以前このブログで「シリコンバレー式自分を変える 最強の食事」という本を紹介しましたが、今回紹介する「シリコンバレー式 超ライフハック」という本は、それと同じ著者で、今回更にトータル19年間で数百万ドルの費用をかけて世界中の一流の専門家の話を聞いて知見を集め、自分の限界を超えパフォーマンスを最大限に高め、人生を楽しむために42のハックとして紹介したものです♪
著者はそれらを自らの身体を張って実験することにより何十年も悩まされていた心身の不調から解放されたようです。
具体的には余分な体重を50kg落とし、頭の中の霧が晴れ、IQも上がり、40歳を超えて初めて腹筋が割れ、集中力が高まり、恐れや恥、怒りを捨てることができ、若返り、ゼロから立ち上げた会社を数百万ドル規模に成長させ、本も2冊書き、愛情深く優しい夫、二児の父にもなれたようです♪
本書では大きく「もっと賢く」「もっと速く」「もっと幸せに」の3つに分け、以下の42の説明があります♪
●もっと賢く
自己ー「新しい自分」を脳にしこみこませる
1 「脳エネルギー」を本質に集中させる
2 自分探しをやめて「自分づくり」をする
3 「言葉」を変えて限界を押し広げる
脳-習慣とトレーニングで強化する
4 「意識工学」で思考を前向きにする
5 超速学習法で「流動性知能」を高める
6 言葉ではなく「イメージ」で記憶する
7 「呼吸」は脳を変えるドラッグである
恐怖ー邪魔な原始的本能をリセットする
8 あえて「無防備」になって恐れを手放す
9 反対者にはむしろ「感謝」を贈る
10 「すべえを得た後でも欲しいもの」を知る
休息-自分を「アップグレード」する時間をつくる
11 「休息」を増やして生産性を最大化する
12 「朝」の使い方を変えれば一生が変わる
●もっと速く
快楽-意識の変容に至る究極の秘法
13 「性欲」を支配して成功をつかむ
14 女性は「オーガズム」で大きなパワーを得る
15 型破りなセックスで「フロー状態」に入る
16 「ポルノ」をやめて脳を正常化する
睡眠-努力しなくてもできるライフハック
17 遺伝子が命じる「リズム」どおりに眠る
18 「睡眠の質」を上げるハックを実行する
19 成功の「第3の基準」を生活に組み込む
運動-「間違いだらけの運動」をいますぐやめよ
20 運動する以前に「正しく動く」練習をする
21 「筋肉」を鍛えれば、賢くなって若返って幸せになる
22 「ヨガ」で明晰なメンタルと柔軟な身体を手に入れる
食事ー身体が変わる「おばあちゃんの最強の教え」
23 ニセモノの「空腹感」を見極める
24 「おばあちゃんの教え」のとおりに食べる
25 良いエサをあげて「腸内細菌」を元気に育てる
26 サプリで「年齢の流れ」を逆転させる
テクノロジー-とうに「未来」は到来していた!
27 身体のすべてを「数値化」して改善する
●もっと幸せに
幸福-お金で買えないなら、何で買える?
28 幸福に必要な「ちょうどいい金額」を死守する
29 お金より幸福をめざすほうが「金持ち」になれる
30 モノを極限まで「捨てる」ことで豊かになる
人間関係-「だれとつながるか」で人生の多くが決まる
31 人との交流で脳に「オキシトシン」を放出さえる
32 「一緒にいる相手」が、あなたの幸福度とパフォーマンスを決める
33 全力で「パートナー」との関係改善を行う
瞑想-非常識思考の街の「新しい常識」
34 心を鍛えて、頭の中に「正しい声」を響かせる
35 「身体感覚」をハイジャックする
36 急げ!もっと「効率的」に瞑想せよ
自然-大人も「泥遊び」をすべき科学的理由
37 日常をジャングルにして、自分を「野生化」する
38 毎日「太陽光」を浴びてパワーを生み出す
39 シャワーの代わりに「泥」にまみれる
感謝-この章だけ読んでも効くほど強力なハック
40 感謝しまくって「幸福感」を激増させる
41 「最悪のこと」まで赦せば最強になれる
42 感謝を「習慣化」できるあらゆる方法
シリコンバレー式 超ライフハック(Dave Asprey)という本は、より良い人生のヒントになることが多くとてもオススメです!
以下はこの本のポイント等です♪
・めざましい成功を収めた人に「すぐれたパフォーマンスを発揮している秘訣は何ですか?」とたずねたらどんな話が聞けるだろう?その質問を450人の著名な成功者に投げかけ、返ってきた答えを統計的に分析したら、どんな結果が見えてくるだろう?それを表したのが次のワードマップだ。それを重要だと行った人の順となる。栄養、人間関係、自己認識、規律、運動、睡眠、真正さ、実行、情熱、休息、教育、恐れの克服、好奇心、娯楽、目標、親切、感謝、瞑想、積極性、定量的判断、呼吸法、アウトドア活動、真摯さ、サプリメント、水分補給、解毒、練習
・決定の回数が多くなるほど判断力が低下する。企業は何年も前から決定疲れの存在を知っていた。店のレジの前に色鮮やかなパッケージのキャンディを並べているのはそれが理由だ。商品を物色しながら次々と決定している買い物客はエネルギーの預金残高が底をつきつつある。レジの列に並んだときには、決定疲れから間違いを犯しやすくなっているうえに、脳にエネルギーを与えるために手軽な糖分が欲しくなっている。そうして我慢できなくなって、キャンディを買うことになる。
・僕が目指しているのは、毎日の活動を分類して、「エネルギーを失わせること」の仕事にはいっさい時間をかけず、「関心はないが重要だし有効なこと」には10%を、「やる気と喜びを与えてくれること」に90%を振り向けることだ。この割合から逸脱したら、活動を見直してリセットする。
・使ってはならない4つの「あいまい語」
1 できない(実際には適切な手段と問題解決のための創造性があればできないことはない)
2 必要がある(この言葉はたくさんある解決策を無意識の箱の中に押し込み、潜在意識の層でストレスを生じさせ、創造力を縛ってしまう)
3 悪い(この言葉は誤った二項対立を生み出す)
4 やってみる(「やってみる」はない。あるのは「やる」だけだ)
・学習も集中してやれば短時間で結果を出せる。
・新しいテーマや技能を猛スピードで学びたければ、自分が教師になることだ。
・ワーキングメモリを改善するための「二重Nバック課題」という2分間の簡単なテストを続けてもらった。1日30分、5週間それを続けた被験者たちの流動性知能は平均で40%増加した。これはすごい発見だった。ただし問題が1つあった。二重Nバック課題は、やっているとイライラしてきてパソコンを放り出したくなるのだ。これは脳のための高強度フィットネスプログラムだ。やって楽しいものではないが、結果ははっきりでている。2008年の草分け的な研究以来、数十もの研究が「二重Nバック」トレーニングはワーキングメモリはもとより読解力から数学力まであらゆる知能に基づくスキルを向上させることを確認している。しかも、そうした発見はまだ氷山の一角にすぎない。いま知能研究の分野は大騒ぎ状態で、この先どうなるかと僕は興奮している。
・批判者たちはあなたの仕事をやり玉に挙げるたびに世間の注目を高めてくれているのだと考えれば、見方も変わってくる。ソーシャルメディア隆盛の今日、グーグルで確認しないで批判者の言い分を鵜呑みにする人はいない。ネットの批判者が僕の科学を攻撃するたびに、僕の頭の中を不安なストーリーが駆け巡っても、著者のブレットプルーフ社の売上は上昇した。僕とミッションを共有している人々が防戦に協力してくれているのだと気づいたときには勇気が湧いた。だから根拠のない批判をネットで見る度に、僕は今でも無言で「ありがとう」と感謝している。自分に異議を申し立てる人に感謝することは恐れの克服につながる。自分に楯突く相手に感謝できるのは気持ちがよい。
・正気を疑われるほど大きな夢を持つことを勧める。クレイジーだと言われたとしても、まだ夢の大きさが足りないと考えることを勧める。そのためには決して失敗を恐れないことだ。失敗するのはあきらめたときだけだという。ほかのすべては方向転換にすぎない。うまくいかなければやり方を変え、状況に合わせて方向転換するだけだ。あきらめないうちは失敗ではない。うまくいかないアイデアは、より大きな成功への踏み台にすぎない。好奇心を持ち、学び続ければ、成功はやってくる。
・人を気遣う習慣を身につけよう。素直になろう、思慮深くなろう、責任を果たそう、結果を出すために動こう。
・世間の圧力は、ぎりぎりまで自分を追い込んで疲労困憊するくらいでなければ成功しないと迫ってくるが、成功した人の話を聞いていると、その反対が正しいことがわかる。彼らが高度なパフォーマンスを発揮できるのは、まさしく遊びの時間を確保しているからなのだ。彼らが疲労回復を重視して、その時間を日々のスケジュールにしっかり組み込んでいるのは、行き当たりばったりではそんな時間は絶対に取れないと知っているからだ。
・優先順位の鉄則は、1健康、2家族、3仕事だ。
・優先事項に集中するために、ショージャイ博士は「ポモドーロ・テクニック」を使って1日に数回、意図的に思考力と注意力をリセットしている。これは1980年代にフランチェスコ・シリロが開発した時間管理のテクニックで、何かを25分続けたら、そのあと5分休むようにタイマーをセットするというものだ。ショージャイ博士はその5分で身体を動かしたり水を飲んだりする。
・ハルは自分に集中して、昨日よりも良い自分になるために朝を使っている。毎朝1時間を使い、自分の命を救ってくれた自己啓発のルーティンを行っている。瞑想、自己肯定宣言、成功の視覚化、運動、読書、日記などを書く記録である。これがハルのモーニングメソッド、どんな生涯にも打ち勝てる酸素マスクだ。
・癌は自分の意思ではどうにもならないが、それにどう反応するかは自分で決められると考えた。自分ではどうしようもないことは受け入れ、今あるものに感謝し、否定的な経験にも意味と目的を見出すことで、癌を含むあらゆる逆境には人生を変える利点もあることを発見したのである。ハルは本書が紹介しているようなさまざまなハックを直観的に理解し、それに従ったことで癌を克服したと僕は信じている。ハルのような人は、誰から教わらなくても習慣の重要性を理解しているのだ!
・女性ホルモンは1ヶ月単位で男性よりも大きく干満を繰り返す。閉経前のほとんどの女性は、月経開始日から第12日頃に排卵する。その時、子を産めという生物進化上の要請によってエストロゲンが急増する。それで月経開始日から第6~12日目頃に、女性はセックスをしたくなる傾向がある。ジョンはこの時期を「愛の期間」と読んでいる。ホルモンが急増し、受精のために卵子を放出する段階に移ると、女性は相手とつながり、相手から支えられているという感覚を求めるようになる。
・ジョンは男女ともホルモン値を最適化するために、7日に1回セックスすることを勧めている。1週間、マスターベーションせず、ポルノを楽しんだりもせず、ひたすら禁欲して7日目にセックスるということだ。これはテストステロン値の低い男性には特に有効だ。
・バイオハッキングから東洋哲学の探索へと導かれた僕は、古代中国の道士「世界で最古のバイオハッカー」が性的エネルギーを不死の妙薬へと転換しようとしていたことを発見した。彼らは若さを保つために男性が維持すべき射精の頻度さえ定式化していたのだ。
次の射精までの日数=(年齢ー7)/4
これで射精から次の射精までの理想的な日数が割り出される。さらに彼らは、永遠に生きたい男性は30日に1回だけ射精をして、オーガズムは1回につき1時間以内に抑えろとさえ教えている。
・実験の第一段階では、魔法の道教の公式に従って、射精から次の射精までを8日間とした。実験開始後の数日、欲求不満を覚えたが、そのエネルギーは当然どこかへ行くしかなく、たいした苦労もなく生活の他の部分に振り向けることができた。やがて、生活の満足度が日々上昇していることに気づいた。射精の頻度を減らしたのにセックスの頻度は高まった。射精の回数が減れば減るほど、もっとセックスしたくなった。主観的なQOLもセックスの回数が増えれば増えるほど上昇した。道士たちはさすがだった。
・実験の次の段階では、不死への期待も込めて、射精周期を30日と定めた。これは難しくて、いくつかのアクシデントに見舞われ(人間ですから)、何度か最初からやり直す必要があった。しかし結果はすごかった。生活の満足度は急上昇し、性衝動は天井知らずとなり(そりゃそうだ)、目を見張るほど生産的になり、エネルギーにあふれた。いちばん驚いたのは、妻やほかの女性陣からも、ふだんよりずっと注目されたことだ。もちろん僕が相手をしたのは、美しくて賢い、そして信じられないほど辛抱強い我が妻だけだが、意外にも僕の人生の満足度はこの射精条件のもとで高まった。
・僕自身の体験から、良質の睡眠を得るには、気道をつぶさないあごのかみ合わせも重要なことが分かった。10年以上前になるが、自分用のマウスピースをあつらえたところ、睡眠の質がめざましく改善されて、いびきをかかなくなった。
・マットレスではなく、地面で寝れば、身体が直観的に、腰痛や膝痛などを引き起こす筋骨格のアンバランスを正す姿勢を見つけてくれるわけだ。それを知ったとき、僕は厚さ約2.5cmの硬い発泡材のパッドを床に敷いて眠ることにした。最初の数週間は硬くて寝にくかったが、慣れてしまえばよく眠れるようになって、痛みもこわばりもなく目覚めるようになった。今僕はこのパッドで少なくとも週4回眠っていて、体調は以前よりも良好だ。長期出張中はホテルの床で眠ることにしている。短時間で良質な眠りを得られるという単純な理由からだ。ホテルのベッドとマットレスは柔らかすぎる。僕のと同じくらいに硬い唯一のマットレスは、東京で見つけた日本の伝統的な畳だった。
・特製マットレスや硬い床以外にも睡眠をハックする方法はある。アマン=ジェンソン博士は、野生の動物も家畜も、頭を少し高くして眠るという自然な好みがあると指摘する。野生動物のように頭を心臓より高くして眠るべきだということだ。
・医学人類学者シドニー・ロス・シンガー博士は、頭を傾けて寝ることが偏頭痛患者にどんな効果をもたらすかを研究した。100人の偏頭痛患者に、頭を10~30度高くして眠らせた。患者の大多数は数晩で症状が改善され、それ以外にも効果を感じた患者が多かった。十分に休んだ感覚があり、鼻づまりの症状が減ったのだ。アマン=ジェンソン博士の観察によれば、頭を高くした睡眠は偏頭痛と鼻づまりの緩和に加えて、血圧を下げ、水分の滞留を減らして静脈瘤を軽減し、アルツハイマー病を予防する可能性もあるという。アルツハイマー病の一因として、脳鬱血と頭部への圧力過剰を挙げている研究者もいる。アルツハイマー病患者の脳室はしばしば膨張しており、脳室に加わる慢性的圧力と脳の損傷に相関関係があることを示している。
・何も食べずに長時間過ごすことは、大昔から人類が続けてきた健康的な習慣だ。頻繁に食べないからこそ、身体は蓄えた脂肪をエネルギーとして燃焼させ、ケトンを生成した。
・パールマター博士は、抗生物質の乱用が人間の腸内細菌叢の個体群を激減させ、著しいダメージを与えたと考えている。このダメージは永久的なものかもしれず、微生物の減少を子どもたちの肥満の蔓延に関連づける研究も行われている。
・活性体Xを研究した結果、それがビタミンAとビタミンDと連動して虫歯を治すのに非常に役立つことがわかった。実際、プライスは歯に穴を開けて人工物で埋める治療をやめて、栄養の側面から治療にアプローチしはじめた。そしてプライスはのちに、治療開始前の虫歯だらけの口の中の写真と、虫歯がきれいにふさがった治療後の写真を発表した。栄養で歯を治せることを発見したのである。歯は正しい栄養を摂取していれば治るようにできているのだ。活性体Xは長年謎のままで、医学・栄養学会のテーマだった。活性体XはほかでもないビタミンK2であると科学者が知ったのは2008年のことだった。
・子どもが泥遊びが好きなのには理由がある。良い気分になるから本能的に惹かれるのだ。僕たちは生まれつき泥遊びが好きなのだ。赤ん坊のときも地べたを這い回って、手や足の指をしきりに口につっこむ。そんなことをしながら重要な生育期に実は微生物をたっぷり取り込んでいるのだ。
・森林浴は腸内の生物群系を改善するだけではない。自然の中を散策するという低強度の身体活動自体に、気分を改善し、ストレスホルモンの生成を減らし、健康寿命を延ばす効果がある。
・心の中の怒りや痛みのせいで、気づかないうちにストレスを溜め込んでいる人がいるかもしれない。そこから解放されるには赦しが必要で、赦すためには感謝するのがよい。
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