保釈されたと聞くと無罪放免みたいな印象をもたれるかもしれない。
裁判が始まるまで逃亡する恐れがない場合、保釈金を担保として入れ拘留から開放されます。
正式には保釈保証金は、裁判で無罪・有罪かかわらず確定したら返却されます。
ここ10年保釈許可者は年々微増し平成19年度で10778人、拘留状発行者の14.3%です。
保釈者で一番多い犯罪は窃盗、続いて覚せい剤取締法違反。
この夏、覚せい剤で捕まった芸能人のうち、押尾学被告は400万円で保釈されたとニュースで伝えられました。
一般的に保釈金が100万円をくだることはないらしい。
そして普通、覚せい剤事犯で20歳代なら150万円ぐらいが相場だとか。
金額は、犯罪の性質・情状、証拠の証明力、被告人の性格・資産を考慮して、被告人の出頭を保証するのに過不足ない額が算出されるそうです。
日本における保釈金最高額は、
牛肉偽装事件における浅田満ハンナン会長の20億円
保釈期間中に逃亡し全額没収となった事例は、
1991年のイトマン事件の被告人・許永中が特別背任罪に問われ、6億円の保釈金を積んで保釈されたが韓国へ逃亡してしまいました。
まとまって○百万とかなると用立てできない時がある。
押尾学被告もこの400万円が工面できず、誰それが立て替えたといううわさも。
保釈金の準備にお困りの方々への支援団体が
(社)日本保釈支援協会です。
このサイトで保釈について詳しいことがよくわかります。
立替手数料は、立替金額50万円まで一律12,500円で、50万円増すごとに12,500円加算され、最高で500万円。
立替期間は2ヶ月ごとに立替手数料の追加払いで延長可能で、
保釈保証金還付の時に一括返還。
警告として次のように書かれていました。
「最近、金融業者が当協会類似の商号を使用して類似の保釈保証金立替業務を行っている事実があります。
「××保釈信用」等の団体と当「一般社団法人日本保釈支援協会」とは全く関係ありませんのでご注意ください」