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戦艦大和と日本人(永沢道雄)

2007年12月07日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 この本は、戦艦大和誕生の経緯から太平洋戦争の流れ、大和の戦い、沈没・大爆発までを分かりやすく詳細にまとめている本です。新事実はないようですが、よくまとめている本だと思います。

 戦艦大和は、僚艦武蔵とともに空前絶後の世界一の巨大戦艦であり、装甲・火力・探測機能・艦内設備、どれをとっても列国の海軍をリードする存在でした。

 大和の建造が戦後日本の造船技術に引き継がれ、日本工業発展の起爆剤となったという説もあります。

 しかし、大和は悲劇の軍艦で、誕生したとたんに、航空機時代がおとずれ半ば効用を失ってしまいます。

 群がる敵機に必死に反撃するレイテ沖や、沈没する徳之島沖の大和の悲壮さは胸を打ちます。それらについても、詳しく本書では書かれています。

 沈没の場所は、徳之島沖の北緯30度43分、東経128度04分の地点とされるようです。

戦艦大和について知りたい方にはとてもオススメな本です!

なお、戦艦大和乗組員の視点では、戦艦大和最後の乗組員の遺言(八杉康夫)がとてもオススメです!

<目次>
プロローグ
第1章 浦賀からツシマ沖へ
 海への目覚め
 初めての戦艦
 空前絶後の完勝
第2章 大建艦競争と海軍休日
 軍事思想の革命
 厳しい試練を経て
 海軍軍縮をめぐる駆け引き
 艦隊決戦勝利の秘策
第3章 巨艦大和誕生の秘密
 極秘のベールに閉ざされて
 第1号艦進水
第4章 日の出の勢い
 飛行機が戦艦を沈めた
 大和ホテル
 空母対空母の対決
第5章 形勢逆転
 南太平洋の落日
 容易ならざる事態
 嘘いつわりの大戦果
第6章 戦艦大和の出番
 将棋を大和に翻して
 嗚呼、我半身を失へり!
 聯合艦隊の名誉のために
第7章 殷殷たる砲声
 真に思いがけぬ天佑
 46センチ主砲の咆哮
 もう役目は果たした
第8章 敵はどう出てくるか
 持てるものすべてを特攻に
 さしあたり使い道がない
 3番艦信濃もまた
第9章 天一号作戦
 ついに水上特攻
 よし、やってやろう
第10章 不沈艦の悲しき最期
 沖縄突入など白昼夢だ
 大和は永遠に姿を没した
エピローグ
あとがき

面白かった本まとめ(2006年)
面白かった本まとめ(~2006年)

<今日の独り言>
 3歳8ヶ月の息子が明け方にふとんの中で突然「ふふふ」と笑っています。驚いて「どうしたの?」と聞くと「あったかいから」とのことです・・・^_^;)そりゃそうだけど、ちょっと怖いんですけど・・・^_^;).

コメント (2)
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