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ホームレス大学生(田村研一)

2009年05月08日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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この本は、以前紹介した「ホームレス中学生」のお兄さんの田村研一さんが、当時の状況等をお兄さんの視点で書いた本です。


 お父さんが3人の子どもに向かって、

「ご覧の通り、まことに残念ではございますが、家のほうには入れなくなりました。
厳しいとは思いますが、これからは各々頑張って生きてください。・・・・・・・・・解散!!」

と言って、足早にどこかに去っていったというのは同じで、お兄さんは弟と違う公園で、公園ライフを以下のように過ごしたようです。

・食事:コンビニの賞味期限切れの弁当やパン
・トイレ:公園の公衆便所(街でもらえるポケットティッシュで対応)
・洗濯:公衆便所の手洗い場で、洗剤なしで夜に手洗い。干すのはベンチの上で石などを置く。夏なので朝には乾く。
・風呂:体育館の無料で使えるシャワー
・寝床:遊具の中やベンチ。硬くて寝心地は最悪。


しかし、二つ年下の彼女が心の支えになってくれ、また彼女の家族も家庭教師の謝礼という形で、風呂や食事で支えてくれたようです。この支えはかなり大きかったと思われます。


また、お母さんの死のシーンは、「ホームレス中学生」より少し詳細な記述で、涙を誘います。

お母さんが亡くなるのはつらいですね。


そして、この本ではお父さんとの14年ぶりの奇跡の再会についても記述があり涙を誘います。

もともと痩せていたのが、更に痩せ細って、そして抱擁し、「ごめんな、ごめんな・・・・・・」と言いながらお父さんは涙したようです。


お父さんは借金を背負ったこともあり、止む無く解散したようです。

結果的には、このお父さんの決断は正しかったのかもしれません・・・・・。



 田村家の子どもたちは、母の死を乗り越えて命の尊さを知り、公園生活を乗り越えて当たり前のことが幸せあることを知り、またいろんな方の支えで生きていられることを知ったようで、これからの人生もいかなる困難にみまわれても乗り越えることができる心構えができたようです。


 苦労すれば、色んなことが分かるということですね。

「ホームレス大学生」は「ホームレス中学生」と合わせて良い本だと思います。

とてもオススメです!!

<目次>
第1章 田村家、解散
 家がなくなった
 弟の決断
 公園生活開始
 弟、裕のこと
 負けず嫌いの妹
 彼女の支え
 家族の温もり
 親父の存在
 里親という選択
 川井さんとの初対面
 弟が呼んだ奇跡
 母の仏壇
第2章 母との別れ
 母と長男
 野球から教わったこと
 母の入院
 意外な父の姿
 直腸癌
 最期の日
 棺の中の笑顔
 悲しみの第二波
第3章 幸せの向こう側
 家長として
 生活保護
 大人の力
 冬の到来
 不登校の弟
 NSCに入学
 コンビ結成
 弟の家出
 ボロボロのバッシュ
 22歳の別れ
 始まる夢と終わる夢
 巣立ちの時
 親父との再会
 家族の集結
 今までをふり返って
 お母さんへ
おわりに

面白かった本まとめ(2008年)

<今日の独り言>
子供は、治りが早いですね。風邪をひいて熱があっても、ちょっと昼寝をすると治ったりします。でもここで無理をするとぶり返すんですよね^_^;)

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