツェル
    ダニエル・ジョーンズ
    ブレント・ハイムス

 ■ストーリー■
 今は廃工場となった跡地でパーティを企画した9人の若者たち。パーティの準備をしている彼らの前に大型ハンマーを持った溶接工のマスクを被った大男”ビースト”とゾンビのような2人の女が現れ、1人づつ犠牲に、、。また、パーティに参加する若者たちが工場へと集まっていた。
 
 ■感想■
 大きなハンマーを持った溶接工のマスクを被った大男”ビースト”が暴れまくるスラッシャー映画。
 ”ビースト”は日本でつけた名前で『バーニング』(1981年)の犯人に勝手に日本で名前をつけたバンボロみたいな名前だと思ったら違いました。
 本当に役名が"BEAST"でした、、。
 
 ビーストが出てくるまで時間が長くて、若者たちのシーンが前半ダラダラしているとか、ストーリーが全然ないとかネット上ではあまり評判が良くない作品ですが、自分はけっこう好きな作品です。

 自分から見ると、本当のZ級の作品に比べたら、ダラダラシーンもそんなに長くなく、登場人物たちも描き分けられれているし、全然だれていないです!!
 大体、観るのが苦痛でない時点で、それだけで高評価です!!


 今作を観たのが2018年くらいなので、最近のZ級観まくりの状態でないときにそう思ったので、今、観直したらもっともっと評価が高いはず!!

 これくらいの完成度だったら大満足!!

 ランニングタイム91分楽しく観れました!!
 リメイク版の『13日の金曜日』(2009年)より断然評価したいです。『13日の金曜日』は製作費1,900万ドルのメジャー作品に比べて今作は超々低予算の作品ですからね!!
 
 今作の製作費は12,000ドル!! 

 あまりの製作費にもう1度書いちゃいます!!

 制作費12,000ドル!! 

 ここまで、制作費が安いということは、自分の勝手な想像ですけど、ロケの工場は知り合いとかにただで使って良いと許可をもらって、スタッフ、キャストはただ同然だったんでしょうね、、、。
 
 ここまで製作費が安くてこれくらい面白かったら十分です!!

 
  今作は、色んな映画祭で受賞、ノミネートされています!!

 【ニューヨークシティホラー映画祭】2009年優秀SPFX賞 受賞
 【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】2012年メイクアップ、クリーチャーFX賞 ノミネート
 【テキサス・ブラッド・バス映画祭】最優秀映画賞、批評家賞、観客賞 受賞

 低予算(製作費)度      ★★★★★
 スラッシャー(ゴアシーン)度 ★★★★
 続編も作って欲しかった度   ★★★★

 
 スラッシャー映画ファンなら十分楽しめるかも??

 調べたら、2023年12月現在、配信していないようです。残念!!
 販売DVDも廃盤かもしれないです、、。
 レンタル店にあったら借りても良いかも??

 

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『デイ・オブ・クライシス ヨーロッパが震撼した日』 フィンランド製アクション映画

2023-12-03 11:18:56 | アクション

デイ・オブ・クライシス ヨーロッパが震撼した日
OMERTA 6/12
(2021年フィンランド)
 監督:アク・ロウヒミエス
 脚本:ヤリ・オラヴィ・ランタラ
 原作脚本:アンティ・J・ヨーキネン
      ミカ・カルツネン
 原作:イルッカ・レメス(”6/12”)
 出演:ヤスペル・ペーコネン
    ナンナ・ブロンデル
    スヴェリル・グドナソン

 ■ストーリー■
 サイバー犯罪者レオニド・ティトフの留守の家に、EU合同警察部隊の捜査官ターナーとシルヴィアが侵入する。家にはティトフの子どもがおり、パソコンのデータを奪おうとしていたシルヴィアに気づき襲ってくるが、シルヴィアは返り討ちに、、。事前に得ていた情報と違っていたためだが、子どもを返り討ちにしたことでショックを受けカウンセリングを受け、コンビを解消することに、、。
 一方、刑務所に囚われているヤンコヴィッチ大佐の子ヴァーサにアーニャという女性が近づいてくるのだった。ヴァーサに父親の解放を条件にしてテロを起こさせようとしていた。
 その後、シルヴィアは、フランスのモレル将軍の護衛として任務に復帰。12月6日、フィンランド独立記念日、独立記念レセプションが行われておる大統領宮殿に、ヴァーサたちが占拠、各国の要人が人質に。要人の中にはモレル将軍とシルヴィアが、、。
 

 ■感想■
 『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』(2017年)のアク・ロウヒミエスの描くアクション映画。
 今作は、制作費814万ユーロの大作です!!
 これってすごい製作費ですよね。ハリウッドのメジャー作品じゃないんだから、この製作費はフィンランド映画では大作ですよねー。
 

 普段、自分が観ている低予算(中規模の作品も)のZ級の作品、10本くらい作れちゃいますよねー。
 気になったので他のフィンランド映画の制作費を調べてみました。
 
 サミュエル・L・ジャクソン出演の傑作アクション映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(2014年フィンランド、イギリス、ドイツ、アメリカ)の製作費は850万ユーロでした。 
 特殊能力のない、金持ちでもないスーパーヒーロー物『RENDEL レンデル』(2017年)製作費は145万ユーロでした。いかにも手予算のアクション映画でしたけど、やっぱりという金額です。


 それにしても、今作の製作費は、814万ユーロ!!
 大作です!!

 
 フィンランドのNATO加盟をめぐっての陰謀という当時(日本公開2022年)としてはかなりタイムリーな題材のアクション映画です。

 でも、ヨーロッパ映画ということもあって、いい意味でとにかく盛りあがらない、、。
 ランニングタイム119分も真面目に作っているので文句も言いづらい感じ。自分的にはあと20分くらい短くてエンターテイメントでも良かった気もするんですが、、。
 原作もあるんで、そうは出来なかったんでしょうねー。

 肝心なネタ割れも最後、主人公ターナーの上司が、サラッというだけで、、、せめてここの部分だけでも盛り上げれば良いのに、、、。
 
 「ふーん、そーなの、、、」
 
 みたいな軽ーい感じ。
 フィンランドの大統領があんなことになってるのに、、。
 ロバート・アルドリッチ監督の『合衆国最後の日』が懐かしい、、。昔は大統領が狙われたらそれだけで映画のネタになったのに、今は普通の会話で、、。

 普通の会話で、すんじゃダメー!!なんて思うのは自分だけ??

 フィンランド映画と言えば、自分が最も好きなフィンランド映画は、さっきも触れた大統領と少年の交流を描く感動作『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』がありますが、その他のフィンランド映画で好きな作品では
 サンタクロースを描くクリスマス映画『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』(2010年)。
 変わった祭りを描く『フィンランド式残酷ショッピング・ツアー』(2012年)。などなど。
 観る前に少しだけ期待しちゃったので、期待があった分だけガッカリ度も高くなっちゃいました。

 まぁ、全然盛り上がらない『サマー・ヴェンデッタ』(2016年)みたいな作品もあるから期待した自分が悪いんですが、、。本当はホラー映画だと思って観たら、フィンランドで有名なボドム湖殺人事件を映画化した実録風フィクション映画だっただけなんですが、、。

 

 普通のアクション映画度  ★★★★
 マジメで地味度      ★★★★
 緊張感で疲れちゃう度   ★★

 

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『クリントン・ロード 最も呪われた場所』 長い、、。

2023-12-02 00:29:51 | ホラー/オカルト

クリントン・ロード 最も呪われた場所
CLINTON ROAD(2019年アメリカ)
 監督:リチャード・グリエコ
    スティーヴ・スタヌリス
 脚本:デレク・ロス・マッケイ
 出演:エイス・ヤング
    コディ・カラフィオーレ
    ケイティ・モリソン
    ジェームズ・デベロ
    アイス・T

 ■ストーリー■
 アメリカで最も呪われた場所として有名なニュージャージー州のクリントン・ロード。 
 クリントン・ロードで妻が行方不明になったマイケルは、ガールフレンドのケイラ、義理の姉イザベラ、友人タイラー達と行方不明になった妻の霊と交信するため、霊能力者ビゴーリと森へとむかうのだが、、。

 ■感想■
 俳優のリチャード・グリエコが監督したオカルト作品。
  共同監督は、やはり俳優のスティーヴ・スタヌリス。
 
 実話にインスパイアされて作った映画とのコトです、、。
 クリントン・ロードは実際、ニュージャージー州のパサイク郡のウエストミルフォードにあるそうです、、。
 ネットで少し調べたら実際、都市伝説としてオカルト的な場所らしいです。
 本当にあるなんて、、。

 
 映画は、ホラー映画でお馴染みの森の中で主人公たちがひどい体験をすることに、、。
 
 とてつもなくZ級のオカルト映画ですが2019年【ガーデン・ステイト映画祭】で優秀ホラー長編映画賞、受賞しています!!
 【ガーデン・ステイト映画祭】がどんな映画祭かわかりませんが、、どういうコト??

  自分の見方が悪かったのか、そんな賞をあげるような作品には思えなかったんですが、、。

  ランニングタイム77分と、とても短くて観やすい長さなのに、、観続けるのがすごーくつらい。
 最後もいつものZ級の映画のように意味不明で、、(と言ってもとてつもないレベルの意味不明ではなんですが、、。)

 本編のストーリに絡まずバーで主人公たちが飲んでいるシーンが延々と続きます。バーではアイス・Tが体験談をちょっとだけ話してクリントン・ロードには行くなと忠告してくれますが、、、。聞くわけないですよね。忠告聞いて行かなかったら映画が終わりですからね。

 そのあと、一瞬ですが、エリック・ロバーツが本人役でカメオ出演しています、、。
 
 ンニングタイム20分くらいで良かったかも、、。
 それじゃ、短編映画になっちゃいますね、、。

 アイス・Tとエリック・ロバーツ、2人の出演料はいくらだったんでしょう??
 エリック・ロバーツは一瞬でしたが、アイス・Tはちゃんと主人公たちと絡んでセリフもちゃんとありましたから。


 その後、やっと本題に入っていきます。少女の霊や謎のサングラスのおっさんの霊(だと思います)が現れて皆、犠牲になって終了!!

 「えー、何?何?」

 ラストの展開が少し意味不明度   ★
 サングラスのおじさん暴れまくり度 ★★★
 こんな森に行きたくない度     ★★★★★

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