紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別なサンクチュアリです。2年前に高野山や熊野三山が世界遺産として登録されました。
こんなバスも見ました。
私たちが参加したバスツアーは、熊野三山参詣と、南紀勝浦温泉・ホテル浦島の忘帰洞2日間という格安ツアーでしたから、こんな立派なバスではなかったけど。
平日参加なら、12,800円、土日は残念ながら5,000円増しで17,800円。
お昼はついていませんから、お土産を買わなければ2万円ぐらい。
それでもホテル1泊が9,000円とすると、個人で車で行っても高速代もかかるしね。
それに、紀伊半島は高速道がまだまだ整備されていないので、海岸線沿いであれ、山道であれ、カーブの連続で運転が疲れますから。
土曜の朝8時半に大阪・梅田を出発。阪神高速から関空で阪和道に乗り換えて、吉備まで高速。
渡瀬温泉で昼食をとり、中辺路を通り、熊野本宮大社へお参り。
そのあと那智川下流の、新宮にある熊野速玉大社。
今から千年ほど前、宇多法皇の時代から上皇たちは競って「熊野御幸」を行うようになりました。
907~1303年の約400年間に、上皇・女院・親王合わせてなんと23,140回にも及ぶそうです。
京都から大阪の天満橋、住吉を経て和泉へ。
紀伊半島沿いに南下、田辺から中辺路を通り本宮にたどり着く、いわゆる熊野古道です。
20数日間も要する難行苦行の旅だったようです。
それでも熊野信仰は、武士階級や庶民へと広まり、江戸時代には「蟻の熊野詣」といわれるほど人気でした。
熊野三山とは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の3つです。
翌日詣でた那智大社の画像に、オーブが写っていました。