上海から書物が届きました。
以前記事にしたことがある中国の賓客、その方のお嬢さんがアメリカでの留学体験を日本語で綴られた冊子です。
中国語、そして英語が堪能で、
さらに日本語で本が書けるってすごい!
先週土曜日に届いてまだ全部読んでませんが、若い中国の女性の目からみた生のアメリカ暮らしが興味深く描かれていました。
ワシントンDCって言いますが、なんでDCがつくのか今まで深く考えたことがなかった。
この本を読むまでもなく、一般常識かもしれませんが、彼女の説明によって初めて知りました。
The Distoric of Colimbis → D.C.
コロンビア特別区の略称です。
アメリカ大陸の発見者コロンブスにちなんだ名称で、全米50州のどこにも属さず連邦政府の直轄区として独立した街、ワシントンD.C.をワシントンと呼ぶに対し、ワシントン州との混同を避けるため、こちらはワシントン州とよぶそうだ。
英語圏の外人から、少林寺拳法の稽古に参加した後の飲み会で質問攻めにあったことがある。
例えば、なぜ大阪府と京都府は府で、県とどう違うのかといった具合に。
(それを違う言語で説明するなんて至難の業)
普段あまり深く考えないような、それでいて正確に答えることができないようなことを追求されました。
今回いただいた体験記、そういった意味でも、新鮮に読むことが出来ます。
つまり日本人が書いた体験記とは目の付け所が少し異なるということです。
アメリカの郵便宅配便のエピソードもおもしろかった。
郵便ネットはアメリカ全土ゆきわたっているけれど、最終段階の配達サービスがいまいちらしい。
海外から待ちわびた荷物がなかなか届かない。
やっと配達不在のメモが入り、電話番号が記されていたので確認すると、10日の間に3回も配達してくれたらしいことがわかったそうだ。
「郵便局のサービスはやることはやったようで、それほど悪いとは言えなかったが、やり方は非常に無駄で…」
もっと早くに受取人と連絡を取ることで、最適の時間、方法があっただろうと。
アメリカのサービスにこんな一面があるとは思いもよらないことでした。
そしてそれを中国人が指摘していることがまた面白かった。