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欧米での新しい燃費規制法

2008年04月10日 01時00分00秒 | 
<木曜は車のおはなし>

 地球温暖化対策の必要性が叫ばれる中、2007年12月19日、米国では「エネルギー独立・安全保障法案」が成立し、またEU(欧州連合)の欧州委員会でも同日に、新しいCO2(二酸化炭素)排出規制法案を発表したようです。

 米国の「エネルギー独立・安全保障法案」は、石油消費量を抑えて脱石油化を進めることと、自国内でエネルギー需給を完結させてエネルギー安全保障上で優位に立つことを骨子にしていて、自動車については2020年までに平均燃費を現在よりも40%改善することや、エタノール利用を義務づける枠を現在の約5倍に増やすことが盛り込まれています。

 一方、EUのCO2排出規制法案は米国よりも厳しい燃費規制で、自動車メーカーに対して、CO2排出量を2012年までに現在より平均20%削減、つまり燃費を平均20%向上させることを義務づけています。

2012年時点で自動車1台当たりの業界平均CO2排出量を130g/kmと定めているとのことです。

 そして、期限までに目標を達成できなかった自動車メーカーには制裁金が科せられるようです。

ただ、自動車メーカー同士がCO2排出量を取引する「排出枠売買」を認める方針のようで、つまり規制を達成できなかったメーカーが達成したメーカーから余裕があるCO2排出枠を買い、制裁金を免れる道が残されているようです。

 なお、130g/kmという目標値は、日本政府が定めている2015年燃費基準(平均で16.8km/リットル)より厳しいようです。

 今後は、ハイブリッド仕様や、小排気量ディーゼルエンジン搭載の車が増えそうです。



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<今日の独り言>
 午前中に道路の掃き掃除をしてみましたが、知らない人に「ご苦労様」と声をかけられるのはうれしいものですね。外の掃除も清清しい気持ちになって良いと思います^_^)

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