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虎の城(上・下)(火坂雅志)

2005年05月04日 01時00分00秒 | 
<水曜は雑誌の紹介>

 今週は、本来は、雑誌紹介の日ですが、日経ビジネス、週間ダイヤモンド、週間東洋経済の3冊がゴールデンウィークで休みのため(前週が合併号でした)、代わりに本の紹介をします。

虎の城(上)
虎の城(下)

 戦国武将「藤堂高虎」の本です。藤堂高虎は以下のように何度も主君を替えているため「裏切り者」と評されることが多いようですが、丹念にその人生を辿っていくと、人を裏切ったり信義にもとる行動はしていないようです。

 そのため、人を観る目の肥えた家康でさえも、譜代の臣以上の絶大な信頼を寄せています。

 浅井長政→磯野員昌→織田信澄→豊臣秀長→豊臣秀保→豊臣秀吉→徳川家康→徳川秀忠と主君は変わっています。

 高虎は、筋を通し、剛勇であるだけではなく、たゆまざる努力と自己変革によって、経済・兵站・築城術にも通じたようです。

 その結果、高虎の手がけた城は、和歌山城、大洲城、宇和島城、今治城、膳所城、伏見城、江戸城、駿府城、篠山城、亀山城、津城、伊賀上野城など多数に登り、どれもが天下の名城として知られています。今後城跡めぐりしてみたいなあと思っています。

 高虎の最期の言葉は以下の通りです。現在にもつながると思います。

・起きたときから、この日は死ぬ日だと思い定めねばならない。死ぬ覚悟ができていればけっして物に動ずることはない。
・合戦においては、つねに負ける覚悟をしておくこと。負けたときにうろたえないための用意である。
・普段から人の噂話をしてはいけない。
・他人の悪口に耳をかたむけてはならない。
・人の仲裁や詫び言に関わってはならない
・自慢話などを吹聴してはならない。
・何事も理詰めにものを言ってはならない。家臣を追い詰めすぎず、自らを振り返らせる余地を残せ
・若いうちはどんな芸でも習っておけ。盗人のやり方を学べば盗まれないための用心になる。

なかなか良かった本です。お勧めです。ただちょっと悲しーくなります・・・・


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<今日の独り言>
 ジェームスボンド風にスーツを作ってみました。胸の下あたりを少し絞めた感じです。一応スパイではありません。^_^;)念のため^_^;)

コメント (2)
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