今晩のゴールデンタイムのテレビ番組で、物々交換で家をゲットしようとしている、カナダの青年を取り上げていて興味深かった。ネット版わらしべ長者です。
ご覧にならなかった方のためにかいつまんでご紹介します。
2005年7月、どこにでも出向きますと物々交換作戦を開始しました。
赤いクリップ(1セント相当)→魚の形のペン(5ドル)→陶製のドアノブ($6)→キャンプ用コンロ($10)→発電機($20)→パーティセット($300)→スノーモービル($800)→ヤークまでの旅行券($5,000)→トラック($6,000)→レコーディング権利($7,000)→フェニックスの家1年間レンタル権利($8,500)
まだまだ継続中です。
早速、物々交換と検索ワードを入れると、日本にもこうしたサイトはありましたが、まだまだといったところ。
自分が不用なものをほしがる人を探すのは至難の技です。
検索にかけてはネットならばの威力もあるでしょうが、それでもできるだけ等価値で交換したいのがやまやまですからね。
人類の長い歴史の中で、貨幣が生まれました。
①誰もが欲しがり、②集めたり分けたりして任意の値打ちを表すことができ、③容易に持ち運び、保存できる品物
こうした条件に合うものとして、貝、米、矢じり、砂金、麻布などから、金や銀、そして貨幣へと進化していったそうです。
トラックと旅行券を交換したBruno Taillefer氏曰く、
「Kyleと会ったとき、若者が純粋に何かに熱中しているのだと感じ、何か支援したいと考えた」
「すべては彼の性格と意欲によるもので、これは誰にでもできることではない。一目会って協力したいと直感した。家を手に入れるのを本当に手伝いたいと思った」
結局つまるところは、誠実さであったり、熱心さであったり、信用にたる何かを相手に伝えることによって成立するんですよね。