秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

天下三不如意

2012-01-31 | シチの目
今年のNHK大河ドラマ「平清盛」今のところ欠かすことなく見ました。

海の色が青くないとか画面が汚いとか、兵庫県知事が観光に差し支えると苦情申し立てられてるそうですね。
私的には、海の色は別に青くなくてもいいけど、
ほんとに平安時代末期とかって、あんなに町中が埃だらけでゴミが散らかってたりして汚かったんだろうか、と疑問に思います。

今回の記事は、画面の汚さではなくて、すごろくです。
松田聖子が演じる祇園女御が盤双六に興じる場面がでてきます。

この盤双六って、なんとすでに飛鳥時代にシルクロードより伝わり、賭博に用いられることが多く何度も禁止令が出されました。
日本書紀689年に持統天皇が最初の禁止令を出してますが、
685年には天武天皇が、大安殿に親王や貴族を集めて博戯の会を催した、と記されているようです。

 


平清盛の時代、白河法皇は「天下三不如意」として嘆いています。
「加茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞ我が心にかなわぬもの」

自分の意のままにならないものの一つが、双六の賽(サイコロ)であると。


Wikiによれば、「双六の賽」には近年になって新たな解釈がなされるようになった。
「上達しない白河法皇自身の双六の腕前」
あるいは「取り締まりが捗らない双六賭博の流行」だとするものなどである。


そんなに民衆が嵌ったゲームって、興味沸きますでしょう。
それが最初の画像のバッグギャモンです。

そんなに有名らしかったのに、私はこの年になるまで全く知らなかったのだった。


トランプ・チェス・ドミノと並んで世界4大ゲーム一つに数えられるバックギャモンは、西洋すごろくとも呼ばれ2人で行うゲームです。

絵すごろくと同様に、ダイス/サイコロを振って駒を進めていき、全ての自分の駒が上ルと勝ちというやさしいルール。
1ゲーム当たりの所要時間も平均10分と短い。
されど、サイコロの目の偶然性に左右されるので将棋や囲碁と違ってビギナーズラックもあり、作戦はいろいろあり奥が深いそうです。

1920年代にアメリカでダブリングキューブが発明されたことによって、全く新しく心理的な駆け引きを伴ったゲームになり、再びブームに。
携帯できるボードは2000円ぐらい、ルイヴィトンやダンヒルの数十万円のボードまであるらしい。

今店にある在庫は1989年ごろの日本製です。
テンヨー★バックギャモン C-101 Sサイズ ブラウン
スエードタッチのケースは、広げた状態で42×28cm
ゲームをする為の付属品は全てそろってます
コマ アイボリー色16 茶色16個
ダイス白2 茶2個 ダブリングキューブ15mm角1個
ダイスカップ2個
ルール説明書 バックギャモンの対戦例


どれぐらいの売値をつけていいものか、調べていてわかったことをレポートしたのでした。