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山利喜 本館(東京 森下)の牛モツ煮込みややきとんはとてもオススメ!

2022年05月08日 01時00分00秒 | 外食

 東京の江東区の都営地下鉄「森下駅」や「森下交差点」すぐ近くの「山利喜(山利㐂)(やまりき)本館」へ一人で平日17時過ぎに行ってきました♪

↑店構え

 「すき家」と「築地銀だこ」のお店の間にありましたね。
 お店の前には大きな赤い提灯があり、店名の「山利喜」とともに「にこみ」と書かれています♪

↑提灯

 実は「山利喜」は、北千住の「大はし」、月島の「岸田屋」と並んで東京三大煮込み店と言われ、以前読んだ「千ベロの聖地 立石物語」にも掲載され、ぜひ行きたいと思っていました♪
 食べログ百名店2021でもありますね。

 お店は地下にもフロアがあり通りからそのフロアも見えます。


↑地下のフロア

 お店に入ると、その地下への階段と、2階への階段があり(1階がない!)、2階に店員さんがいるので一人ということを告げ、検温をして、手指消毒して、2階のカウンター席に座りました♪

↑地下への階段

↑2階への階段

↑店内

 店内は昔ながらの居酒屋風で、壁にはメニューがたくさん貼られ、白板には今日のオススメもあり、常磐産の真たこぶつ770円税込や和歌山産かつお刺身990円税込、三陸産かきの香草パン粉焼き990円などもあり海の幸も美味しそうです♪

↑店内

↑白板

 服を奥のハンガーに掛け、席は2席毎に透明のアクリル板で仕切られているので、一人なので隣の席に荷物を置きます。

 調理場には左側には大きな鍋が2つあって牛モツ煮込みが作られ、目の前は、やきとんの焼き場でしたね♪

↑牛モツ煮込みの巨大な鍋

↑やきとんの焼き場

↑やきとんの焼き場

 山利喜の創業は、大正12年の関東大震災後の復興の大正14年(1925年)と、現在では創業から約100年とかなり古く、初代の山田利喜造が森下に店を構え、当時は大繁盛したようです。

 店名はこの「山田(やまだ)利喜造(りきぞう)」を略して「山利喜(やまりき)」なんですね♪
なるほど!

 しかしながら昭和20年(1945年)3月10日の東京大空襲で店は焼失し、利喜造も命を落としてしまったようです。  

  しかし戦火から生き延びた利喜造の長男、山田要一(1925~2011)が戦後のバラックから店を再開し、要一は料理人ではなかったことから看板メニューとしたのが「煮込み」と「やきとん」だったとのことです。
 というのは当時は肉が貴重で、この深川は工業地域で肉体労働者が多かったことから肉が人気を博したためのようです。

 そして昭和33年(1958年)にようやく当時の都電(路面電車(ちんちん電車))森下電停の目の前に店舗が完成したとのことです♪
そんな歴史があったんですね。
 
 現在は、フランス料理の道に進んだ山田要一の長男である三代目「山田廣久」が店を継ぎ、「煮込み」や「やきとん」だけでなく、フランス料理の要素を盛り込んだメニューも開発しているとは素晴らしいです。

 その「牛モツ煮込み」は、朝から夕方17時の開店に間に合うよう6時間以上じっくり大鍋で煮込み、丹念にアクをとり、脂を取り、水を足し、目を離すことなく煮込んでいるとのことです。
 素晴らしいです♪

 そして山利喜の煮込みは基本的に牛のシロ(小腸)、それにギアラ(第四胃)のみで、シロは脂を取り除いていないものを使用し、濃厚さを引き立たせているとのことです。
 そして注文を受けてから、素焼きの皿で焼き、沸騰している状態で煮込みを提供するようです。

 さっそくメニューを見て、生の中ビールジョッキ500ml605円税込と、その
モツ煮込み玉子入り715円税込を頼みました♪

↑ドリンクメニュー

↑ワインメニュー

↑食べ物メニュー


↑やきとんメニュー

↑やきとんメニュー

 まずはお通し275円税込として、炒めた「ちりめんじゃこ」が運ばれ、そして生ビールと美味しく頂いていると、すぐにモツ煮込み玉子入りが運ばれました♪

↑生ビールとお通し

 モツ煮込みは、茶色の器の中でグツグツと、次々とあぶくを膨らませて沸騰しながら運ばれ、これはかなり熱そうで、この器の部分は触らないように注意を受けます♪
 黒い取っ手部分は熱くないので、そこを触りながら頂きます♪

↑牛モツ煮込み

↑牛モツ煮込み

↑牛モツ煮込み拡大

 さっそく食べて見ますが、おぉぉぉぉモツがぷるぷると新鮮で脂身たっぷりで柔らかく、そして出汁がよく効いて甘くこれは絶品でしたね!!
 新鮮な緑色のネギとも合いこれは美味しいです♪

 さすが東京三大煮込みという言われるお味です!
 あまりに美味しくて、うんうん唸りながら美味しく頂きます♪
 そして玉子もよく煮込まれていて、これがこの煮込みとよく合います♪
これは幸せですね♪
 玉子は54円税込で追加できたようで、これは追加した方が良いかもしれませんね。
 
 また、ガーリックトースト330円税込を頼むことができ、この煮込みのスープに漬けて頂くのも絶品なようです♪
 ガーリックトーストとは、さすが店主はフレンチ出身ですね。
 もしかすると、この煮込みのスープにはフレンチのソースが入っているのかもしれません。

 そして、やきとんは以下を頼んでいて、目の前で焼かれて運ばれます♪

↑やきとん
 
 やきとんは、東京食肉市場から厳選した国産豚を使っているようです♪

・レバー(肝臓)
・小袋(子宮)
・ハラミ(横隔膜)
・シロ(大腸)
・カシラ(こめかみ、頬肉)
・軟骨たたき(気管・食道)

 やきとんは、1人前2本330円税込で、タレもしくは塩を選べ、今回は全部塩で頼みました♪

 目の前のメニューには、それぞれのやきとんの詳しい説明があるのも秀逸です♪

 今回食べたものは以下の説明があり、確かにどれもとても美味しかったです♪
 できれば全種類食べたかったですね♪
 これらもビールと合って美味しかったです♪

<レバー(肝臓)>
 山利喜のレバーはとにかく鮮度が違います!濃厚な味わいなのでタレがおすすめです。もちろん塩でもお酒のつまみに最高です。

<小袋(子宮)>
 歯ごたえのある部位が多いやきとんの中で異彩を放つプリプリとした食感が特徴です。かつては中々手に入らなかった「幻の部位」だったこともあり、コアなファンが多いようです。
 
<ハラミ(横隔膜)>
 柔らかく、脂も控えめ。それでいて肉汁たっぷりと、正肉を食べる感覚でやきとんを楽しむことができます。あっさり塩味で何本も食べるのも、濃厚なたれでジックリいくのも良しです。

<シロ(大腸)>
 モツの王道。何本でも食べられてしまいそうな軽い食感が特徴です。タレにも塩にも相性が良いので多くのお客様からの支持を得ている部位です。

<カシラ(こめかみ、頬肉)>
 ボリュームも満点で一番人気の部位です。肉を含むので内蔵が苦手な人も安心して頂けますが、やはり最高の魅力は「脂」の部分。歯切れが良く、焼酎や泡盛などの強いお酒にもよく合います。

<軟骨たたき(気管・食道)>
 他にものど周辺の軟骨、頸動脈も組み合わさった一本で何度でもおいしい部位です。特にのどの軟骨は旨味がたぷりで、しつこくなく何本でも食べられそうなところが魅力です。

 山利喜は、さすが東京三大モツ煮込みのお店で、そのグツグツと沸騰した牛モツ煮込みが絶品で感動で、そしてやきとんも上質でかなり美味しくとてもオススメです!
 今度はオーナーがフレンチ出身でもあるので、ワインも楽しんでみたいですね♪

 

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