このブログで紹介しましたが、JR松山駅からJR四国の電車に乗って伊予大洲駅で降り、レンタサイクルで「大洲城」や「臥竜山荘」、「との町たる井」でのうな重、「オズメッセ」でのストリートピアノを楽しんだ後に、JR四国の特急電車12:40~12:51に乗って内子駅まで行き、そしてまた内子駅でレンタサイクルを借りて内子座まで行き、重要文化財である内子座がとても良かったので紹介したいと思います♪
↑JR内子駅
電車は1時間に1~3本しかないので帰りの松山方面上りの電車の時刻表を確認して、そして内子駅でレンタサイクルを借りました♪
↑時刻表
ここでは3時間500円で普通のママチャリを借ります♪
paypayを利用できるのは楽で良かったですね♪
ママチャリとはいえ3段変速があり、後で内子の古い町並みの坂道では重宝しました♪
↑レンタサイクル
内子駅前には蒸気機関車も置かれていましたね♪
↑蒸気機関車
地図を見て、内子座の場所を確認しました。
内子座の後には古い町並みにも行くので全体を把握します♪
↑地図
内子座は、大正5年(1916年)2月に大正天皇即位を祝い創建された芝居小屋で、木造二階建てで瓦葺き入母屋造りで、そして回り舞台や花道なども整えています。
当時、木蠟や生糸などの生産で栄えた時代で、芸術・芸能を愛してやまない17人の発起人たちの熱意によって建てられたようです。
また1916年といえば第一次世界大戦(1914年~1918年)が真っ最中ですので、日本全体も戦時用等輸出が盛んで景気が良かったのだと思います。
当時から特に農閑期に歌舞伎や人形芝居、文楽、時には映画や落語、能などが演じられたようです。
その後、老朽化のために取り壊しになるところを、町民の熱意により復元し、昭和60年(1985年)10月に劇場として再出発したとのことで、コロナ禍前の2年ほど前までは年間60公演もされているとは驚きましたね♪
↑内子座入口
↑内子座入口
↑内子座由来
↑内子座入口上の方の歌舞伎の絵
↑木戸口
↑内子座入口上の方の歌舞伎の絵
やはり当時から歌舞伎や勧進帳や助六が人気だったのでしょうか♪
そして入口でpaypayで400円支払って入場します♪
電子マネーを利用できるのは楽でとても良いです♪
内子座の中では、係の方が色々と分かりやすく説明してくれてありがたいです♪
↑内子座の舞台
↑舞台に近づく
↑枡席
舞台に近い席は枡席になっていましたね。
4人もしくは6人座るのでしょうか?
↑側面
側面にも席があります。
また2階席もありますね。
↑儀太夫席
そして舞台に向かって右側には義太夫席がありましたね。
歌舞伎で義太夫語りをする人がいる所で、歌舞伎の場合は必ずこの辺りにあるんですね。
↑舞台に近づく
そして舞台に上がって客席も見てみました♪
かなりの広さを感じます。
なお、床は檜舞台の檜ではなく、確か松と説明がありましたね。
なので足で踏んでも音があまりしないので、歌舞伎の時は床の上に檜の板を置くそうです。
↑客席
それから舞台から客席を見て右側奥には検察台があるのには驚きました。
当時は警察官がここで監視していたんですね。
時代を感じます。
↑検察台
そしてせっかくなので、地下の奈落(ならく)へ降ります。
「奈落(地獄)の底」の奈落ですね!
昔は床下は真っ暗だったので、まるで奈落(地獄)の底のようだと言われたようです。
↑奈落入口
そして奈落では、奈落の説明がありました。
実は1994年と比較的最近の改修工事で、奈落はこのように高さもある広い空間となったようです。
それまでは、人が立って歩けるようなものではなく簡易なもので、当時は地下水の水位が高く完全な形の奈落を造ることができなかったようですね。
↑奈落の説明
↑奈落
奈落はしっかりとしたコンクリートと石によるもので固められていました。
そして、役者がせりあがる「せり」がありましたね♪
今もここでは人力で役者を上げるようです。
↑せり
また「すっぽん」と呼ばれる、これまた役者を花道で上げるものがありましたね。
主に、幽霊や忍術使い、妖怪などをせり出すもののようです。
これも人力とのことでしたね。
↑すっぽん
そしてまた階段を上がって1階に戻り、そして2階に上がりました♪
↑階段
↑2階からの舞台
2階の壁には当時の広告が書かれていましたね。
開業当時の広告のようです。
最近使われない漢字ですが、英国製自動車?自転車?バイク?でしょうか?
↑英国製の広告
それから万金物やレンガ、セメント、量り、私設水道工事等のお店の広告もありましたね。
当時の様子を思い浮かべます♪
↑万金物の広告
そして2階の横の席から舞台を見ます♪
↑2階の横の席
そして2階大向こうの席もあります♪
ここは低料金の客席ではありますが、常連や劇通の客が多かったようです。
ここのガラス窓は、大正時代に建築当時のガラスもまだ残っているようで、当時のものは透明度が違い判ります。
↑2階大向こうの席
それから1階に戻りますが、内子座の歌舞伎や文楽のパンフレットも売られていましたね♪
かなり公演されているということが分かります♪
↑歌舞伎や文楽のパンフレット
内子座は、大正時代に建築の重要文化財で、客席や舞台だけでなく奈落もゆっくりと見学でき良かったです♪
とてもオススメです!
次回はぜひ公演を鑑賞したいですね♪