<金曜は本の紹介>
「フィット・フォー・ライフ」の購入はコチラ
「フィット・フォー・ライフ」という本はアメリカのニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストで40週連続1位の快挙を達成し、パブリッシャー・ウィークリー誌が世界の名著・ベスト25に選定したとのことです。
フィット・フォー・ライフとは、もっと健康になるための生命と調和した生き方という意味で、この本では特に人間は果物を主食とする果食動物であることから果物や野菜を多く食べることが健康につながるということについて書かれています。
果物や野菜以外は30%に抑えた方が良いようです。
私も、この本を読んでというわけではありませんが、朝食は果物・野菜ジュース等にして、メタボな体質から20kg痩せて健康的になりましたし、その効果は実感しております。(痩せるには食べる量を極端に減らすのではなく実感としては20%減らせば良いと思います)
特に以下の点についてはナルホドと思いました。
・一日の初めは新鮮な果物か果物のジュースでスタートさせた方が良い
・1日を3つの補給・同化・排泄のサイクルに分けて効率的に生きること
・一度に2つ以上の果物・野菜以外の食品を食べないようにすること
・果物や野菜が水分を補給することになる
・水を飲むなら蒸留水が良い
・食べ物を消化するには多量のエネルギーが必要
・牛乳やヨーグルトはあまり良くないのでカルシウム源としては生のナッツ類やゴマを利用
・パンは全粒粉で焼いたものがよい
・白米より玄米や胚芽米が良い
・酢は炭水化物の消化を遅らせる
また、この本には具体的なレシピもたくさんありますし、日本人の食事についての言及もたくさんあります。
とてもオススメな本です!!
以下はこの本のポイント等です。
・これらの研究で明らかにされた事実とは、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」というものである。この「サイクル」についての考えは、1日における体の機能に基づいたものである。つまり、私たちの体は、毎日食べ物を取り入れ(補給)、その食べ物の一部を吸収し(同化)、使わない部分を捨てる(排泄)という作業を繰り返している。これらの作業を行う3つの機能は、どんなときでもある程度行われているのだが、実はそれぞれに、1日のうちで最も機能が活発になる特定の時間帯があるのだ。
◎正午~午後8時-補給(摂取と消化-食べることと食べたものの分解)
◎午後8時~午前4時-同化(吸収と利用-体への同化)
◎午前4時~正午-排泄(体内の老廃物と食物カスの排出)
私たちの体のサイクルは、体がどのように働いているのか実際に見ていれば、はっきり分かる。起きている間に食べていること(補給)は明らかだ。食べるのが遅れると、時間が経過するにつれて空腹はひどくなる傾向がある。睡眠中、ほかに目立った作業をしていないときには、体は日中の間に取り入れた食べ物を吸収し利用しようとする(体への同化)。朝、目を覚ましたとき、私たちは、「朝の息」と呼ばれる臭い息を発散し、舌はたぶん白っぽい膜でおおわれている。それは体が使わないもの、体の老廃物を排出している最中だからである(排泄)。
・地球の70%が水で構成され、地球という生命体がそれだけの量の水に頼っているということを念頭に置いて考えてほしい。もし体の70%が水で構成されているとしたら、体を常にベストコンディションにしておくには、水分が少なくも70%を占める食事をしなければならない、というのが道理にかなってはいないだろうか。
・「水分を多く含む食べ物」と述べるとき、私はこの地球に存在する食べ物でもともと多くの水を含んでいる、ある2つのものを指して言っているのだ。地上にある食べ物でこの要求を満たしているのは2つのものしかない。その2つのものとは-果物と野菜である。それ以外のものは、凝縮された食べ物なのである。つまりそれは、加工され、調理によって水の成分が取り去られてしまっている状態のものなのだ。だからといって、やせるためには、もっぱら果物と野菜だけしか食べてはいけないといっているわけではない。私が言いたかったことは、体の70%は水分なので、70%程度が水分であるような食事を取るべきだということである。それはつまり、私たちの毎日の食事の中では、果物と野菜をずっと多くし、凝縮食品(パン、米、肉、魚、乳製品など)は30%程度に抑えるようにすべきだということになる。
・人間の体が要求するすべての栄養素、ビタミン、タンパク質、アミノ酸、酵素、炭水化物、脂肪酸などは皆、果物や野菜の中に含まれている。つまり人間の体が生きていくうえで必要とされるものはすべて果物と野菜でカバーされてしまうのだ。
・体の中を洗浄できる唯一の方法は、水分を多く含んでいる食べ物を食べることである。ただし、水道水やペットボトルの水を飲んでも、その作業をしてくれない。飲み水は果物や野菜の中に含まれる水分とは違うので、酵素や生命を保つほかの要素を、体内に運んでくれないからだ。果物や野菜に含まれる水分が定期的に与えられると、体の3つのサイクル(補給、同化、排泄)は、どれも大変円滑に機能するようになる。
・私は、食事をするとき、70%の水分を含んだ食べ物(果物と野菜)と、30%の凝縮食品(果物、野菜以外のものすべて)を取ることを提案しているだけのことなのである。果物と野菜でどんなことが起こるか、とにかく結果をみてほし。想像していた以上のことが起こるのだ。
・どうしても水が飲みたくなった場合は、できる限り蒸留水を飲むことだ。山のわき水はインオーガニック・ミネラル(有機組織に欠ける無機のミネラル)を含んでいるために、人間の体にとって理想的なものではない。
・人間の体にとって最も多量のエネルギーを必要とする行為が何かを知っている人は少ない。驚くべきことに、それは「食べ物を消化する」ことなのである。食後になると、眠くなったことがないだろうか。食事のあとは、誰もが眠くなるのである。それは体が食べ物を処理することにすべてのエネルギーを集中させてしまうからだ。食べ物を消化するのに要するエネルギーとは、自転車漕ぎ、ランニング、あるいは水泳以上なのである。食べ物の消化活動以上にエネルギーを使うような行為はなにもない。
・「食べ物の正しい組み合わせ」の原則が教えていることは、ただ一つ、「エネルギーを浪費しないほうがいい」ということである。食べ物が胃の中で8時間もの間、腐ったままじっと動かず、それから20時間以上も腸の中を汚すようなことは誰も望んでいないことだ。私たちの理想は、胃の中へ入った食べ物が、そこに3時間留まったあと、速く、しかも効率よく腸を通過することである。つまり、途中で腐敗や発酵も起こらず、オナラが出たり腹が張ることもなく、胸焼けがしたり胃酸過多による消化不良も起こらず、そして薬など必要としない消化である。それが確実に行われるには、一度に二つ以上の凝縮食品(果物、野菜以外の食品)を食べないことだ。同時に二つの凝縮食品を食べると、食べ物を腐らせてしまう。腐った食べ物は、吸収不能である。不適切な組み合わせで、「補給のサイクル」が妨げられると、それに続く「同化のサイクル」と「排泄のサイクル」もまた、徹底的に妨げられることになるのである。
・3つのサイクルを妨げ、食べ物を体内で腐らせるといったような事態が起こらないようにする簡単な方法がある。ステーキや魚、または鶏肉を食べたかったら食べてもかまわないが、ただし肉にしろ、魚にしろ、食べるときには、それがその食事で食べる唯一の凝縮食品にしておくことである。それ以外に、別の肉やジャガイモやご飯など、ほかの凝縮食品を食べることは避ける。ジャガイモやご飯、麺類、チーズ、パンなどの凝縮食品の代わりに、水分を多く含んだ食べ物と一緒に食べるようにするのだ。ステーキと一緒に野菜を食べるわけである。たとえば、ブロッコリーや小松菜など野菜なら何でもかまわない。野菜は特定の消化液を必要としないので、消化器官の中が中性、酸性、アルカリ性のいずれかの環境でも分解される。
・日本での場合、ライスを注文しないといぶかしがられる可能性もある。そういう場合はひとこと「ダイエット中だから」と言って、ほかの話題に変えてしまうのが一番無難だろう。魚や肉をライスと一緒に食べるという伝統的な食べ方は、胃に負担がかかる。だから、食後に眠くなることが多いのだ。なお、ご飯を食べたい人は、納豆や冷や奴に、味噌汁、野菜の煮物と青菜のお浸し、という組合わせもある。お昼はおそば、と決めている人もいるだろう。天ぷらそばではなくて、とろろそば、山菜そば、けんちんそば(うどん)などがベストチョイスだ。
・実は、果物こそ人体の構造や機能からして、人類がすんなりと受け入れることができる唯一の食べ物なのである。私たちが本能的に果物を求めるのは、疑うまでもなく果物が私たちの体内に摂取できる最も重要な食べ物だからなのだ。
・「大昔の人間の祖先たちは、肉食でもなければ、草食でもなく、雑食主義でもなかった。彼らは主として果物を食べて生きていた」祖先たちが口にした食べ物は、すべて歯に付着し、さまざまな痕跡を残している。博士は化石化した歯の条痕を調べるという方法で調査した結果、当時の食事の傾向について次のように記した。「1200万年前の時代の原人からホモ・エレクトスまで、調査したすべての歯は例外の一つもなく、果物を食べる種族のものであることが明白である」
・果物は食べ物の中で最も水分を多量に含んでいる。その成分の80~90%は浄化に役立ち、生命力を与えてくれる水である。そのうえ果物には、人間が生命を維持していくうえで必要とするビタミン、ミネラル、炭水化物、脂肪酸のすべてが、大量に含まれているのだ。果物の生命力には、ほかのどんな食べ物もかなわない。
・果物の正しい摂取法とはどういう方法なのか。以下記したように、答えはきわめて単純である。
・ほかのどんな食べ物とも一緒に食べないこと。
・ほかのものを食べた直後に食べないこと(デザート扱いは禁物)。
・果物を食べるときは、胃の中が空の状態で食べること。
・食べたものが就寝時刻以前に胃から出て行くくらいに十分な余裕を持って、早い時間に食事をするように心がけたい。夜間に十分休息を取ると、再び「排泄のサイクル」に入る4時前までに、体は「同化のサイクル」を完了させることができる。良質の睡眠時間を得る意味からも12時までに床につくという日を多くすることが健康への早道といえる。
・原書の刊行(1985年)後も、多くの「牛乳摂取と健康に関する研究」が「牛乳は健康食品とはいえない」ことを証明し続けている。牛乳は小児糖尿病、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などのアレルギー、耳の炎症、自己免疫症候群、貧血、肥満、消化障害、心臓病、乳ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、ニキビ、関節炎、偏頭痛などの最大の原因とんていることが多くの事例から明らかにされている。「スポック博士の育児書」の最新版で、スポック博士は子供たちに牛乳を与えないほうがいいことをはっきりと述べている。「牛乳神話」を信じていた人たちにとってはショックが大きいかもしれにが、同意見の医師は非常に多く、元ジョンズ・ホプキンズ大学医学部小児科部長フランク・オスキー医学博士は「牛乳には危険がいっぱい?」というタイトルの本まで出版している。
・ヨーグルトも同様である。果物の上にかけて食べるようなことは自らの首を絞めるようなものだ。そんなことをすれば、ヨーグルトも果物も皆、消化器官の中で腐敗し発酵してしまう。胃が空になっているときにプレーンヨーグルトを食べるか、またはサラダドレッシングとして使うことだ。サラダを用意して、ヨーグルトであえればいい。
・毎日、最低限行わなければならない有酸素運動がある。それは20分間元気よく歩くことである。それ以上歩けばさらいすばらしい効果が伴うが、少なくとも20分間活発に歩けば、「フィット・フォー・ライフ」のプログラムを促進するのに十分な有酸素運動をすることになる。
・「1日の最初の食事」のガイドライン
1 1日の初めを新鮮な果物か果物のジュースでスタートさせる。ジュースの量は大きめのコップに1~2杯。
2 午前中、空腹を感じたときは、果物を食べる。
3 午前中に取る果物の量の上限は、体が必要とする量によって決定する(個人差あり)。食べたいだけ食べてよい(ただし、2皿以上)。食べすぎたり、食べたりないことのないように。
4 スイカやメロンは、ほかの果物より先に食べる。
5 特にお腹がすいているときや、やや重量感のあるものが欲しいときにはバナナを食べる。
・果物は決して加熱調理しないこと。加熱すると、果物のアルカリの性質が酸性に変化してしまいます。
・ドライフルーツはとても凝縮さえた食品なので、食べる量は控えめにしてください。糖度の少ない果物の甘さを増すために、ドライフルーツを少量一緒に取るといいでしょう。サルファ剤を添加して乾燥させたドライフルーツは買わないでください。すすめられるのは、天日乾燥させたものだけです。
・野菜は新鮮なものを買うことをいつも心がけてください。新鮮なものが手に入らない場合は冷凍ものを使います。
・玄米、胚芽米、白米に含まれる栄養価を食品成分表で比較すると、玄米が最も優れていることは一目瞭然。白米は食物繊維をほとんど含まないため、玄米に比べて消化が早く、急激に血液の中を糖の洪水にしてしまう。体はそれを修正するため、膵臓をフル回転させて糖代謝に必要なインスリンを製造し分泌する。その結果、中年を迎える頃には膵臓が疲れ果ててしまい、糖尿病と診断される人が多い。日本人が白米を主食にしていることと、日本人の6.3人(予備軍を含む)に一人がこの病気と闘っているという事実とは密接に関連している。それでも白米から玄米へ替えることはとてもできないという人は、せめて胚芽米に替えるといい。
・飽和脂肪を多く含む豚肉は、最も好ましくない肉といえます。ワースト2位が牛肉で、3位いダック(アヒル)が入ります。薫製や塩漬けにした肉や魚(フランクフルトソーセージ、ソーセージ、魚の薫製など)は、どんなものでもすすめられません。あえて肉を食べるときは、自然放牧された牛、豚、鶏の肉を買ってください。(寄生虫の心配があるため、肉や魚は生で食べないこと)また、魚は缶詰の魚より生か冷凍のものを買うことです。
・まとめのアドバイス
・可能な限り、新鮮な果物と野菜を使ってください。新鮮なものが手に入らない場合は、冷凍のもの(砂糖、またはソースのかかっていないもの)を使います。
・「メインディッシュのサラダ」は夕食メニューの代わりとしていつでもさしかえが可能です。
・昼食および夕食から3時間たったあとで、お腹がすいたときは、果物を食べるといいでしょう。
・ドレッシング、香辛料、調味料は、食品添加物・保存料・砂糖・化学調味料などを含まないものを使ってください。
・サラダドレッシングに酢を使うのはやめましょう。酢は発酵を起こさせる物質で、唾液による消化の働きを止め、炭水化物の消化を遅らせてしまいます。酢の代わりにレモン、ユズ、カボス、スダチなどを使います。
・生のタマネギやニンニクは使いすぎないように注意してください。タマネギやニンニクは未らい(舌にある味覚を感じる細胞)の機能を損ない、より刺激の強い食べ物を求めるようにさせてしまいます。
・残ったスープは冷凍にしておきましょう。
・パンは全粒粉で焼いたもの、米は白米より玄米がおすすめです。玄米に抵抗がある人は、まず胚芽米から慣れるようにしましょう。
・入手可能なら、生のバター、生の乳製品を使ってください。
・新鮮な果物または新鮮なフルーツサラダは、昼食メニューの代わりとしていつでもさしかえ可能です。
・乳製品の摂取量を減らし、カルシウム源として、生のナッツ類やゴマを利用してください。特に生理が始まったとき女性によく起こる、カルシウム低下の予防に役立ちます。
・レシピに示されている品目の代わりに、好きな農産物を自由に使ってください。地元で取れる新鮮なものが最適な素材です。
<目次>
日本語版刊行に寄せて(三木睦子)
訳者からのメッセージ
第1部 生き物としての「人間の原則」
-「フィット・フォー・ライフ」を支える理論と哲学(ハーヴィー・ダイアモンド)
第1章 自然の法則に基づく「フィット・フォー・ライフ」
◎「フィット・フォー・ライフ」とは何か
◎本書があなたに約束できること
◎食べ方には「原則」がある
◎体のためにエネルギーはこうして使う
◎誰もが健康でスリムな体を手に入れられる
第2章 ダイエットとは何か
◎ダイエットが罪悪である理由
◎しっかり食べて、永久にスリムでいられる方法
第3章 究極の健康哲学「ナチュラル・ハイジーン」とは何か
◎私を変えた夢のような出会い
◎「自然と健康と食べ物」に関する哲学
◎誰もが持っている自然治癒力の利用
◎人体の神秘と驚異の能力
◎食べ物が病気を引き起こす
第4章 人間本来の「補給・同化・排泄のサイクル」とは
◎体には24時間周期のリズムがある
◎「排泄のサイクル」に従うことの重要性
第5章 「毒血症」とは何か
◎人はなぜ太るのか
◎老廃物をため込まないための三原則とは
第6章 〔原則1〕水分を多く含む食べ物を食べること
◎人体も地球も、70%は水である
◎体が求めているものは、果物と野菜の水分
◎飲み水は役に立たない
◎生命力のある食べ物が、体を作る
◎野生動物が健康な理由
◎109歳まで現役、ウォーカー博士の長寿の秘訣
◎食事の70%は水分の多い食べ物に
第7章 〔原則2〕食べ物は正しく組み合わせて食べること
◎組み合わせ次第で、エネルギーはこれだけ違う
◎消化に要するエネルギーは、水泳以上の重労働と心得よ
◎胃腸はこんなに酷使されている
◎「食べ物の正しい組み合わせ」がエネルギーの浪費を防ぐ
◎肉は野菜と一緒に、パンも野菜と一緒に食べる
◎時代遅れの四大基礎食品グループ
◎ライオンは一品料理しか食べない
◎10キロの減量も10日で実現可能
第8章 〔原則3〕果物を正しく食べること
◎人間は果食動物だった!
◎どんな食べ物も果物の生命力にはかなわない
◎果物は消化にエネルギーを使わない
◎「食後のフルーツ」は腐敗の元凶
◎果物こそ人間にとって最も完全な食べ物である
◎果物の正しい食べ方①-新鮮な果物だけを食べる
◎果物の正しい食べ方②-空腹時にのみ食べる
◎「朝食信仰」の嘘
◎午前中は果物を欲しいだけ食べる
◎果物では太らない
第9章 「解毒と排泄」が健康と病気を支配する
◎老廃物を捨てて、スリムになろう
◎不快感は体の自己調整作業
◎一生を通じて人生を楽しめる「ライフスタイル」
第10章 現代人はタンパク質を取りすぎている
◎過剰タンパクは諸病の根源
◎ゴリラのスタミナ源は、肉ではない
◎ライオンが肉食動物を襲わない本当の理由
◎「アミノ酸プール」の奇跡のメカニズム
◎人間の体は肉を食べるようにはできていない
◎それでも肉を食べたい人へ
◎「ビタミンB12」不足の真相
第11章 牛乳は健康食品などではない
◎「牛乳神話」の正体
◎「牛でさえ大きくなれば牛乳を飲まない」という事実
◎人間は3歳を過ぎると、牛乳を消化できない
◎ヨーグルトは長寿食品ではない
◎牛乳を飲んでもカルシウムの補給にはならない
第12章 食べ物だけは補えない運動の効能
◎なぜエクササイズが必要なのか
◎空気と太陽は生命の源
第13章 「フィット・フォー・ライフ」は誰もが実現できる
◎「体が真実だと信じているもの」に心は従う
第14章 最もよく尋ねられる質問への回答
第2部 豊かな人生を送るための「行動プログラム」
-「フィット・フォー・ライフ」実践への道(マリリン・ダオアモンド)
第15章 美食が地球と人間をダメにしてい
◎31歳で知った「豊かで満ち足りた人生」
◎輝かしい人生の幕を開けてくれたプログラム
第16章 朝食は無理に取らなくてもいい
◎起きて最初に食べるもの、それは果物!
◎朝の果物で向上する子供の学習能力
第17章 フレッシュジュースはエネルギー源の塊
◎ジュースは必ず搾りたてで
第18章 エネルギーを浪費しない食べ方
◎肉を味わうのはディナーのときに
第19章 「フィット・フォー・ライフ」のための買い物リスト
◎リストの利用法と食品一覧
第20章 サラダ・パワーとその無限の魅力
◎「主食はサラダ」がエネルギー増、体重減を導く
◎サラダ・バーはこうして利用する
第21章 「フィット・フォー・ライフ」実現のためのガイドライン
◎まとめのアドバイス14項目
◎食べ過ぎにご注意!
第22章 あなたの幸せと地球のために
◎本書の実践は、「地球との共生」体験
第3部 「フィット・フォー・ライフ」のための4週間メニュー(マリリン・ダイアモンド)
第4部 特選レシピ一覧(マリリン・ダイアモンド)
第5部 日本の読者のみなさんへ
-「フィット・フォー・ライフ」をより深く理解するために(特別寄稿ー松田麻美子)
Ⅰ今、アメリカはこうなっている
◎最も新しい食事習慣とは
◎アメリカ人が肉を食べなくなった3つの理由
◎ある牧場主の告白
◎私たちが守るべきもの
◎スポック博士もベジタリアンだった
◎公的機関によるベジタリアン食のすすめ
◎禁煙運動から禁肉運動へ
Ⅱ衝撃のデータ、「チャイナ・ヘルス・プロジェクト」
◎牛乳を飲まない中国人が、んぜ骨粗そう症にならないのか
Ⅲアメリカからなにを学ぶか
◎アメリカ並みに悪化している日本人の体
◎鶏肉、豚肉、魚もヘルシー食品ではない
Ⅳあなた自身の「実行」を促すために
◎日本のみなさんの疑問への回答
果樹の心配/日本人の主食/朝の米食/医者の指導/体の冷え/
熱い食べ物/残留農薬/カリウム/食費/肉のスタミナ/疲労時の食事/
野菜の加熱/寄生虫/O-157/子供の成長/和食へのこだわり/
プログラムの守り方・・・に対する疑問・心配への回答
Ⅴ日本人向けのメニュー
◎和風味への簡単アレンジ
「フィット・フォー・ライフ」と私(「訳者あとがき」にかえて)
店舗紹介
特選レシピ索引
総索引
面白かった本まとめ(2011年下半期)
<今日の独り言>
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「フィット・フォー・ライフ」という本はアメリカのニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストで40週連続1位の快挙を達成し、パブリッシャー・ウィークリー誌が世界の名著・ベスト25に選定したとのことです。
フィット・フォー・ライフとは、もっと健康になるための生命と調和した生き方という意味で、この本では特に人間は果物を主食とする果食動物であることから果物や野菜を多く食べることが健康につながるということについて書かれています。
果物や野菜以外は30%に抑えた方が良いようです。
私も、この本を読んでというわけではありませんが、朝食は果物・野菜ジュース等にして、メタボな体質から20kg痩せて健康的になりましたし、その効果は実感しております。(痩せるには食べる量を極端に減らすのではなく実感としては20%減らせば良いと思います)
特に以下の点についてはナルホドと思いました。
・一日の初めは新鮮な果物か果物のジュースでスタートさせた方が良い
・1日を3つの補給・同化・排泄のサイクルに分けて効率的に生きること
・一度に2つ以上の果物・野菜以外の食品を食べないようにすること
・果物や野菜が水分を補給することになる
・水を飲むなら蒸留水が良い
・食べ物を消化するには多量のエネルギーが必要
・牛乳やヨーグルトはあまり良くないのでカルシウム源としては生のナッツ類やゴマを利用
・パンは全粒粉で焼いたものがよい
・白米より玄米や胚芽米が良い
・酢は炭水化物の消化を遅らせる
また、この本には具体的なレシピもたくさんありますし、日本人の食事についての言及もたくさんあります。
とてもオススメな本です!!
以下はこの本のポイント等です。
・これらの研究で明らかにされた事実とは、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」というものである。この「サイクル」についての考えは、1日における体の機能に基づいたものである。つまり、私たちの体は、毎日食べ物を取り入れ(補給)、その食べ物の一部を吸収し(同化)、使わない部分を捨てる(排泄)という作業を繰り返している。これらの作業を行う3つの機能は、どんなときでもある程度行われているのだが、実はそれぞれに、1日のうちで最も機能が活発になる特定の時間帯があるのだ。
◎正午~午後8時-補給(摂取と消化-食べることと食べたものの分解)
◎午後8時~午前4時-同化(吸収と利用-体への同化)
◎午前4時~正午-排泄(体内の老廃物と食物カスの排出)
私たちの体のサイクルは、体がどのように働いているのか実際に見ていれば、はっきり分かる。起きている間に食べていること(補給)は明らかだ。食べるのが遅れると、時間が経過するにつれて空腹はひどくなる傾向がある。睡眠中、ほかに目立った作業をしていないときには、体は日中の間に取り入れた食べ物を吸収し利用しようとする(体への同化)。朝、目を覚ましたとき、私たちは、「朝の息」と呼ばれる臭い息を発散し、舌はたぶん白っぽい膜でおおわれている。それは体が使わないもの、体の老廃物を排出している最中だからである(排泄)。
・地球の70%が水で構成され、地球という生命体がそれだけの量の水に頼っているということを念頭に置いて考えてほしい。もし体の70%が水で構成されているとしたら、体を常にベストコンディションにしておくには、水分が少なくも70%を占める食事をしなければならない、というのが道理にかなってはいないだろうか。
・「水分を多く含む食べ物」と述べるとき、私はこの地球に存在する食べ物でもともと多くの水を含んでいる、ある2つのものを指して言っているのだ。地上にある食べ物でこの要求を満たしているのは2つのものしかない。その2つのものとは-果物と野菜である。それ以外のものは、凝縮された食べ物なのである。つまりそれは、加工され、調理によって水の成分が取り去られてしまっている状態のものなのだ。だからといって、やせるためには、もっぱら果物と野菜だけしか食べてはいけないといっているわけではない。私が言いたかったことは、体の70%は水分なので、70%程度が水分であるような食事を取るべきだということである。それはつまり、私たちの毎日の食事の中では、果物と野菜をずっと多くし、凝縮食品(パン、米、肉、魚、乳製品など)は30%程度に抑えるようにすべきだということになる。
・人間の体が要求するすべての栄養素、ビタミン、タンパク質、アミノ酸、酵素、炭水化物、脂肪酸などは皆、果物や野菜の中に含まれている。つまり人間の体が生きていくうえで必要とされるものはすべて果物と野菜でカバーされてしまうのだ。
・体の中を洗浄できる唯一の方法は、水分を多く含んでいる食べ物を食べることである。ただし、水道水やペットボトルの水を飲んでも、その作業をしてくれない。飲み水は果物や野菜の中に含まれる水分とは違うので、酵素や生命を保つほかの要素を、体内に運んでくれないからだ。果物や野菜に含まれる水分が定期的に与えられると、体の3つのサイクル(補給、同化、排泄)は、どれも大変円滑に機能するようになる。
・私は、食事をするとき、70%の水分を含んだ食べ物(果物と野菜)と、30%の凝縮食品(果物、野菜以外のものすべて)を取ることを提案しているだけのことなのである。果物と野菜でどんなことが起こるか、とにかく結果をみてほし。想像していた以上のことが起こるのだ。
・どうしても水が飲みたくなった場合は、できる限り蒸留水を飲むことだ。山のわき水はインオーガニック・ミネラル(有機組織に欠ける無機のミネラル)を含んでいるために、人間の体にとって理想的なものではない。
・人間の体にとって最も多量のエネルギーを必要とする行為が何かを知っている人は少ない。驚くべきことに、それは「食べ物を消化する」ことなのである。食後になると、眠くなったことがないだろうか。食事のあとは、誰もが眠くなるのである。それは体が食べ物を処理することにすべてのエネルギーを集中させてしまうからだ。食べ物を消化するのに要するエネルギーとは、自転車漕ぎ、ランニング、あるいは水泳以上なのである。食べ物の消化活動以上にエネルギーを使うような行為はなにもない。
・「食べ物の正しい組み合わせ」の原則が教えていることは、ただ一つ、「エネルギーを浪費しないほうがいい」ということである。食べ物が胃の中で8時間もの間、腐ったままじっと動かず、それから20時間以上も腸の中を汚すようなことは誰も望んでいないことだ。私たちの理想は、胃の中へ入った食べ物が、そこに3時間留まったあと、速く、しかも効率よく腸を通過することである。つまり、途中で腐敗や発酵も起こらず、オナラが出たり腹が張ることもなく、胸焼けがしたり胃酸過多による消化不良も起こらず、そして薬など必要としない消化である。それが確実に行われるには、一度に二つ以上の凝縮食品(果物、野菜以外の食品)を食べないことだ。同時に二つの凝縮食品を食べると、食べ物を腐らせてしまう。腐った食べ物は、吸収不能である。不適切な組み合わせで、「補給のサイクル」が妨げられると、それに続く「同化のサイクル」と「排泄のサイクル」もまた、徹底的に妨げられることになるのである。
・3つのサイクルを妨げ、食べ物を体内で腐らせるといったような事態が起こらないようにする簡単な方法がある。ステーキや魚、または鶏肉を食べたかったら食べてもかまわないが、ただし肉にしろ、魚にしろ、食べるときには、それがその食事で食べる唯一の凝縮食品にしておくことである。それ以外に、別の肉やジャガイモやご飯など、ほかの凝縮食品を食べることは避ける。ジャガイモやご飯、麺類、チーズ、パンなどの凝縮食品の代わりに、水分を多く含んだ食べ物と一緒に食べるようにするのだ。ステーキと一緒に野菜を食べるわけである。たとえば、ブロッコリーや小松菜など野菜なら何でもかまわない。野菜は特定の消化液を必要としないので、消化器官の中が中性、酸性、アルカリ性のいずれかの環境でも分解される。
・日本での場合、ライスを注文しないといぶかしがられる可能性もある。そういう場合はひとこと「ダイエット中だから」と言って、ほかの話題に変えてしまうのが一番無難だろう。魚や肉をライスと一緒に食べるという伝統的な食べ方は、胃に負担がかかる。だから、食後に眠くなることが多いのだ。なお、ご飯を食べたい人は、納豆や冷や奴に、味噌汁、野菜の煮物と青菜のお浸し、という組合わせもある。お昼はおそば、と決めている人もいるだろう。天ぷらそばではなくて、とろろそば、山菜そば、けんちんそば(うどん)などがベストチョイスだ。
・実は、果物こそ人体の構造や機能からして、人類がすんなりと受け入れることができる唯一の食べ物なのである。私たちが本能的に果物を求めるのは、疑うまでもなく果物が私たちの体内に摂取できる最も重要な食べ物だからなのだ。
・「大昔の人間の祖先たちは、肉食でもなければ、草食でもなく、雑食主義でもなかった。彼らは主として果物を食べて生きていた」祖先たちが口にした食べ物は、すべて歯に付着し、さまざまな痕跡を残している。博士は化石化した歯の条痕を調べるという方法で調査した結果、当時の食事の傾向について次のように記した。「1200万年前の時代の原人からホモ・エレクトスまで、調査したすべての歯は例外の一つもなく、果物を食べる種族のものであることが明白である」
・果物は食べ物の中で最も水分を多量に含んでいる。その成分の80~90%は浄化に役立ち、生命力を与えてくれる水である。そのうえ果物には、人間が生命を維持していくうえで必要とするビタミン、ミネラル、炭水化物、脂肪酸のすべてが、大量に含まれているのだ。果物の生命力には、ほかのどんな食べ物もかなわない。
・果物の正しい摂取法とはどういう方法なのか。以下記したように、答えはきわめて単純である。
・ほかのどんな食べ物とも一緒に食べないこと。
・ほかのものを食べた直後に食べないこと(デザート扱いは禁物)。
・果物を食べるときは、胃の中が空の状態で食べること。
・食べたものが就寝時刻以前に胃から出て行くくらいに十分な余裕を持って、早い時間に食事をするように心がけたい。夜間に十分休息を取ると、再び「排泄のサイクル」に入る4時前までに、体は「同化のサイクル」を完了させることができる。良質の睡眠時間を得る意味からも12時までに床につくという日を多くすることが健康への早道といえる。
・原書の刊行(1985年)後も、多くの「牛乳摂取と健康に関する研究」が「牛乳は健康食品とはいえない」ことを証明し続けている。牛乳は小児糖尿病、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などのアレルギー、耳の炎症、自己免疫症候群、貧血、肥満、消化障害、心臓病、乳ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、ニキビ、関節炎、偏頭痛などの最大の原因とんていることが多くの事例から明らかにされている。「スポック博士の育児書」の最新版で、スポック博士は子供たちに牛乳を与えないほうがいいことをはっきりと述べている。「牛乳神話」を信じていた人たちにとってはショックが大きいかもしれにが、同意見の医師は非常に多く、元ジョンズ・ホプキンズ大学医学部小児科部長フランク・オスキー医学博士は「牛乳には危険がいっぱい?」というタイトルの本まで出版している。
・ヨーグルトも同様である。果物の上にかけて食べるようなことは自らの首を絞めるようなものだ。そんなことをすれば、ヨーグルトも果物も皆、消化器官の中で腐敗し発酵してしまう。胃が空になっているときにプレーンヨーグルトを食べるか、またはサラダドレッシングとして使うことだ。サラダを用意して、ヨーグルトであえればいい。
・毎日、最低限行わなければならない有酸素運動がある。それは20分間元気よく歩くことである。それ以上歩けばさらいすばらしい効果が伴うが、少なくとも20分間活発に歩けば、「フィット・フォー・ライフ」のプログラムを促進するのに十分な有酸素運動をすることになる。
・「1日の最初の食事」のガイドライン
1 1日の初めを新鮮な果物か果物のジュースでスタートさせる。ジュースの量は大きめのコップに1~2杯。
2 午前中、空腹を感じたときは、果物を食べる。
3 午前中に取る果物の量の上限は、体が必要とする量によって決定する(個人差あり)。食べたいだけ食べてよい(ただし、2皿以上)。食べすぎたり、食べたりないことのないように。
4 スイカやメロンは、ほかの果物より先に食べる。
5 特にお腹がすいているときや、やや重量感のあるものが欲しいときにはバナナを食べる。
・果物は決して加熱調理しないこと。加熱すると、果物のアルカリの性質が酸性に変化してしまいます。
・ドライフルーツはとても凝縮さえた食品なので、食べる量は控えめにしてください。糖度の少ない果物の甘さを増すために、ドライフルーツを少量一緒に取るといいでしょう。サルファ剤を添加して乾燥させたドライフルーツは買わないでください。すすめられるのは、天日乾燥させたものだけです。
・野菜は新鮮なものを買うことをいつも心がけてください。新鮮なものが手に入らない場合は冷凍ものを使います。
・玄米、胚芽米、白米に含まれる栄養価を食品成分表で比較すると、玄米が最も優れていることは一目瞭然。白米は食物繊維をほとんど含まないため、玄米に比べて消化が早く、急激に血液の中を糖の洪水にしてしまう。体はそれを修正するため、膵臓をフル回転させて糖代謝に必要なインスリンを製造し分泌する。その結果、中年を迎える頃には膵臓が疲れ果ててしまい、糖尿病と診断される人が多い。日本人が白米を主食にしていることと、日本人の6.3人(予備軍を含む)に一人がこの病気と闘っているという事実とは密接に関連している。それでも白米から玄米へ替えることはとてもできないという人は、せめて胚芽米に替えるといい。
・飽和脂肪を多く含む豚肉は、最も好ましくない肉といえます。ワースト2位が牛肉で、3位いダック(アヒル)が入ります。薫製や塩漬けにした肉や魚(フランクフルトソーセージ、ソーセージ、魚の薫製など)は、どんなものでもすすめられません。あえて肉を食べるときは、自然放牧された牛、豚、鶏の肉を買ってください。(寄生虫の心配があるため、肉や魚は生で食べないこと)また、魚は缶詰の魚より生か冷凍のものを買うことです。
・まとめのアドバイス
・可能な限り、新鮮な果物と野菜を使ってください。新鮮なものが手に入らない場合は、冷凍のもの(砂糖、またはソースのかかっていないもの)を使います。
・「メインディッシュのサラダ」は夕食メニューの代わりとしていつでもさしかえが可能です。
・昼食および夕食から3時間たったあとで、お腹がすいたときは、果物を食べるといいでしょう。
・ドレッシング、香辛料、調味料は、食品添加物・保存料・砂糖・化学調味料などを含まないものを使ってください。
・サラダドレッシングに酢を使うのはやめましょう。酢は発酵を起こさせる物質で、唾液による消化の働きを止め、炭水化物の消化を遅らせてしまいます。酢の代わりにレモン、ユズ、カボス、スダチなどを使います。
・生のタマネギやニンニクは使いすぎないように注意してください。タマネギやニンニクは未らい(舌にある味覚を感じる細胞)の機能を損ない、より刺激の強い食べ物を求めるようにさせてしまいます。
・残ったスープは冷凍にしておきましょう。
・パンは全粒粉で焼いたもの、米は白米より玄米がおすすめです。玄米に抵抗がある人は、まず胚芽米から慣れるようにしましょう。
・入手可能なら、生のバター、生の乳製品を使ってください。
・新鮮な果物または新鮮なフルーツサラダは、昼食メニューの代わりとしていつでもさしかえ可能です。
・乳製品の摂取量を減らし、カルシウム源として、生のナッツ類やゴマを利用してください。特に生理が始まったとき女性によく起こる、カルシウム低下の予防に役立ちます。
・レシピに示されている品目の代わりに、好きな農産物を自由に使ってください。地元で取れる新鮮なものが最適な素材です。
<目次>
日本語版刊行に寄せて(三木睦子)
訳者からのメッセージ
第1部 生き物としての「人間の原則」
-「フィット・フォー・ライフ」を支える理論と哲学(ハーヴィー・ダイアモンド)
第1章 自然の法則に基づく「フィット・フォー・ライフ」
◎「フィット・フォー・ライフ」とは何か
◎本書があなたに約束できること
◎食べ方には「原則」がある
◎体のためにエネルギーはこうして使う
◎誰もが健康でスリムな体を手に入れられる
第2章 ダイエットとは何か
◎ダイエットが罪悪である理由
◎しっかり食べて、永久にスリムでいられる方法
第3章 究極の健康哲学「ナチュラル・ハイジーン」とは何か
◎私を変えた夢のような出会い
◎「自然と健康と食べ物」に関する哲学
◎誰もが持っている自然治癒力の利用
◎人体の神秘と驚異の能力
◎食べ物が病気を引き起こす
第4章 人間本来の「補給・同化・排泄のサイクル」とは
◎体には24時間周期のリズムがある
◎「排泄のサイクル」に従うことの重要性
第5章 「毒血症」とは何か
◎人はなぜ太るのか
◎老廃物をため込まないための三原則とは
第6章 〔原則1〕水分を多く含む食べ物を食べること
◎人体も地球も、70%は水である
◎体が求めているものは、果物と野菜の水分
◎飲み水は役に立たない
◎生命力のある食べ物が、体を作る
◎野生動物が健康な理由
◎109歳まで現役、ウォーカー博士の長寿の秘訣
◎食事の70%は水分の多い食べ物に
第7章 〔原則2〕食べ物は正しく組み合わせて食べること
◎組み合わせ次第で、エネルギーはこれだけ違う
◎消化に要するエネルギーは、水泳以上の重労働と心得よ
◎胃腸はこんなに酷使されている
◎「食べ物の正しい組み合わせ」がエネルギーの浪費を防ぐ
◎肉は野菜と一緒に、パンも野菜と一緒に食べる
◎時代遅れの四大基礎食品グループ
◎ライオンは一品料理しか食べない
◎10キロの減量も10日で実現可能
第8章 〔原則3〕果物を正しく食べること
◎人間は果食動物だった!
◎どんな食べ物も果物の生命力にはかなわない
◎果物は消化にエネルギーを使わない
◎「食後のフルーツ」は腐敗の元凶
◎果物こそ人間にとって最も完全な食べ物である
◎果物の正しい食べ方①-新鮮な果物だけを食べる
◎果物の正しい食べ方②-空腹時にのみ食べる
◎「朝食信仰」の嘘
◎午前中は果物を欲しいだけ食べる
◎果物では太らない
第9章 「解毒と排泄」が健康と病気を支配する
◎老廃物を捨てて、スリムになろう
◎不快感は体の自己調整作業
◎一生を通じて人生を楽しめる「ライフスタイル」
第10章 現代人はタンパク質を取りすぎている
◎過剰タンパクは諸病の根源
◎ゴリラのスタミナ源は、肉ではない
◎ライオンが肉食動物を襲わない本当の理由
◎「アミノ酸プール」の奇跡のメカニズム
◎人間の体は肉を食べるようにはできていない
◎それでも肉を食べたい人へ
◎「ビタミンB12」不足の真相
第11章 牛乳は健康食品などではない
◎「牛乳神話」の正体
◎「牛でさえ大きくなれば牛乳を飲まない」という事実
◎人間は3歳を過ぎると、牛乳を消化できない
◎ヨーグルトは長寿食品ではない
◎牛乳を飲んでもカルシウムの補給にはならない
第12章 食べ物だけは補えない運動の効能
◎なぜエクササイズが必要なのか
◎空気と太陽は生命の源
第13章 「フィット・フォー・ライフ」は誰もが実現できる
◎「体が真実だと信じているもの」に心は従う
第14章 最もよく尋ねられる質問への回答
第2部 豊かな人生を送るための「行動プログラム」
-「フィット・フォー・ライフ」実践への道(マリリン・ダオアモンド)
第15章 美食が地球と人間をダメにしてい
◎31歳で知った「豊かで満ち足りた人生」
◎輝かしい人生の幕を開けてくれたプログラム
第16章 朝食は無理に取らなくてもいい
◎起きて最初に食べるもの、それは果物!
◎朝の果物で向上する子供の学習能力
第17章 フレッシュジュースはエネルギー源の塊
◎ジュースは必ず搾りたてで
第18章 エネルギーを浪費しない食べ方
◎肉を味わうのはディナーのときに
第19章 「フィット・フォー・ライフ」のための買い物リスト
◎リストの利用法と食品一覧
第20章 サラダ・パワーとその無限の魅力
◎「主食はサラダ」がエネルギー増、体重減を導く
◎サラダ・バーはこうして利用する
第21章 「フィット・フォー・ライフ」実現のためのガイドライン
◎まとめのアドバイス14項目
◎食べ過ぎにご注意!
第22章 あなたの幸せと地球のために
◎本書の実践は、「地球との共生」体験
第3部 「フィット・フォー・ライフ」のための4週間メニュー(マリリン・ダイアモンド)
第4部 特選レシピ一覧(マリリン・ダイアモンド)
第5部 日本の読者のみなさんへ
-「フィット・フォー・ライフ」をより深く理解するために(特別寄稿ー松田麻美子)
Ⅰ今、アメリカはこうなっている
◎最も新しい食事習慣とは
◎アメリカ人が肉を食べなくなった3つの理由
◎ある牧場主の告白
◎私たちが守るべきもの
◎スポック博士もベジタリアンだった
◎公的機関によるベジタリアン食のすすめ
◎禁煙運動から禁肉運動へ
Ⅱ衝撃のデータ、「チャイナ・ヘルス・プロジェクト」
◎牛乳を飲まない中国人が、んぜ骨粗そう症にならないのか
Ⅲアメリカからなにを学ぶか
◎アメリカ並みに悪化している日本人の体
◎鶏肉、豚肉、魚もヘルシー食品ではない
Ⅳあなた自身の「実行」を促すために
◎日本のみなさんの疑問への回答
果樹の心配/日本人の主食/朝の米食/医者の指導/体の冷え/
熱い食べ物/残留農薬/カリウム/食費/肉のスタミナ/疲労時の食事/
野菜の加熱/寄生虫/O-157/子供の成長/和食へのこだわり/
プログラムの守り方・・・に対する疑問・心配への回答
Ⅴ日本人向けのメニュー
◎和風味への簡単アレンジ
「フィット・フォー・ライフ」と私(「訳者あとがき」にかえて)
店舗紹介
特選レシピ索引
総索引
面白かった本まとめ(2011年下半期)
<今日の独り言>
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