秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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神が舞い降りる時

2010-06-30 | 世情雑感
サッカー日本代表、残念でした。
パラグアイ戦のテレビ中継、平均視聴率が関東地区で57.3%、関西地区で54.1%だったそうです。

先だってのデンマーク戦のときは明け方3時半スタートだったにもかかわらず、このときも深夜では考えられない視聴率だったとか。
大阪市の水道局の水使用量が、試合が始まる前後、そして途中のハーフタイムで急激に増えたと新聞にでていました。

日本ではちゃんとトイレ我慢しますが、お隣の韓国では大人の紙オムツがたくさん売れたというのも驚きの話です。


最終予選デンマーク戦での3つのシュートは神がかりでした。
どんなシュートの名手でも百発百中はないわけで、
よりによって本田選手と遠藤選手のフリーキック2本が同じ試合で決まるなんて、まずありえないことでしょう。

この調子で行けば、ひょっとしてとワクワクしながらみてました。
でも、神は舞い降りませんでしたね。

うちの店のスタッフEちゃんいわく。
パラグアイのエースストライカーがメキシコかどこかで頭に銃弾うけたが、命をとりとめ今リハビリに励んでいます。
彼のためにもと一致団結しているパラグアイ戦士と酷評されてきたサムライ戦士。
天の神様はどちらを応援するか考えた時、パラグアイに軍配あげたんだろうなと。


パラグアイってそれほどおなじみの国ではありません。
かつてチラベルトというすごいゴールキーパーがいたぐらいしか記憶ないです。

でも調べてみると面白いことがわかり、興味は尽きません。


1億2000万年前から存在していたといわれているあの有名なイグアスの滝
ブラジルとパラグアイとアルゼンチンの3国の国境、パラナ川とイグアス川の合流地点にあります。

このパラナ川は先住民族グアラニーの言葉で「神の母」を意味するそうだ。
そしてこの大きな川が国名パラグアイになっているというのが通説です。

サッカーのパラグアイ代表は、先住民族グアラニー人にちなんでグアラニーと呼ばれているとか、
通貨の単位や最高級ホテルの名前までグアラニーだとか、
グアラニー族の血をひいているというのがパラグアイの誇りなんでしょう。

他の南米諸国と同様スペイン人の植民地化が始まり、スペイン人とグアラニー族の混血が進み、パラグアイの人口の96%は混血のメスティーソが占めています。

次はそのスペインとベスト8をかけて戦うことになったというのも因縁でしょうか。

   

そして韓国の8強入りを阻止したウルグアイも、ブラジルとアルゼンチンと国境を接しています。
国名も、グアラニー語でuru(ウルという鳥の)gua(飛ぶ)y(川)、ウルグアイ川が語源であると言われています。

おもしろいことに、
決勝トーナメント6/27イングランド×ドイツ戦で、
ゴール内で弾んだシュートを得点として認めなかった審判がウルグアイ人。

英メディアから「袋だたき」にあっている審判ラリオンダ氏は、これまで主審を務めた140試合で94枚のレッドカードを出しているという。
あまりに多くの退場者を出すことから、ウルグアイでは「レッドカード・ラリオンダ」と呼ばれているそうです。


パラグアイの国旗は、赤白青の横三色旗。
赤は独立戦争で流れた兵士の血、白は平和、青は自由と秩序を表しています。
そして中央に描かれた紋章は、国章の独立の星、ところが裏は国庫証印・ライオンと自由の帽子。
この中央の紋章の柄が表と裏違うのは、国旗ではこの国だけなんだそうです。