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桜なべ みの家 本店(東京 森下)の馬肉料理はとてもオススメ!

2022年05月07日 01時00分00秒 | 外食

 東京の江東区の都営地下鉄森下駅や森下交差点近くで、新大橋通りの千葉方面の左側にある「桜なべ みの家(みのや)本店」に一人で平日19:20頃に行ってきました♪

 このお店は色んなグルメ本に掲載され、最近読んだ近所の深川が生家の有名映画監督の「小津安二郎美食三昧 関東編」という本にも掲載され、そして数々の友人からもオススメと言われ、ようやく行けて念願叶い嬉しかったです♪

 桜というのは馬肉のことで、店名の「桜なべ」とは馬肉の鍋のことですね。

 「みの家」というのは、昔は漢字で美濃家だったようです。(ちなみにこの美濃のように旧国名の名が付く老舗はどこも美味しい気がします)

 お店は瓦屋根で大きな銅板の看板もあり、さすが老舗らしい風格ある店構えで、2階にも席があります♪

↑店構え

↑店構え

 創業は明治30年(1897年)とはさすが古く、しかもお店は110席もあるとはかなり大きなお店です♪

 さっそく店内に入ると、今どき珍しく下足番のおばさんがいて驚きます!
 検温をして手指を消毒して、靴を預かって頂き、結構大きな木の札「は番」を頂きました♪
なかなか老舗らしい風情さを感じます。

↑木の札

 そして1階の席に案内されます♪
店は奥行きがかなりあり、天井が高いかなり広い広間があるのには驚きましね♪
 天井が高いのは、昔は炭火焼だったので風通しを良くするためだったとはなるほどです。

↑店内

 床は籐敷で、壁際に2列に並んだ細長いテーブルには、ガスコンロがたくさん並んでいました!
これは壮観です!
 今はコロナ禍でほとんど客はいませんが、いつもはかなり賑わっていたのでしょう。
 この1階には70名が座れるようです。

 そして部屋の奥の上には特大の熊手があるのはさすが下町さを感じましたね♪
 ちなみにSEIKOの壁時計もデカいです(^_^;)

↑特大の熊手

↑店内

 その奥には箱庭があり美しく、池には大きな金魚が泳ぎ、そして岩には「馬頭観音」と書かれていましたね。
 馬肉のお店ですのでさすが馬を祀ってあります。

↑箱庭

 なお席の後ろには赤い絨毯の廊下があり、階段に繋がっていました。

↑廊下

 また壁には「みの家」の絵や、何と志村立美の美人画もありましたね。
さすが美しいです♪

↑みの家の絵

↑志村立美の美人画

 それからお土産の「さくら肉の煮付け」や「さくら肉の燻製」のポスター等もありました♪

↑ポスター

 客はほとんどおらず、右端の座布団の上に座り、卓上のメニューを見ます♪

↑メニュー

 メニューはかなりシンプルで、鍋は以下の3種類、刺身系も以下の3種類から選びます♪

<なべ>
・桜なべ(切り落とし) 2,350円税込
・桜なべロース(鞍置きから腰の辺り) 2,600円税込
・桜なべヒレ(ロースより柔らかい) 2,600円税込

<刺身系>
・肉刺し(馬肉刺身でロースの中心部)1,950円税込
・馬肉たたき(表面を軽く炙ったロースト生野菜のサラダ) 1,800円税込
・あぶらさし(馬のたてがみの下の脂身部分) 1,800円税込

 せっかくなので、オーソドックスに桜なべロースと肉刺しを頼みました♪
(しかしこれは失敗で、「ロースの鍋」と「ロースの刺身」とロースが被ってしまったので、「桜なべヒレ」もしくは「あぶらさし」を頼んだ方が正解だったかもしれません。)

 なお、この「みの家」は素材にはかなりこだわっているようで、馬は暑さに弱いので寒い地域で育ち、そしてきれいな水、安全な飼料、素晴らしい自然環境、それから「みの家」の肉に対する考えを理解してくれる生産者かどうかを追い求めた結果、現在、青森とカナダの牧場から仕入れているようです。
 また旨味を出し、肉を柔らかくすために2〜3週間、肉を熟成させているとは素晴らしいです。

 それからメニューの裏は「桜なべワンポイント」が書かれていて、生玉子60円税込と白ご飯一膳200円税込もあると美味しく頂けるようなのでそれらも頼みます♪

↑メニューの裏

 ドリンクはアサヒのスーパードライの瓶ビール730円税込を頼むとすぐにグラスと共に運ばれました♪

↑ビール

 そして肉刺しも運ばれますが、おぉぉこの肉質はさすが色合いといい素晴らしいです♪
 これを生姜と醤油で美味しく頂きます♪
 これはさすが上質です!!
しかもビールにも合います♪
じっくりゆっくり堪能しました♪

↑肉刺し

 私は馬肉が有名な熊本市にも住んでいたことがあり、馬肉もピンキリがあるというのはよく分かっているのですが、これはかなりの上質さでしたね!
 ここまで柔らかく美味しくするには2〜3週間熟成が必要とは納得しました。

 そして鍋に火を点けて頂き、白い脂を入れて、まずは味噌が乗った馬肉を入れて味噌を溶いていきます♪

↑鍋

↑鍋の中身

 この馬肉のロースも素晴らしい色合いです♪
 しかしながらこれもロースなので、肉刺しと同じ肉ではないかと思ってしまい残念でした(^_^;)

 肉の下にはネギがあり、ネギを柔らかくするためにネギも先に入れます♪
 このネギにもこのお店はこだわりがあり、草加・越谷・吉川の3ヶ所しか生産されない赤土で育った千住ネギとは素晴らしいです♪
さすがのこだわりです!
 それからしらたきや麩も鍋に投入します♪

↑生玉子

↑鍋に具材を投入

 味噌を溶かしていると、すぐに肉の色が変わるので肉を裏返し、そして溶いた生玉子にさっそく肉を漬けて頂きますが、甘い出汁で、肉質も柔らかくこれは旨いです!
美味しさに感動です♪

↑肉を裏返し

 そして柔らかいしらたきや麩、そしてネギも良いアクセントとなり美味しいです♪

 そしてお店の方のアドバイスを受けながら、生玉子を1つ追加して、残りの玉子とともに玉子を鍋に投入して半熟玉子にし、それを白ご飯の上に乗せて食べますが、これは絶品でした!

↑半熟玉子作り

↑ご飯の上へ半熟玉子
 
 これは美味しすぎて堪りません!
これは至福なひとときでしたね♪
思い出しただけでもよだれがでます(^_^;)
玉子は1つ追加して正解でしたね!

 ただ反省点としては、桜なべには、焼とうふ370円税込や榎茸370円税込も追加すべきでしたかね♪
 量が分からなかったので躊躇してしまいました。
 あと、お新香330円税込や玉子汁280円税込も次回の宿題かもしれません。

 しかしながら「みの家」の桜なべをしっかり美味しく堪能しました♪

 そして最後にアツアツの豆茶を美味しく頂きました♪
あぁぁこれも幸せでした♪

↑豆茶

 「桜なべ みの家 本店」の桜なべや肉刺しは、想像以上の馬肉の美味しさで感動しました♪
 さすが老舗のお味でした♪
とてもオススメです! 

美味しかったものまとめ(2021年下半期)


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