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「感情に振り回されない技術」という本は、精神科医・医学博士で、スタンフォード大学医学部 睡眠・生体リズム研究所客員講師の著者が、人生をより良く生きるためには、「感情に振り回されない」ことが大切で、怒りやイライラ、不安や落ち込み自体は自然な感情として受け止めつつ、それに大きく反応し過ぎず、無条件に行動に移さないことが肝心で、具体的には以下について書かれています。
1章:「不安」「怒り」「嫉妬」「落ち込み」に振り回されない12のルール
2章:「焦り」や「イライラ」で自分を見失わない11のコツ
3章:「緊張」をゆるめて本番に強くなる9つの習慣
4章:苦しい場面でも折れない心をつくる12のヒント
特に、以下についてはナルホドと思いましたね♪
・心配ごとは書き出してみると自分カウンセリングになる
・不安なときは簡単な軽作業をやってみる
・怒りをぶつけられたときは平謝りよりも理解と共感が重要
・ショックで平常心を失った場合は吐く時間を長く取る呼吸法が良い
・ショックを受けた場合は誰かに話して共感してもらうことが大切
・自分より上の人と比較すると頑張りを続けられる
・ひどく落ち込んだ時だけ、格下と比べて安心感を得る
・睡眠がイヤな記憶を消化し、怒りもコントロールできる
・逆に不必要に長時間の寝すぎがうつ状態を招く
・アクティブな孤独が対人疲労を癒す
・何もかもうまくいかないときはとにかく休むこと
・リラックスするには好きな曲を聴けるようにしておくこと
・揺れ動く心や不安な心は自然な心の有様だと受け入れること
・回復する力「レジリエンス」を高めるには、運動や旅行など気晴らしをし、家族等に感謝し、思索のための休憩時間が必要
・辛いことは期限を決めてしまうと楽になる
そのほか、プレゼンテーション等であがらないコツ等についても、詳しく書かれていますね。
今まで読んだ他の本とも共通しますが、やはり睡眠や感謝、呼吸法、音楽などが重要ですね♪
「感情に振り回されない技術」という本は、感情に振り回されずによりよく人生を生きるヒントが、ポイントを絞って44項目について分かりやすく書かれていて、とてもオススメですね!
以下はこの本のポイント等です。
・「書くこと」は自分カウンセリングです。心配ごとは心の底に押し込めなくてもなくならない。できるだけ具体的に心配ごとを書き出してみる。不安の中身を少しでもはっきりさせえば、先が明るくなる。
・不安なときは、簡単な軽作業をやってみる。小さな作業はセロトニンやドーパミンを活性化する。手を動かして何かをやることは立派な「作業療法」
・「自分の思い通りにならないのが当たり前」と期待値を下げてしまうほうが、怒りの矛先が鈍ります。「自分はこうだから、他人もこうしなければならない」と、自分の価値観やルールを、無意識のうちに他人にあてはめていると、怒りが発生しやすく、かつ抑えにくくなってくるからです。「例外や失敗もありうる」「自分が間違っている可能性もある」「あの人なりの価値観があるのかもしれない」などの言葉が、自分へのアドバイスになるでしょうか。
・怒りをぶつけられたときは、平謝りよりも理解と共感で。怒りで解決できる部分は少ない。怒っている相手には言葉で話してもる。時間をかけて消えるのを待つしかない怒りもある。
・急性のファーストショックに見舞われたときは、どうすればいいのでしょうか。自分ですぐにできるのは、呼吸を整えることです。吐く時間を長く取る呼吸法で、副交感神経の働きを強めます。災害現場などでは、助けるべき人に力を貸すことも、ファーストショック対策として有効です。自分のやるべきことを見つけて、なるべく作業や行動に移すことが、心をパニックから立ち直らせてくれるのです。
・失恋や仕事の失敗、友人の裏切りなど、トラウマ経験ほどではないショックに対しては、なんといっても「誰かに話して、共感してもらう」ことが有効です。
・自分ひとりでは抱えきれない不安は、誰かに打ち明けましょう。そうすれば相手も、「ああ、つらいんだね」「大丈夫、助けになるよ」と、助け船を出してくれる確率も高まるでしょう。誰かが自分の不安な気持ちを聞いてくれた、共有してくれた、少なくともこの人は自分の味方なんだ、というこころの支えを得られるという点でも、不安を弱音として口に出すことには意味があるのです。
・「運」のせいにしていいときもある。自分より上の人と比較すると、頑張りを続けられる。ひどく落ち込んだときだけ、格下と比べて安心感を得る。
・睡眠には恐怖や不快な感情の記憶を和らげる効果があることが、報告されています。たとえばカリフォルニア大学バークレー校のグループらは、「夢を見る睡眠」であるレム睡眠の間に、ムカつく不愉快な感情的記憶が和らぐことを示しました。MRIによって脳の扁桃体の過活動が、睡眠によって大きく低下していたことがわかったからです。良質な睡眠をとることで、イヤな記憶が完全に消え去ってしまうわけではもちろんありません。しかし人間には、不愉快な記憶は薄らいで、そのうち気にならなくなり忘れていく、合理的な「忘却力」があります。この不客を手伝うのも良質な睡眠です。「イヤなことを寝て忘れる」とは、「寝て気にならなくなる」ということです。「まあいいや」「気にしないで、先のことを考えよう」と気持ちを切り替えていくエネルギーを、睡眠は与えてくれるのです。逆に寝不足が続くと、クヨクヨしやすくなり、自分に自信を失っていく、周囲に当たり散らしてしまうなど、どんどん悪い方向に向かってしまいます。イヤな記憶は、胃が胃液で食べ物を消化するように、睡眠で消化されると考えましょう。
・不必要に長時間の寝すぎが続けば、人間はうつ状態になりやすくなることがわかっています。睡眠とは不思議なもので、お金のようにあればあるほどいいというわけにはいかないのです。
・呼吸を整えれば、心も整います。イライラは交感神経の働き過ぎ。副交感神経を高めるには、ゆっくり、大きく呼吸するだけ。息を吸ったまま、お腹に力を入れるだけでもOK。
・アクティブな孤独が対人疲労を癒します。孤独は自分で作り出す。「ひとり時間」の予定を入れてしまう。夜の睡眠こそ定期的で効果的な「ひとり時間」
・何をやってもうまくいかないときは、ジタバタせず、しばらく積極的な行動に出ないほうがいい場合が少なくありません。何をやってもうまくいかないときというのは、自分以外のまわりの要素が、うまくいっていない可能性も十分考えられます。自分だけあれこれ動いてもどうしようもない局面なのかもしれないのです。落ち着かない不安な気持ちが、全体的に俯瞰する目を曇らせてしまいます。結果的に、意味のない、あるいはかえって逆効果の行動を取ってしまい、さらに「何をやってもうまくいかない」の悪循環に入ります。
・焦ってあれこれ動いても、結局は失敗ばかりで結果が伴わないのでは、「俺は何をやってもやっぱりダメだ・・・」などと、絶望的になってしまうでしょう。気持ちの空回りは、イライラや気持ちの疲労のもととなります。こんなときに無理に頑張ろうとすることは、流れに逆らうことともいえます。何もかもうまくいかないときは、神様から与えられた「休憩」のメッセージとでも思うほうが、気がラクになるのではないでしょうか。「今日はついていない日だ」と割り切って、休憩するなり、夜ならばもう思い切ってお風呂に入って寝てしまうほうが、気持ちもサッパリします。
・「何もかもうまくいかない」ときは、とにかく休んでみることです。休む方法が、人によって異なります。疲れてクタクタならば、今日だけは休もう、と決めてゴロゴロするのもいいでしょう。街に出たり、自然を見に行ったりして気晴らしをするのも悪くありません。うまくいかないときには、じたばたせずに思いっきり休んでみましょう。罪悪感はこの際、置いておいて、自分を甘やかしてみるのです。自分で決めて休むことで、エネルギーが再び湧いてくるはずです。
・自分が落ち着ける、あるいは元気が出る好みの曲を、スマホなりポータブルプレイヤーに入れて、いつでも聴けるようにしておくのがよいかもしれません。そうすれば、音楽がきっかけとなって、いつもの落ち着きを取り戻すことができるようになります。
・揺れ動く心、不安な心もまた、自然な心の有り様なのだ、ということを、諦めにも似た境地で素直に受け入れてしまえば、平常心に近づくことができます。禅宗は決まった時間に行われる座禅からもわかるとおり、生活習慣・儀式が最も整っている宗派です。起床時刻、読経、食事、寺院の清掃、座禅、就寝といった、生活スケジュールがきちんと決められています。生活リズムを整え、日常生活の単純作業に集中するというメンタルヘルスのお手本は、禅宗の生活に見出すことができます。
・レジリエンスとは「跳ね返す」という意味があり、病気など困難な状況に耐え回復する力、あるいは自己回復力、復元力とも訳されます。コンサルタントの久世浩司氏の主張では、レジリエンスを高める習慣とは以下のよなことです。
1 ネガティブ連鎖をその日のうちに断ち切る(運動や旅行など気晴らしのススメ)
2 ストレス体験のたびにレジリエンス・マッスルを鍛える(家族に感謝する)
3 ときおり立ち止まり、振り返りの時間を持つ(思索のための休息時間)
・感情に振り回されないことと、感情を持たないことは違います。感情に振り回されないということは、気分や情緒をダイヤモンドや鋼鉄のように変化させず、一定のレベルに保つことと同じではないのです。大切なのは、落ち込んだら跳ね返す、調子に乗り過ぎたら自分を抑えて謙虚になるというバランス運動ができるかどうかなのです。
・揺れる心は実はしなやかな強さの証です。気分はブランコのように移り変わるものと思う。落ち込んだとしてもいずれ気分は上がるもの。調子に乗っているときはむしろ努めて控えめに。
・期限を区切って、絶望感を乗り越えましょう。いつまで続くか分からないストレスほど辛いものはない。辛い時は自分で期限を決めてしまう。肩肘を張らず、まずは「とりあえずあと○年」「×年経ったら辞める」などと決める。
・頑張る時期と緩める時期を作ってメンタルをタフに。修羅場経験も重ね過ぎるところが疲弊する。自身を振り返る静かな時間もキャリアには必要。仕事を抑え目にする期間を取るよう計画する。
良かった本まとめ(2016年上半期)
「感情に振り回されない技術」という本は、精神科医・医学博士で、スタンフォード大学医学部 睡眠・生体リズム研究所客員講師の著者が、人生をより良く生きるためには、「感情に振り回されない」ことが大切で、怒りやイライラ、不安や落ち込み自体は自然な感情として受け止めつつ、それに大きく反応し過ぎず、無条件に行動に移さないことが肝心で、具体的には以下について書かれています。
1章:「不安」「怒り」「嫉妬」「落ち込み」に振り回されない12のルール
2章:「焦り」や「イライラ」で自分を見失わない11のコツ
3章:「緊張」をゆるめて本番に強くなる9つの習慣
4章:苦しい場面でも折れない心をつくる12のヒント
特に、以下についてはナルホドと思いましたね♪
・心配ごとは書き出してみると自分カウンセリングになる
・不安なときは簡単な軽作業をやってみる
・怒りをぶつけられたときは平謝りよりも理解と共感が重要
・ショックで平常心を失った場合は吐く時間を長く取る呼吸法が良い
・ショックを受けた場合は誰かに話して共感してもらうことが大切
・自分より上の人と比較すると頑張りを続けられる
・ひどく落ち込んだ時だけ、格下と比べて安心感を得る
・睡眠がイヤな記憶を消化し、怒りもコントロールできる
・逆に不必要に長時間の寝すぎがうつ状態を招く
・アクティブな孤独が対人疲労を癒す
・何もかもうまくいかないときはとにかく休むこと
・リラックスするには好きな曲を聴けるようにしておくこと
・揺れ動く心や不安な心は自然な心の有様だと受け入れること
・回復する力「レジリエンス」を高めるには、運動や旅行など気晴らしをし、家族等に感謝し、思索のための休憩時間が必要
・辛いことは期限を決めてしまうと楽になる
そのほか、プレゼンテーション等であがらないコツ等についても、詳しく書かれていますね。
今まで読んだ他の本とも共通しますが、やはり睡眠や感謝、呼吸法、音楽などが重要ですね♪
「感情に振り回されない技術」という本は、感情に振り回されずによりよく人生を生きるヒントが、ポイントを絞って44項目について分かりやすく書かれていて、とてもオススメですね!
以下はこの本のポイント等です。
・「書くこと」は自分カウンセリングです。心配ごとは心の底に押し込めなくてもなくならない。できるだけ具体的に心配ごとを書き出してみる。不安の中身を少しでもはっきりさせえば、先が明るくなる。
・不安なときは、簡単な軽作業をやってみる。小さな作業はセロトニンやドーパミンを活性化する。手を動かして何かをやることは立派な「作業療法」
・「自分の思い通りにならないのが当たり前」と期待値を下げてしまうほうが、怒りの矛先が鈍ります。「自分はこうだから、他人もこうしなければならない」と、自分の価値観やルールを、無意識のうちに他人にあてはめていると、怒りが発生しやすく、かつ抑えにくくなってくるからです。「例外や失敗もありうる」「自分が間違っている可能性もある」「あの人なりの価値観があるのかもしれない」などの言葉が、自分へのアドバイスになるでしょうか。
・怒りをぶつけられたときは、平謝りよりも理解と共感で。怒りで解決できる部分は少ない。怒っている相手には言葉で話してもる。時間をかけて消えるのを待つしかない怒りもある。
・急性のファーストショックに見舞われたときは、どうすればいいのでしょうか。自分ですぐにできるのは、呼吸を整えることです。吐く時間を長く取る呼吸法で、副交感神経の働きを強めます。災害現場などでは、助けるべき人に力を貸すことも、ファーストショック対策として有効です。自分のやるべきことを見つけて、なるべく作業や行動に移すことが、心をパニックから立ち直らせてくれるのです。
・失恋や仕事の失敗、友人の裏切りなど、トラウマ経験ほどではないショックに対しては、なんといっても「誰かに話して、共感してもらう」ことが有効です。
・自分ひとりでは抱えきれない不安は、誰かに打ち明けましょう。そうすれば相手も、「ああ、つらいんだね」「大丈夫、助けになるよ」と、助け船を出してくれる確率も高まるでしょう。誰かが自分の不安な気持ちを聞いてくれた、共有してくれた、少なくともこの人は自分の味方なんだ、というこころの支えを得られるという点でも、不安を弱音として口に出すことには意味があるのです。
・「運」のせいにしていいときもある。自分より上の人と比較すると、頑張りを続けられる。ひどく落ち込んだときだけ、格下と比べて安心感を得る。
・睡眠には恐怖や不快な感情の記憶を和らげる効果があることが、報告されています。たとえばカリフォルニア大学バークレー校のグループらは、「夢を見る睡眠」であるレム睡眠の間に、ムカつく不愉快な感情的記憶が和らぐことを示しました。MRIによって脳の扁桃体の過活動が、睡眠によって大きく低下していたことがわかったからです。良質な睡眠をとることで、イヤな記憶が完全に消え去ってしまうわけではもちろんありません。しかし人間には、不愉快な記憶は薄らいで、そのうち気にならなくなり忘れていく、合理的な「忘却力」があります。この不客を手伝うのも良質な睡眠です。「イヤなことを寝て忘れる」とは、「寝て気にならなくなる」ということです。「まあいいや」「気にしないで、先のことを考えよう」と気持ちを切り替えていくエネルギーを、睡眠は与えてくれるのです。逆に寝不足が続くと、クヨクヨしやすくなり、自分に自信を失っていく、周囲に当たり散らしてしまうなど、どんどん悪い方向に向かってしまいます。イヤな記憶は、胃が胃液で食べ物を消化するように、睡眠で消化されると考えましょう。
・不必要に長時間の寝すぎが続けば、人間はうつ状態になりやすくなることがわかっています。睡眠とは不思議なもので、お金のようにあればあるほどいいというわけにはいかないのです。
・呼吸を整えれば、心も整います。イライラは交感神経の働き過ぎ。副交感神経を高めるには、ゆっくり、大きく呼吸するだけ。息を吸ったまま、お腹に力を入れるだけでもOK。
・アクティブな孤独が対人疲労を癒します。孤独は自分で作り出す。「ひとり時間」の予定を入れてしまう。夜の睡眠こそ定期的で効果的な「ひとり時間」
・何をやってもうまくいかないときは、ジタバタせず、しばらく積極的な行動に出ないほうがいい場合が少なくありません。何をやってもうまくいかないときというのは、自分以外のまわりの要素が、うまくいっていない可能性も十分考えられます。自分だけあれこれ動いてもどうしようもない局面なのかもしれないのです。落ち着かない不安な気持ちが、全体的に俯瞰する目を曇らせてしまいます。結果的に、意味のない、あるいはかえって逆効果の行動を取ってしまい、さらに「何をやってもうまくいかない」の悪循環に入ります。
・焦ってあれこれ動いても、結局は失敗ばかりで結果が伴わないのでは、「俺は何をやってもやっぱりダメだ・・・」などと、絶望的になってしまうでしょう。気持ちの空回りは、イライラや気持ちの疲労のもととなります。こんなときに無理に頑張ろうとすることは、流れに逆らうことともいえます。何もかもうまくいかないときは、神様から与えられた「休憩」のメッセージとでも思うほうが、気がラクになるのではないでしょうか。「今日はついていない日だ」と割り切って、休憩するなり、夜ならばもう思い切ってお風呂に入って寝てしまうほうが、気持ちもサッパリします。
・「何もかもうまくいかない」ときは、とにかく休んでみることです。休む方法が、人によって異なります。疲れてクタクタならば、今日だけは休もう、と決めてゴロゴロするのもいいでしょう。街に出たり、自然を見に行ったりして気晴らしをするのも悪くありません。うまくいかないときには、じたばたせずに思いっきり休んでみましょう。罪悪感はこの際、置いておいて、自分を甘やかしてみるのです。自分で決めて休むことで、エネルギーが再び湧いてくるはずです。
・自分が落ち着ける、あるいは元気が出る好みの曲を、スマホなりポータブルプレイヤーに入れて、いつでも聴けるようにしておくのがよいかもしれません。そうすれば、音楽がきっかけとなって、いつもの落ち着きを取り戻すことができるようになります。
・揺れ動く心、不安な心もまた、自然な心の有り様なのだ、ということを、諦めにも似た境地で素直に受け入れてしまえば、平常心に近づくことができます。禅宗は決まった時間に行われる座禅からもわかるとおり、生活習慣・儀式が最も整っている宗派です。起床時刻、読経、食事、寺院の清掃、座禅、就寝といった、生活スケジュールがきちんと決められています。生活リズムを整え、日常生活の単純作業に集中するというメンタルヘルスのお手本は、禅宗の生活に見出すことができます。
・レジリエンスとは「跳ね返す」という意味があり、病気など困難な状況に耐え回復する力、あるいは自己回復力、復元力とも訳されます。コンサルタントの久世浩司氏の主張では、レジリエンスを高める習慣とは以下のよなことです。
1 ネガティブ連鎖をその日のうちに断ち切る(運動や旅行など気晴らしのススメ)
2 ストレス体験のたびにレジリエンス・マッスルを鍛える(家族に感謝する)
3 ときおり立ち止まり、振り返りの時間を持つ(思索のための休息時間)
・感情に振り回されないことと、感情を持たないことは違います。感情に振り回されないということは、気分や情緒をダイヤモンドや鋼鉄のように変化させず、一定のレベルに保つことと同じではないのです。大切なのは、落ち込んだら跳ね返す、調子に乗り過ぎたら自分を抑えて謙虚になるというバランス運動ができるかどうかなのです。
・揺れる心は実はしなやかな強さの証です。気分はブランコのように移り変わるものと思う。落ち込んだとしてもいずれ気分は上がるもの。調子に乗っているときはむしろ努めて控えめに。
・期限を区切って、絶望感を乗り越えましょう。いつまで続くか分からないストレスほど辛いものはない。辛い時は自分で期限を決めてしまう。肩肘を張らず、まずは「とりあえずあと○年」「×年経ったら辞める」などと決める。
・頑張る時期と緩める時期を作ってメンタルをタフに。修羅場経験も重ね過ぎるところが疲弊する。自身を振り返る静かな時間もキャリアには必要。仕事を抑え目にする期間を取るよう計画する。
良かった本まとめ(2016年上半期)