秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

880Hz

2010-06-03 | 日々是好日
これは木製フルートです。
やさしいふくよかな響きらしいので欲しいなぁ、
と思って調べたら最低でも80万円ぐらいはするようです。

現在のフルートはほとんどが銀などでできているので金管楽器みたいです。
時には金製やプラチナもあるらしい。
もともと木製だったので木管楽器なんですね。
安定した音抜けと音程を実現した木製フルートがやっと現在の技術を持って作ることができるようになったそうです。

私が使っているのは、姪っ子が中学校の吹奏楽部時代のもの。
初級者用YAMAHA 211をもらってきました。
15年は使用してなかったため修理代に12000円ほどかかっただけです。

やっといろんな音階が出せるようになったと思ったら、
思いもしなかった伏兵が出現しました。

フルートは普段よく目にするト音記号のある五線譜のドが低音階
1オクターブ上が中音階、さらに1オクターブ上が高音階と、音の高い楽器です。

私的には高いほうのラ、だって五線譜からはみ出るんですから。
しかしフルートでは中音階なんです。
指使いは同じでも吹き方を変えるとオクターブ上の音が出せるようになります。

この吹く時の圧が耳に悪影響を与えるのはわからなくもない。
このラ以上高い音になると、耳がガンガンして頭が痛くなるのです。
とても吹いてられません。

音の波長が鼓膜に影響あるのかもしれんと調べてみました。
  

人間の耳に聞こえる周波数は、約20Hz~20000Hz
1Hzは1秒間に1回の振動があると言う意味で、
500Hzだったら1秒間に500回もの波の振動があります。
高い音は波の振動が速いということで、高い周波数の音は年齢とともに聴きとれなくなる傾向にあります。

NHKの時報 ピッピッピッ (440Hz)、ポーン(880Hz)
周波数が2倍になると1オクターブ上の音になります。
最初のピがラの音で、ポーンは1オクターブ上のラの音です。

こうした時報などで聞いている分には支障ないのですが、自分が吹くとなるとまた別物です。
この880Hzのラより高い音に私の耳は耐え切れないんだということが分かりました。

ちなみにオーケストラがチューニングする音はラ(A)440Hzが国際標準ですが、ホールや楽団により使う周波数は異なるそうです。
カーネギーホールのスタインウェイは 442Hz、NHKは 442Hz、ベルリンフィルやウィーンフィルは 445~446Hz。

また「超音波」というのは、人が聞こえる音よりも高い周波数の音ということです。
コウモリで12万Hz、イルカなら15万Hz
人間と比べたら桁ちがいに高い音まで感じる力をもっているのです。
たかだか880Hzで頭が痛くなるのでは話になりません。