<金曜は本の紹介>
「怒らない技術2(嶋津良智)」の購入はコチラ
この「怒らない技術2」という本は、このブログで以前紹介した「怒らない技術」のパート2です。
パート2なのであまり期待はしていなかったのですが、一部重なる部分はあるとはいえ、想像以上に怒らない技術について分かりやすく説明されていて良かったですね。
「怒らない技術2」では、怒ることのデメリット・怒りをコントロールするメリットについてまず説明し、そのあと怒りの芽を摘みとる「7つの対症療法」や怒らない体質改善のための3つの準備、自分の怒りのパターンを知るアンガーログの記録、イライラの芽の摘みとり方、仕事での怒りをなくす方法、恋人・夫婦・友人との怒りを消す方法について具体例を用いながら分かりやすく説明しています。
また、巻末にはイライラ体質を改善する2週間プログラムがあり、具体的にアンガーログを記入できるようになっています。
人生をよりよくするヒントが満載なので、この「怒らない技術2」もとてもオススメな本です!
以下はこの本のポイント等です。
・徳川家康の言葉に、「怒りは敵と思え」というものがあります。感情的に腹を立てて怒ると、人の反感を買ったり、自分の判断ミスにつながって、身を滅ぼすことになりかねないから、「怒りは敵」と考えて慎むべきだという教えです。現在でもこの教えはとても有効だと思います。イライラや怒りは、仕事の成果、人間関係、お金や時間、健康など、私たちから多くのものを奪ってしまうのです。
・怒りによって部下をマネジメントしようとする人は多いと思いますが、実際には効果は上がりません。私の場合、その結果、自部門を全国ナンバーワンにすることができましたが、それを継続させることはできませんでした。怒りという表現で何かを伝えようとしても、相手には伝わりにくいのです。怒っているという事実は強烈に伝わる反面、その背景にある真意はわかりにくくなります。
・「怒らない技術」(イライラや怒りの感情をコントロールして相手にきちんと説明したりする方法)は、面倒くさいものです。だから「怒ってすませよう」というイージーな選択をしていたように思います。背景にあるのは、自分に対する甘さです。甘いから楽なほうを選んでしまいます。私は怒りという手段で、部下を鼓舞しようとしたわけですが、相手に自分の意図を伝えることもできう、部下の業績を上げることも一時的にしかできませんでした。何時間怒ろうと成果が上がらないのであれば、時間の無駄です。かつての私は膨大な時間の無駄づかいをしていたことになります。
・個人差はあると思いますが、怒りの感情は尾をひきます。知り合いのある営業マネージャーの場合、「一度怒ると、その日一日は落ち込んで仕事が手につかない」と言います。よい発想もほとんど浮かばない。彼の場合、たった5分怒っただけなのに、その日一日が失われてしまうのです。
・イライラや怒りなど、ストレスによって交感神経を緊張させると顕粒球が増え、リンパ球の産生を抑え、免疫不全になります。増えた顕粒球の寿命は2、3日で、死に場所となる粘膜などで猛毒の活性酸素をまき散らします。そのため、粘膜が傷つけられ、潰瘍や炎症を引き起こし、がんの原因にもなるそうです。
・人は誰でも心の中に自分の枠をもっています。この枠はいろいろな名前で呼ばれています。たとえば、「価値観」「自分なりの常識」「固定観念」「想定」「期待」「思惑」などが代表的なものでしょうか。毎日の生活のなかで、他人の言葉や態度、ふるまいなどがあなたの心に飛び込んできます。それらが枠のなかに収まっていれば、心は穏やかなままです。イライラやムカムカ、怒りにはつながりません。ところが、言葉や態度、ふるまいが枠のなかに収まらないときは、イライラや怒りにつながります。
・目の前に起きた出来事には、じつは何の意味もない。その出来事に対して、あなたが意味づけし、「イライラする」「イライラしない」「怒る」「怒らない」を決めているのです。
・ほんの少し怒りをコントロールするだけで人生は劇的に変わります。いままで失っていた成果、人間関係、時間、お金、健康があなたのもとに戻ってきます。自分が変わり、周囲が変わります。自分が幸せになり、周囲が幸せになります。そして怒りをコントロールするのは簡単です。
・不安や嫉妬や怒りを感じたとき、自分の価値観のメガネを点検してみるとよいでしょう。点検の仕方としておすすめのやり方は、自分の「~すべき」「~のはず」を書き出してみる方法です。すると、自分の思い込みや決めつけていることがわかります。そして、それは修正することもできます。それにはまず、自分の価値観のメガネに疑問をもつことです。「本当にAさんは悪い上司なのか」「本当に夫は悪い人間なのか」と自問自答するのです。するといくつかは「そうではない」という点が思い浮かぶでしょう。それだけでも沈滞した状態から抜け出し、前向きに歩きはじめることができます。
・相手のよい点に常に焦点を合わせておくと、怒らないばかりか、大きな学びが得られるので、自分の成長につながります。人間は放っておくとすぐに人のあら探しをします。他人の短所ばかり目が向きます。
・怒りとは、実は第二の感情で、その背景には第一の感情があります。第一の感情とは、不安、ストレス、痛み、悲しみ、苦痛、寂しさ、弱さ、絶望、悲観などです。それらの第一の感情に対して人は怒りを感じるので、原因となっている第一の感情を探すことはとても大切です。
・人は怒りを吐き出すだけで楽になる傾向があります。怒りは少しずつ溜まっていきます。少し溜まった状態では溢れることはありません。コップに水が溜まっていき、コップの容量をオーバーすると水は溢れます。怒りの感情もこれと同じです。溢れないうちに、少しずつこぼす必要があります。そういうときに誰かと話をするのは有効です。
・効果的に「目の前の景色を変える」には、日常体験していることではなく、やったことがない、チャレンジしたことがない、ちょっとだけストレスがかかることをあえてやり、「怒り」の矛先を変えるのがぽいインとです。入ったことのない店に入る以外にも、たとえば、いつもは乗らない電車に乗ってみる、通ったことのない道を通る、降りたことのない駅で降りてみる、ふだん料理をつくらないなら、休みの日にやってみる、などの方法があります。
・多くの人生と出会うためには、伝記や自伝を読むことがとても重要です。多くの偉人の価値観を吸収していれば、きっとたくさんの人たちがすばらしい答えを提示してくれることでしょう。
・怒りの種類やレベルに応じた自分への戒め、納得のさせ方、勇気づける方法などを、あらかじめ用意しておくという方法があります。たとえば、
・すぐに終わる
・大したことはない
・この前だって大丈夫だった
・必ず乗り越えられる
・これで世界が終わるわけじゃない
・きっとうまくいく
・勉強するよい機会だ
・何が勉強できるだろうか
・もっと辛い状況だって乗り越えてきたじゃないか
・こんな問題、一ヶ月後にはきっと忘れているよ
こんな呪文を自分の中に用意しておきまs。
・他人を変えるのはとても難しいのですが、自分が変わることで未来は変えられます。つまり大切なのは目の前にある状況に対し、自分にできることを行い、よりよい未来をつくるという考え方です。
・重要なのが「きちんと伝える」ということです。きちんと相手に伝えることで、相手が行動を変えてくれれば、ストレスは溜まりません。怒らなくても、伝えたいことを伝えていれば、ストレスは溜まらないのです。そうなると「上手な伝え方」というものが大切になります。それには、会話に以下の4つの要素を入れるとよいでしょう。
・どんな行動に問題があったのかという具体的な事実
・具体的な影響
・どんな感情が自分自身に芽生えたのか
・相手への尊重をしっかり示す
・言いたいことを伝えるのが苦手な人は、言いにくいことだけでなく、よいことでも口に出して伝えていません。ですから、まずは相手が喜ぶこと、相手のすばらしいことを言葉にして伝える癖をつけます。すると不思議なことに、言いにくいことでも伝えられるようになります。
・イライラや怒りは人と人とのコミュニケーションから発生します。なのえコミュニケーション自体を変えていく必要があります。私の場合、以下の3つのものを捨てたことでコミュニケーションが劇的に変わりました。
・人の責任にすること
・人に好かれたいという気持ち
・勝手な思い込み
・怒りや不安によって交感神経が興奮するとアドレナリンが増え、血管を収縮させます。この状態が続くと、血管が細くなり、全身の血液循環量も減って体温は低下します。「がん、アレルギー、胃潰瘍など病気が、低体温の状態で起きている。低体温を防ぐにはイライラや怒りを少なくすることが重要」と話しています。怒りやイライラが蔓延している職場や家庭では健康に悪影響があるということでしょう。
・どのように怒りのパターンを知るか。それはノートや日記、メモなどを使って「アンガーログ」(怒りの記録)をとるのです。特別にノートをつくってもいいですし、すでに書いている日記、使用中の手帳などに、アンガーログをつけてもよいでしょう。アンガーログには以下のことを記します。
・怒りを感じた時間
・怒りを感じた場所
・どういう出来事
・どういう言動
・素直にしてほしかったこと
・ありのままの結果
・どのように思ったか
・怒りの強さ(10段階で評価)
・イライラの原因の一つには加齢によるものもあります。人間である以上、加齢による力の衰えは必然、仕方のないものといえます。アンガーログをとって、イライラの原因が老化にある場合には、いろいろ対策を打つとよいでしょう。
・年をとって海馬が衰えてくれば「もの忘れ」をするのは当然のこと。記憶と記憶の断片を結んでおいて連想によって芋づる式に思い出すようにするのがコツなのです。こうした仕組みを覚えておくことも、無意味なイライラをなくすことになります。
・人間の脳の容量には限界があります。個人差はありますが、無限の容量をもっている人などいません。たくさんの案件を抱えていれば、いつかはその容量がいっぱいになってしまいます。言い換えれば、メモをとることによって、忘れることができます。そして、それによって大切なことに集中ができるのです。
・「もっといい方法はないだろうか?」「1年後、2年後を見据えて、現状のままで問題ないだろうか?」など、よりよい方策を考える文化をもち込むことは非常に価値があると思います。新しいことを取り入れようとするとき、「本当にうまくいくだろうか?」「失敗したらどうしよう?」という不安がよぎることも数多いことでしょう。ですが、物事には賞味期限があるので、現状維持というのは少しずつ後退しているのだということを忘れないでほしいのです。失敗を恐れず、ぜひ新しいことに挑戦してみてください。
・ドラッカーは、自分が行っている「すべての活動」に対し、以下の問いかけをすると言っています。
「それをしなかったら、何が起こるかを想定する。(短期および長期で)何も起こらなければ、結論は、ただちにやめることである」
忙しいと感じている人は、やめても問題のないことをたくさんやっています。なりゆきや過去の習慣にまかせれば、自分の時間がどんどん浸食されます。忙しいことが、日常になります。それはイライラが日常になることを意味しています。
・自分の時間の使い方をチェックし、本当にやらなくてはいけないこと、やってもやらなくてもいいことを明確にし、時間の脂肪を削ぎ落として筋肉質な時間の使い方にします。
・一人の人間ができることは本当にわずかなのですから、自分の専門領域ではないから「できないままでいい」という見極めはとても大切です。
・以前は部下に指示を出すとき「すぐやってくれ」「至急やってくれ」と言っていました。ですが、それでは、どれが本当に至急で、どれが至急でないか、部下がわからなくなってしまいます。頼んだ日の夕方までにほしい資料が、翌朝に上がってきて怒ることもありました。部下にしてみれば「それならそうと言ってくれよ」と思っていたでしょう。そこで期限を切るようにしました。自分からいつまでにやってほしいというのではなく、緊急度を伝えて、相手に期限を切ってもらいます。
「今日中にやってほしいのだけど、何時までにやってくれる?」
「では、夕方6時までにやります」
「今週中にやってほしいのだけど、いつまでに提出できそう?」
「木曜日の朝までにメールで送ります」
こうして期限を切ると、部下は仕事の優先順位がつけやすくなります。「至急」とだけ言われていたときは、どれを優先していいかわからなかったのが、優先順位がわかると段取りよく仕事ができるようになったといいます。また、部下が自分で期限を切り、自分との約束を守るということが大切だと思います。私が一方的に期限を切ると、期限を守れなかったときに、「最初から無理だと思っていたけど、上司が言うので仕方なく承諾したのだ」などと言い訳ができてしまいます。
・「言ったことをきちんとやらない」場合の予防策です。一つの対策として、チェックリスト作成を部署のルールにしました。
・私は誰になにを依頼したかを覚えておくのが面倒くさいので、毎週金曜日にメールの送信済トレイを見直すことを習慣にしています。自分が送ったメールに対し、返事が来ていないものがあるかをチェックします。返事が来ているものは削除します。返事が来ていないものについては、進捗状況などを確認するメールをします。
・人は無意識のうちに心のなかに枠を設定しています。「多分こういう反応をしてくれるんじゃないか」という枠です。期待どおりの反応が返ってくると心は平穏ですが、そうでないと、「常識がわかっていない」
「世の中がわかっていない」とイライラしたり、怒ったりします。ですが、それは常識ではなく、勝手な期待です。期待は伝えてはじめて相手も理解できるのです。伝えてないのに勝手に期待して、勝手にイライラしていても、どうにもなりません。
・妻とのコミュニケーションで困っている人は、帰宅後すぐに2つの魔法の言葉を言うとよいと思います。それは、「今日、どうだった?」と「何かあった?」です。そうすれば必ず会話がはじまります。そうしたらきちんと聞くこと。私は話を聞くときは、テレビをつけないようにします。もしついていたら消してから聞くようにします。きちんと聞いているというメッセージです。
・朝の時間を有効に使うヒントは、じつはテレビを消すことにあるのではないかと思っています。私はあるとき、テレビをつけているかいないかによって、出かける準備の進み方がまったく変わることに気づきました。
・放っておいても治るものはぐちゃぐちゃ言わないと決めることも大切です。子どもが現時点でできないことにいは、教えて治すことと、放っておいても治ることの2つがあります。放っておいても治ることは気にしなくてもいいでしょう。たとえば、おしめです。同年代の子のおしめがはずれているのに、自分の子どもだけおしめをしていたら親は焦ります。おしめがはずれない子どもに対し、イライラすることもあります。でもよく考えてみると、特別な事情をのぞいて、20歳でおしめをしている人はいません。いずれはずれるものなのです。おねしょも同様です。そうであれば、とやかく言っても子どもがかわいそうですし、自分だってイライラして疲れます。つまらないことでぐちゃぐちゃ言わないほうが親も楽だと思います。
・おばあさんが何の役割を果たしているかと言ったら、子育てを手伝っている。そのせいで、人間の女性とゴンドウクジラのメスは育児中でも次の子どもを生める。そうしたおばあさんがいないサル以下、他の動物は、育児中は絶対に次の子どもを生めない。前の子どもが乳離れして子育ての手を離れて初めて、次の子どもを妊娠できる。ということは、人間の女性とゴンドウクジラのメスは自分の娘の育児を手伝う動物なんです。だから、お嫁さんが自分の母親といっしょに住んでいるのであれば生物学的には問題は発生しない。ところがいまは夫の母親、言い換えれば、血のつながっていない姑といっしょに住むケースが多いわけです。これはうまくいかないのが当たり前です。それにもかかわらず、そこをなんとかうまくいかせようと考えるのは、バカじゃないのか。「嫁と姑はなかなかうまくいかない」という前提に立って考えると、うまくいけば「よかった。幸せだ」と思えますし、うまくいかなくても「やっぱりダメか」と思えます。しかし、「嫁と姑は仲良くしなくてはならない」という前提に立つと、一般的にはうまくいかないことが多いのですから、イライラや怒りの種を抱えこむことになります。
<目次>
はじめに
第1章 そもそも怒りやイライラの原因は何なのか?
~イライラが引き起こす心と体の問題とは?~
●ささいなことでキレる「ごく普通の人」が大幅増加
●ワールドカップ優勝の栄光が一瞬でパー
●仕事ができなくなる人、商談がパーになる人
●あなたも「怒ること」を選択している
●怒ったあとの時間ももったいない
●体の免疫機能が低下し病気になりやすい
●なぜ怒らないと幸せになれるのか
●「つまらない本がよく売れましたね」と言われても怒らなかった理由
●怒りの原因はすべて自分のなかにある
●気分によって事実の受け取り方はまったく変わる
●怒りをコントロールするメリット
●怒らないことでお金が返ってきた
第2章 イライラや怒りの芽を摘みとる「7つの対症療法」
~それでも怒ってしまうあなたのために~
●【対症療法1】価値観のメガネをかけかえる
●他人の心の枠を借りてみる
●あなたの価値観がいつも正しいとは限らない
●思い込みにとらわれてはいないか
●【対症療法2】相手のよい部分に焦点を当てる
●【対症療法3】第一の感情を探す
●【対症療法4】相談相手に小さな不満を聞いてもらう
●相手に怒りのメールを書く
●【対症療法5】目の前の景色を変える
●【対症療法6】尊敬する人を演じる
●【対症療法7】魔法の呪文をもつ
第3章 体質改善のための「3つの準備」
~たったこれだけでイライラが消え、人間関係もうまくいく!~
●【体質改善の準備1】自分にできることに焦点を当てる
●ひと工夫でイライラが消えた
●嫌いな上司がイライラの原因
●【体質改善の準備2】怒りの伝え方をマスターする
●そもそも伝えられない人は褒める練習から
●【体質改善の準備3】3つの捨てるべきもの
●人の責任にすることを捨てる
●人に好かれたいという気持ちを捨てる
●素直に伝えることで信頼を得る
●勝手な思い込みを捨てる
第4章 自分の「怒りのパターン」を知る
~「アンガーログ」でどんどんイライラがなくなる!~
●怒らないと決めると何が起きるのか?
●イライラが伝染すると健康にも悪影響
●自分がイライラしないために周囲のイライラを消す
●「アンガーログ」(怒りの記録)をとってみよう
●原因がわかったら対策を考える
●自分のイヤなことを明確にして減らす
●加齢はパフォーマンスを低下させる
●記憶力の低下とメモをとる習慣
●記憶の配線がいっぱいになったら連想で覚える
●メモをとって脳を楽にする
●捨てて、やめて、減らす
●自分の時間を奪われるイライラ
●月に1回自分の行動を振り返る
●無駄なことで忙しいのではないか
●目的達成に不必要なことをどんどん捨てる
●人は誰でも年をとるもの
●自分の将来に対するイライラを消す
第5章 こうすればイライラが生まれない!
~いますぐできる!「イライラの芽」を摘みとる方法~
●イライラを防ぐことはできる!
●テコンドーの先生のイライラ防止の秘策
●日常生活のイライラを消し去る工夫
●正当な逃げ根性は改善を生む
●一生懸命やらない状況を一生懸命つくる
●「できないままでいい」のか、「できるようになりたい」を見極める
●アンガーログで見つけたイライラの種を発芽させない
●イライラしないためのチェックリスト
●週1回送信済トレイをチェックする習慣
●ルーズな人への対処法
●気分良く仕事をするためのスケジューリング
第6章 怒っている人は仕事ができない!
~「仕事」での怒り・イライラをなくす方法~
●ギャップはあって当たり前
●最近の部下が望んでいること
●「ワンピース世代」「ガンダム世代」
●仕事に対する疑問や不満はいつの時代も変わらない
●上司は理想を掲げつつ現実を一歩ずつ進め
●相手は信じられないほど何もわかっていない
●勝手な期待がイライラを生む
●伝え方次第でストレスを減らせる!
●ときにはあきらめも肝心
●異文化コミュニケーションは「まあ、いっか」の連続
●上司としてきちんと部下に期待する
●「戦略的あきらめ」という作戦
第7章 当たり前だけど、怒りが人間関係を壊してる!
~恋人、夫婦、友人とのイライラを消す方法~
●価値観の差からくるイライラ
●二人の共通の価値観を少しずつくる
●話し合いながら二人の決めごとを決める
●コミュニケーション不安をなくす
●共通体験で価値観のすり合わせをする
●相手のイライラの原因を摘みとる
●深いテーマは時間をさいてじっくり話し合う
●欠点も価値観メガネを変えれば長所に見える
●子育ても解決方法に焦点を合わせる
●時間が解決してくれるものは時間にmかせる
●嫁と姑は仲良くできなくて当たり前
●家族の信頼や絆を才覚人する
トレーニング編 イライラ体質を改善する2週間プログラム
面白かった本まとめ(2012年下半期)
<今日の独り言>
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この「怒らない技術2」という本は、このブログで以前紹介した「怒らない技術」のパート2です。
パート2なのであまり期待はしていなかったのですが、一部重なる部分はあるとはいえ、想像以上に怒らない技術について分かりやすく説明されていて良かったですね。
「怒らない技術2」では、怒ることのデメリット・怒りをコントロールするメリットについてまず説明し、そのあと怒りの芽を摘みとる「7つの対症療法」や怒らない体質改善のための3つの準備、自分の怒りのパターンを知るアンガーログの記録、イライラの芽の摘みとり方、仕事での怒りをなくす方法、恋人・夫婦・友人との怒りを消す方法について具体例を用いながら分かりやすく説明しています。
また、巻末にはイライラ体質を改善する2週間プログラムがあり、具体的にアンガーログを記入できるようになっています。
人生をよりよくするヒントが満載なので、この「怒らない技術2」もとてもオススメな本です!
以下はこの本のポイント等です。
・徳川家康の言葉に、「怒りは敵と思え」というものがあります。感情的に腹を立てて怒ると、人の反感を買ったり、自分の判断ミスにつながって、身を滅ぼすことになりかねないから、「怒りは敵」と考えて慎むべきだという教えです。現在でもこの教えはとても有効だと思います。イライラや怒りは、仕事の成果、人間関係、お金や時間、健康など、私たちから多くのものを奪ってしまうのです。
・怒りによって部下をマネジメントしようとする人は多いと思いますが、実際には効果は上がりません。私の場合、その結果、自部門を全国ナンバーワンにすることができましたが、それを継続させることはできませんでした。怒りという表現で何かを伝えようとしても、相手には伝わりにくいのです。怒っているという事実は強烈に伝わる反面、その背景にある真意はわかりにくくなります。
・「怒らない技術」(イライラや怒りの感情をコントロールして相手にきちんと説明したりする方法)は、面倒くさいものです。だから「怒ってすませよう」というイージーな選択をしていたように思います。背景にあるのは、自分に対する甘さです。甘いから楽なほうを選んでしまいます。私は怒りという手段で、部下を鼓舞しようとしたわけですが、相手に自分の意図を伝えることもできう、部下の業績を上げることも一時的にしかできませんでした。何時間怒ろうと成果が上がらないのであれば、時間の無駄です。かつての私は膨大な時間の無駄づかいをしていたことになります。
・個人差はあると思いますが、怒りの感情は尾をひきます。知り合いのある営業マネージャーの場合、「一度怒ると、その日一日は落ち込んで仕事が手につかない」と言います。よい発想もほとんど浮かばない。彼の場合、たった5分怒っただけなのに、その日一日が失われてしまうのです。
・イライラや怒りなど、ストレスによって交感神経を緊張させると顕粒球が増え、リンパ球の産生を抑え、免疫不全になります。増えた顕粒球の寿命は2、3日で、死に場所となる粘膜などで猛毒の活性酸素をまき散らします。そのため、粘膜が傷つけられ、潰瘍や炎症を引き起こし、がんの原因にもなるそうです。
・人は誰でも心の中に自分の枠をもっています。この枠はいろいろな名前で呼ばれています。たとえば、「価値観」「自分なりの常識」「固定観念」「想定」「期待」「思惑」などが代表的なものでしょうか。毎日の生活のなかで、他人の言葉や態度、ふるまいなどがあなたの心に飛び込んできます。それらが枠のなかに収まっていれば、心は穏やかなままです。イライラやムカムカ、怒りにはつながりません。ところが、言葉や態度、ふるまいが枠のなかに収まらないときは、イライラや怒りにつながります。
・目の前に起きた出来事には、じつは何の意味もない。その出来事に対して、あなたが意味づけし、「イライラする」「イライラしない」「怒る」「怒らない」を決めているのです。
・ほんの少し怒りをコントロールするだけで人生は劇的に変わります。いままで失っていた成果、人間関係、時間、お金、健康があなたのもとに戻ってきます。自分が変わり、周囲が変わります。自分が幸せになり、周囲が幸せになります。そして怒りをコントロールするのは簡単です。
・不安や嫉妬や怒りを感じたとき、自分の価値観のメガネを点検してみるとよいでしょう。点検の仕方としておすすめのやり方は、自分の「~すべき」「~のはず」を書き出してみる方法です。すると、自分の思い込みや決めつけていることがわかります。そして、それは修正することもできます。それにはまず、自分の価値観のメガネに疑問をもつことです。「本当にAさんは悪い上司なのか」「本当に夫は悪い人間なのか」と自問自答するのです。するといくつかは「そうではない」という点が思い浮かぶでしょう。それだけでも沈滞した状態から抜け出し、前向きに歩きはじめることができます。
・相手のよい点に常に焦点を合わせておくと、怒らないばかりか、大きな学びが得られるので、自分の成長につながります。人間は放っておくとすぐに人のあら探しをします。他人の短所ばかり目が向きます。
・怒りとは、実は第二の感情で、その背景には第一の感情があります。第一の感情とは、不安、ストレス、痛み、悲しみ、苦痛、寂しさ、弱さ、絶望、悲観などです。それらの第一の感情に対して人は怒りを感じるので、原因となっている第一の感情を探すことはとても大切です。
・人は怒りを吐き出すだけで楽になる傾向があります。怒りは少しずつ溜まっていきます。少し溜まった状態では溢れることはありません。コップに水が溜まっていき、コップの容量をオーバーすると水は溢れます。怒りの感情もこれと同じです。溢れないうちに、少しずつこぼす必要があります。そういうときに誰かと話をするのは有効です。
・効果的に「目の前の景色を変える」には、日常体験していることではなく、やったことがない、チャレンジしたことがない、ちょっとだけストレスがかかることをあえてやり、「怒り」の矛先を変えるのがぽいインとです。入ったことのない店に入る以外にも、たとえば、いつもは乗らない電車に乗ってみる、通ったことのない道を通る、降りたことのない駅で降りてみる、ふだん料理をつくらないなら、休みの日にやってみる、などの方法があります。
・多くの人生と出会うためには、伝記や自伝を読むことがとても重要です。多くの偉人の価値観を吸収していれば、きっとたくさんの人たちがすばらしい答えを提示してくれることでしょう。
・怒りの種類やレベルに応じた自分への戒め、納得のさせ方、勇気づける方法などを、あらかじめ用意しておくという方法があります。たとえば、
・すぐに終わる
・大したことはない
・この前だって大丈夫だった
・必ず乗り越えられる
・これで世界が終わるわけじゃない
・きっとうまくいく
・勉強するよい機会だ
・何が勉強できるだろうか
・もっと辛い状況だって乗り越えてきたじゃないか
・こんな問題、一ヶ月後にはきっと忘れているよ
こんな呪文を自分の中に用意しておきまs。
・他人を変えるのはとても難しいのですが、自分が変わることで未来は変えられます。つまり大切なのは目の前にある状況に対し、自分にできることを行い、よりよい未来をつくるという考え方です。
・重要なのが「きちんと伝える」ということです。きちんと相手に伝えることで、相手が行動を変えてくれれば、ストレスは溜まりません。怒らなくても、伝えたいことを伝えていれば、ストレスは溜まらないのです。そうなると「上手な伝え方」というものが大切になります。それには、会話に以下の4つの要素を入れるとよいでしょう。
・どんな行動に問題があったのかという具体的な事実
・具体的な影響
・どんな感情が自分自身に芽生えたのか
・相手への尊重をしっかり示す
・言いたいことを伝えるのが苦手な人は、言いにくいことだけでなく、よいことでも口に出して伝えていません。ですから、まずは相手が喜ぶこと、相手のすばらしいことを言葉にして伝える癖をつけます。すると不思議なことに、言いにくいことでも伝えられるようになります。
・イライラや怒りは人と人とのコミュニケーションから発生します。なのえコミュニケーション自体を変えていく必要があります。私の場合、以下の3つのものを捨てたことでコミュニケーションが劇的に変わりました。
・人の責任にすること
・人に好かれたいという気持ち
・勝手な思い込み
・怒りや不安によって交感神経が興奮するとアドレナリンが増え、血管を収縮させます。この状態が続くと、血管が細くなり、全身の血液循環量も減って体温は低下します。「がん、アレルギー、胃潰瘍など病気が、低体温の状態で起きている。低体温を防ぐにはイライラや怒りを少なくすることが重要」と話しています。怒りやイライラが蔓延している職場や家庭では健康に悪影響があるということでしょう。
・どのように怒りのパターンを知るか。それはノートや日記、メモなどを使って「アンガーログ」(怒りの記録)をとるのです。特別にノートをつくってもいいですし、すでに書いている日記、使用中の手帳などに、アンガーログをつけてもよいでしょう。アンガーログには以下のことを記します。
・怒りを感じた時間
・怒りを感じた場所
・どういう出来事
・どういう言動
・素直にしてほしかったこと
・ありのままの結果
・どのように思ったか
・怒りの強さ(10段階で評価)
・イライラの原因の一つには加齢によるものもあります。人間である以上、加齢による力の衰えは必然、仕方のないものといえます。アンガーログをとって、イライラの原因が老化にある場合には、いろいろ対策を打つとよいでしょう。
・年をとって海馬が衰えてくれば「もの忘れ」をするのは当然のこと。記憶と記憶の断片を結んでおいて連想によって芋づる式に思い出すようにするのがコツなのです。こうした仕組みを覚えておくことも、無意味なイライラをなくすことになります。
・人間の脳の容量には限界があります。個人差はありますが、無限の容量をもっている人などいません。たくさんの案件を抱えていれば、いつかはその容量がいっぱいになってしまいます。言い換えれば、メモをとることによって、忘れることができます。そして、それによって大切なことに集中ができるのです。
・「もっといい方法はないだろうか?」「1年後、2年後を見据えて、現状のままで問題ないだろうか?」など、よりよい方策を考える文化をもち込むことは非常に価値があると思います。新しいことを取り入れようとするとき、「本当にうまくいくだろうか?」「失敗したらどうしよう?」という不安がよぎることも数多いことでしょう。ですが、物事には賞味期限があるので、現状維持というのは少しずつ後退しているのだということを忘れないでほしいのです。失敗を恐れず、ぜひ新しいことに挑戦してみてください。
・ドラッカーは、自分が行っている「すべての活動」に対し、以下の問いかけをすると言っています。
「それをしなかったら、何が起こるかを想定する。(短期および長期で)何も起こらなければ、結論は、ただちにやめることである」
忙しいと感じている人は、やめても問題のないことをたくさんやっています。なりゆきや過去の習慣にまかせれば、自分の時間がどんどん浸食されます。忙しいことが、日常になります。それはイライラが日常になることを意味しています。
・自分の時間の使い方をチェックし、本当にやらなくてはいけないこと、やってもやらなくてもいいことを明確にし、時間の脂肪を削ぎ落として筋肉質な時間の使い方にします。
・一人の人間ができることは本当にわずかなのですから、自分の専門領域ではないから「できないままでいい」という見極めはとても大切です。
・以前は部下に指示を出すとき「すぐやってくれ」「至急やってくれ」と言っていました。ですが、それでは、どれが本当に至急で、どれが至急でないか、部下がわからなくなってしまいます。頼んだ日の夕方までにほしい資料が、翌朝に上がってきて怒ることもありました。部下にしてみれば「それならそうと言ってくれよ」と思っていたでしょう。そこで期限を切るようにしました。自分からいつまでにやってほしいというのではなく、緊急度を伝えて、相手に期限を切ってもらいます。
「今日中にやってほしいのだけど、何時までにやってくれる?」
「では、夕方6時までにやります」
「今週中にやってほしいのだけど、いつまでに提出できそう?」
「木曜日の朝までにメールで送ります」
こうして期限を切ると、部下は仕事の優先順位がつけやすくなります。「至急」とだけ言われていたときは、どれを優先していいかわからなかったのが、優先順位がわかると段取りよく仕事ができるようになったといいます。また、部下が自分で期限を切り、自分との約束を守るということが大切だと思います。私が一方的に期限を切ると、期限を守れなかったときに、「最初から無理だと思っていたけど、上司が言うので仕方なく承諾したのだ」などと言い訳ができてしまいます。
・「言ったことをきちんとやらない」場合の予防策です。一つの対策として、チェックリスト作成を部署のルールにしました。
・私は誰になにを依頼したかを覚えておくのが面倒くさいので、毎週金曜日にメールの送信済トレイを見直すことを習慣にしています。自分が送ったメールに対し、返事が来ていないものがあるかをチェックします。返事が来ているものは削除します。返事が来ていないものについては、進捗状況などを確認するメールをします。
・人は無意識のうちに心のなかに枠を設定しています。「多分こういう反応をしてくれるんじゃないか」という枠です。期待どおりの反応が返ってくると心は平穏ですが、そうでないと、「常識がわかっていない」
「世の中がわかっていない」とイライラしたり、怒ったりします。ですが、それは常識ではなく、勝手な期待です。期待は伝えてはじめて相手も理解できるのです。伝えてないのに勝手に期待して、勝手にイライラしていても、どうにもなりません。
・妻とのコミュニケーションで困っている人は、帰宅後すぐに2つの魔法の言葉を言うとよいと思います。それは、「今日、どうだった?」と「何かあった?」です。そうすれば必ず会話がはじまります。そうしたらきちんと聞くこと。私は話を聞くときは、テレビをつけないようにします。もしついていたら消してから聞くようにします。きちんと聞いているというメッセージです。
・朝の時間を有効に使うヒントは、じつはテレビを消すことにあるのではないかと思っています。私はあるとき、テレビをつけているかいないかによって、出かける準備の進み方がまったく変わることに気づきました。
・放っておいても治るものはぐちゃぐちゃ言わないと決めることも大切です。子どもが現時点でできないことにいは、教えて治すことと、放っておいても治ることの2つがあります。放っておいても治ることは気にしなくてもいいでしょう。たとえば、おしめです。同年代の子のおしめがはずれているのに、自分の子どもだけおしめをしていたら親は焦ります。おしめがはずれない子どもに対し、イライラすることもあります。でもよく考えてみると、特別な事情をのぞいて、20歳でおしめをしている人はいません。いずれはずれるものなのです。おねしょも同様です。そうであれば、とやかく言っても子どもがかわいそうですし、自分だってイライラして疲れます。つまらないことでぐちゃぐちゃ言わないほうが親も楽だと思います。
・おばあさんが何の役割を果たしているかと言ったら、子育てを手伝っている。そのせいで、人間の女性とゴンドウクジラのメスは育児中でも次の子どもを生める。そうしたおばあさんがいないサル以下、他の動物は、育児中は絶対に次の子どもを生めない。前の子どもが乳離れして子育ての手を離れて初めて、次の子どもを妊娠できる。ということは、人間の女性とゴンドウクジラのメスは自分の娘の育児を手伝う動物なんです。だから、お嫁さんが自分の母親といっしょに住んでいるのであれば生物学的には問題は発生しない。ところがいまは夫の母親、言い換えれば、血のつながっていない姑といっしょに住むケースが多いわけです。これはうまくいかないのが当たり前です。それにもかかわらず、そこをなんとかうまくいかせようと考えるのは、バカじゃないのか。「嫁と姑はなかなかうまくいかない」という前提に立って考えると、うまくいけば「よかった。幸せだ」と思えますし、うまくいかなくても「やっぱりダメか」と思えます。しかし、「嫁と姑は仲良くしなくてはならない」という前提に立つと、一般的にはうまくいかないことが多いのですから、イライラや怒りの種を抱えこむことになります。
<目次>
はじめに
第1章 そもそも怒りやイライラの原因は何なのか?
~イライラが引き起こす心と体の問題とは?~
●ささいなことでキレる「ごく普通の人」が大幅増加
●ワールドカップ優勝の栄光が一瞬でパー
●仕事ができなくなる人、商談がパーになる人
●あなたも「怒ること」を選択している
●怒ったあとの時間ももったいない
●体の免疫機能が低下し病気になりやすい
●なぜ怒らないと幸せになれるのか
●「つまらない本がよく売れましたね」と言われても怒らなかった理由
●怒りの原因はすべて自分のなかにある
●気分によって事実の受け取り方はまったく変わる
●怒りをコントロールするメリット
●怒らないことでお金が返ってきた
第2章 イライラや怒りの芽を摘みとる「7つの対症療法」
~それでも怒ってしまうあなたのために~
●【対症療法1】価値観のメガネをかけかえる
●他人の心の枠を借りてみる
●あなたの価値観がいつも正しいとは限らない
●思い込みにとらわれてはいないか
●【対症療法2】相手のよい部分に焦点を当てる
●【対症療法3】第一の感情を探す
●【対症療法4】相談相手に小さな不満を聞いてもらう
●相手に怒りのメールを書く
●【対症療法5】目の前の景色を変える
●【対症療法6】尊敬する人を演じる
●【対症療法7】魔法の呪文をもつ
第3章 体質改善のための「3つの準備」
~たったこれだけでイライラが消え、人間関係もうまくいく!~
●【体質改善の準備1】自分にできることに焦点を当てる
●ひと工夫でイライラが消えた
●嫌いな上司がイライラの原因
●【体質改善の準備2】怒りの伝え方をマスターする
●そもそも伝えられない人は褒める練習から
●【体質改善の準備3】3つの捨てるべきもの
●人の責任にすることを捨てる
●人に好かれたいという気持ちを捨てる
●素直に伝えることで信頼を得る
●勝手な思い込みを捨てる
第4章 自分の「怒りのパターン」を知る
~「アンガーログ」でどんどんイライラがなくなる!~
●怒らないと決めると何が起きるのか?
●イライラが伝染すると健康にも悪影響
●自分がイライラしないために周囲のイライラを消す
●「アンガーログ」(怒りの記録)をとってみよう
●原因がわかったら対策を考える
●自分のイヤなことを明確にして減らす
●加齢はパフォーマンスを低下させる
●記憶力の低下とメモをとる習慣
●記憶の配線がいっぱいになったら連想で覚える
●メモをとって脳を楽にする
●捨てて、やめて、減らす
●自分の時間を奪われるイライラ
●月に1回自分の行動を振り返る
●無駄なことで忙しいのではないか
●目的達成に不必要なことをどんどん捨てる
●人は誰でも年をとるもの
●自分の将来に対するイライラを消す
第5章 こうすればイライラが生まれない!
~いますぐできる!「イライラの芽」を摘みとる方法~
●イライラを防ぐことはできる!
●テコンドーの先生のイライラ防止の秘策
●日常生活のイライラを消し去る工夫
●正当な逃げ根性は改善を生む
●一生懸命やらない状況を一生懸命つくる
●「できないままでいい」のか、「できるようになりたい」を見極める
●アンガーログで見つけたイライラの種を発芽させない
●イライラしないためのチェックリスト
●週1回送信済トレイをチェックする習慣
●ルーズな人への対処法
●気分良く仕事をするためのスケジューリング
第6章 怒っている人は仕事ができない!
~「仕事」での怒り・イライラをなくす方法~
●ギャップはあって当たり前
●最近の部下が望んでいること
●「ワンピース世代」「ガンダム世代」
●仕事に対する疑問や不満はいつの時代も変わらない
●上司は理想を掲げつつ現実を一歩ずつ進め
●相手は信じられないほど何もわかっていない
●勝手な期待がイライラを生む
●伝え方次第でストレスを減らせる!
●ときにはあきらめも肝心
●異文化コミュニケーションは「まあ、いっか」の連続
●上司としてきちんと部下に期待する
●「戦略的あきらめ」という作戦
第7章 当たり前だけど、怒りが人間関係を壊してる!
~恋人、夫婦、友人とのイライラを消す方法~
●価値観の差からくるイライラ
●二人の共通の価値観を少しずつくる
●話し合いながら二人の決めごとを決める
●コミュニケーション不安をなくす
●共通体験で価値観のすり合わせをする
●相手のイライラの原因を摘みとる
●深いテーマは時間をさいてじっくり話し合う
●欠点も価値観メガネを変えれば長所に見える
●子育ても解決方法に焦点を合わせる
●時間が解決してくれるものは時間にmかせる
●嫁と姑は仲良くできなくて当たり前
●家族の信頼や絆を才覚人する
トレーニング編 イライラ体質を改善する2週間プログラム
面白かった本まとめ(2012年下半期)
<今日の独り言>
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