<金曜は本の紹介>
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テレビ東京系で月曜夜10時から「カンブリア宮殿」というテレビ番組が放映されていますが、この番組は、多くの優れた経営者を招き、村上龍と小池栄子がインタビューするもので、なかなか勉強になり、私は毎回欠かさず見るようにしています。
この本は、その番組をまとめたもので、含蓄のある経営者等の言葉が散りばめられていて、とてもオススメです。
以下は、この本のポイントなどです。
・我々が大切にしている創業者の教えの1つに、”3つの喜び(買う喜び、売る喜び、創る喜び)”という考え方があるんです。満足とかではなくて、喜び。3つの喜びの中で一番重要なのは、お客さまの喜びです。買っていただいて、満足していただいて、その先に喜びがあると思っているんです。これが中心なんですけど、最後はメーカー側がつくって喜ぶんだと。本田宗一郎そのものなんです。
・今のダーウィンの言葉をとって、「強いものや賢いものが、必ずしも種を存続させて生き残るわけではないんだ」「生き残るのはスピード感を持って、変化に対応していくものだけだ」という話をしました。
・三勿三行という言葉がありますよね。3つの勿れ、つまり「やってはいけないこと」と、3つの「やりなさい」。三勿は、「怒らず、恐れず、悲しまず」です。三行は「誠意、正直、愉快」。昔、これを何かの本で読んで、これはいいなと思いまして、落ち込んだ時はこれを持ち出しています。
・やはり社員が元気になり、やる気になってくれないと、経営陣だけで会社がよくなるわけがありません。研究の力、生産の力、販売の力、宣伝の力、その他もろもろの人たちが気持ちよく働ける人事政策の力、あるいは非常に目立たないけれども法的な問題や品質管理、安全性について研究している人たちの力。そういったいろいろな力が総合的に発揮された時に、ヒットは生まれると思うんです。何かが欠けていると、その商品はヒットしません。
・「どこにあるかわからないような自分探しをするよりも、会社の夢に自分の夢を合わせる努力をしてみてください」と言いたいんです。よく「目の前の峠に登ろう」という話をするんです。目の前に峠がある時、麓に寝ッ転がって、「あんなところに登ってもいいことないよ」と言うのではなくて、「とにかく登ってみなさいよ」と、社員に言うんです。
・50過ぎた今、どういう時に自分の根が生え始めたかなと振り返ってみると、やはり苦しくて、嫌で嫌でたまらなかった何年間かが根の生え始めたころで、特に20代後半はそういう時期だと思うのです。そこで根が生えないうちに別の鉢に移ってみても、どうかなというのが私の思いです。
・リーダーの役割は非常に大きい。アフリカの地溝帯で4本足から2本足で立ち上がった時から、そんなに変わらないはずです。自分がひもじい思いをしても、残りの9人の人間が食べられるようにする、自分の命を落としてでも、残りの99人が生きられるようにするのが、リーダーの役割です。
・これだけ不甲斐ない日本ですが、それでも「こいつらを怒らせたらちょっとまずいかな」と思わせる根源のところに、あの硫黄島がある。あの戦いでは我々の先輩が2万人くらい命を落としていますが、その壮絶な戦いのおかげで、今日の日本がアメリカからバカにされずにいる、ということを我々は知らないんですよね。硫黄島の総司令官であった栗林さんは、まさに逆三角形のボトムを支えるようなリーダーだった。
・いろいろ考えて、10年ぐらい前から、勝利の女神をどうやって味方につけるかを考えればいいんだと、考えるようになりました。すると、勝利の女神というのは、たぶんお通夜の晩みたいな顔をしたやつのところでは絶対微笑まないだろう、ではいい顔をつくろうという、非常に単純なコンセプトに変わりました。
・灯油ランプの明かりで勉強をする宋さんに母親が「灯油がもったいないから勉強するな」と言ったらしい。母親は愚かなわけではなかった。息子のモチベーションを試したのだ。母親から「灯油がもったいないから勉強するな」と言われて勉強を止めるようなら最初からやらないほうがいい、というような意味だった。勉強という行為は自分で選んだものだ、という意識を根付かせるために母親はそのような言い方をした。自分で選んだことは自分で落とし前をつけなければならない。だがたとえ親だろうと強制されて始めたことは、「おれが選んだことじゃないし」という弁明が常に可能だ。
・僕は、夢は2回叶うものだと思っているんです。一度目はイメージの中で叶う、二度目は現実に叶うということです。その夢とをつなげるのが時間だと思っているんでs。だから、日付を入れて、今日との差を明確にする。そして、それを日数で割ってしまえば、今日やらなければならないことが明確になってくる。「いつか叶ったらいいな」という夢は絶対に叶いません。夢という字に人偏をつけると「儚い(はかない)」となります。年をとった大人が言うんですよ。「俺も若いころはそんなことを思っていた」「俺も若いころはそんなことをやりたかったんだ」と。でも、それはただの負け犬です。やらなかっただけです。
・世の中というものは常に変わっていきます。変数がたくさんあります。その変数によって計画を書き直すんです。たとえば、山をこちら側から登ろうとしたら、大きな岩があった。では戻って、今度はこちらから登ってみる。ただし、頂上にたどりつく日は変えちゃいけないわけです。ですから、計画は変えても、その日数は変えないということが基本です。そうしないと、人間とは弱いものですから、ずるずると後ろに行ってしまうでしょうからね。
・無理をすれば、それは無理じゃなくなるからです。無理を一週間続ければ、無理じゃなくなるんです。人間には慣れがありますから。最初に考えた時に、これは無理だなと思うことも、実際はそんなには無理なことではないし、最終的に無理じゃなくなるんです。また、無理をして自分自身を追い込むことで、結果的に成長できる。
・昔、コストコさんでソースを売っていた時、コストコさんが我々の競争相手の大手を切ったんですよ。そうしたらその大手の副社長さんがカンカンになって、コストコのバイヤーさんに「なぜだ」と言うわけです。なぜ自分たちではなく、何回も潰れかけているヨシダのソースなんだというわけです。するとそのバイヤーは、「我々はクレイジーな日本人のジュンキがどこまで行くか見てみたい」と言ったそうです。コストコでは大声出して、わいわい喋って人を集めて売っていたんです。そういうのを認めてくれる。アメリカ人のいいとことですね。チャンスをあげるから飛躍するところを見てみたい。
・続けるというのは難しいですよね。僕も30年、小説を書いていますが、成果を出して成功するよりも、継続することのほうが才能ではないかと思うんです。どれだけやっても飽きないし、考えたり、工夫したりすることを続けられるのが、ひょっとしたら才能というものじゃないかと思うんですよ。
・「充実して楽しい日々でした」と常にやせ我慢をしてるんですが、ここを乗り切らなきゃならないので、1月、2月、3月は、僕が一番大きな声を出して、「こんにちは!」「お疲れ!」と、いつも笑顔でやっていました。そうすると、みんなも声が出てくるようになるんです。下向きで歩いている人たちが、ちょっと顔が上になってきて、目もキラキラし始める。ネガティブに考えていてもネガティブのスパイラルに入っていくだけですが、ポジティブに考えると、ポジティブなスパイラルに入っていく。他にもいい影響を与えていくんです。
・僕が部下を雇う時は必ず2つのことを決めている。1つはその分野で僕よりもずっと優れていること。もう1つは必要な時に僕にノーと言ってくれること。これは部下を雇うときの必要条件としてずっと守っています。
・どんな企業でも、必ず問題が起きたり、失敗したり、赤字になって潰れそうになったりすることは多々あると思うんです。その1番苦しい時、辛い時こそ、正々堂々と明るく元気にやる、ということが一番大事です。
・ゲストには収録前に簡単に挨拶をする。第一印象でだいたいのところがわかる。その人のイデオロギーや価値観がわかるわけではないが、礼儀正しさや人間性はどうしても見え隠れするものだ。そして考えてみれば当然のことだが、「カンブリア宮殿」のゲストには傲慢な人や威張りちらす人は皆無だ。経済人であれ政治家であれ周囲に威張りちらさないと存在感を示せない人が社会的・経済的に成功するわけがない。それは民主主義の長所の一つである。
・全部、天の責任にしておけばいいんです。何かうまいこといかないからと、人間はすぐ悩んだり悲しんだりするでしょう。うまくいくのが当たり前だと思っているから、そう思うのだと思います。僕はそうじゃなくて、ほとんどのことは、うまくいかないんだと思っています。うまくいったらラッキーなんだと思うようにしたらいいと思うんですね。
・自分の欲望、野望を達成することだけを目的とした方が経営者になると、社員は被害者になります。経営者になりたいと思う人は、自己犠牲を払ってでも社員とお客さまを大事にしようと思ってほしいです。というより、大事にしようと思えばある程度の自己犠牲は免れない。それをいとわない人間性を持った人でないと経営者になってはいけないと、私は思うんです。ただ現実にはみんながそうだというわけではありません。自分だけよければいいという経営者もいますから。
<目次>
まえがき
Ⅰ進化を止めないメジャー企業
張富士夫 トヨタ自動車会長
福井威夫 本田技研工業社長
大橋洋治 全日本空輸会長
後藤卓也 花王取締役会会長
Ⅱ能力・人格・経営
古田英明 縄文アソシエイツ代表取締役
堀 威夫 ホリプロ取締役ファウンダー
Ⅲ技術を支える頭脳と精神
岡野雅行 岡野工業代表社員
松浦元男 樹研工業社長
Ⅳ陽気で真摯な挑戦者たち
笠原健治 ミクシィ社長 & 近藤淳也 はてな社長
伊藤信吾 男前豆腐店社長
宋 文洲 ソフトブレーン創業者
野口美佳 ピーチ・ジョン社長
寺田和正 サマンサタバサジャパンリミテッド社長
渡邉美樹 ワタミ社長
Ⅴ異端から正統へ
吉田潤喜 ヨシダグループ会長
高田 明 ジャパネットたかた代表取締役
平松庚三 ライブドアホールディングス社長
澤田秀雄 エイチ・アイ・エス会長
Ⅵ自己と組織の変革
北尾吉孝 SBIホールディングスCEO
原田泳幸 日本マクドナルドホールディングスCEO
稲森和夫 京セラ名誉会長
あとがき
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面白かった本まとめ(2008年)
<今日の独り言>
あぁぁぁ子どもが家にいないと、ゆっくりできますね。この隙に、たまっていたビデオやDVD映画を堪能します^_^;)
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テレビ東京系で月曜夜10時から「カンブリア宮殿」というテレビ番組が放映されていますが、この番組は、多くの優れた経営者を招き、村上龍と小池栄子がインタビューするもので、なかなか勉強になり、私は毎回欠かさず見るようにしています。
この本は、その番組をまとめたもので、含蓄のある経営者等の言葉が散りばめられていて、とてもオススメです。
以下は、この本のポイントなどです。
・我々が大切にしている創業者の教えの1つに、”3つの喜び(買う喜び、売る喜び、創る喜び)”という考え方があるんです。満足とかではなくて、喜び。3つの喜びの中で一番重要なのは、お客さまの喜びです。買っていただいて、満足していただいて、その先に喜びがあると思っているんです。これが中心なんですけど、最後はメーカー側がつくって喜ぶんだと。本田宗一郎そのものなんです。
・今のダーウィンの言葉をとって、「強いものや賢いものが、必ずしも種を存続させて生き残るわけではないんだ」「生き残るのはスピード感を持って、変化に対応していくものだけだ」という話をしました。
・三勿三行という言葉がありますよね。3つの勿れ、つまり「やってはいけないこと」と、3つの「やりなさい」。三勿は、「怒らず、恐れず、悲しまず」です。三行は「誠意、正直、愉快」。昔、これを何かの本で読んで、これはいいなと思いまして、落ち込んだ時はこれを持ち出しています。
・やはり社員が元気になり、やる気になってくれないと、経営陣だけで会社がよくなるわけがありません。研究の力、生産の力、販売の力、宣伝の力、その他もろもろの人たちが気持ちよく働ける人事政策の力、あるいは非常に目立たないけれども法的な問題や品質管理、安全性について研究している人たちの力。そういったいろいろな力が総合的に発揮された時に、ヒットは生まれると思うんです。何かが欠けていると、その商品はヒットしません。
・「どこにあるかわからないような自分探しをするよりも、会社の夢に自分の夢を合わせる努力をしてみてください」と言いたいんです。よく「目の前の峠に登ろう」という話をするんです。目の前に峠がある時、麓に寝ッ転がって、「あんなところに登ってもいいことないよ」と言うのではなくて、「とにかく登ってみなさいよ」と、社員に言うんです。
・50過ぎた今、どういう時に自分の根が生え始めたかなと振り返ってみると、やはり苦しくて、嫌で嫌でたまらなかった何年間かが根の生え始めたころで、特に20代後半はそういう時期だと思うのです。そこで根が生えないうちに別の鉢に移ってみても、どうかなというのが私の思いです。
・リーダーの役割は非常に大きい。アフリカの地溝帯で4本足から2本足で立ち上がった時から、そんなに変わらないはずです。自分がひもじい思いをしても、残りの9人の人間が食べられるようにする、自分の命を落としてでも、残りの99人が生きられるようにするのが、リーダーの役割です。
・これだけ不甲斐ない日本ですが、それでも「こいつらを怒らせたらちょっとまずいかな」と思わせる根源のところに、あの硫黄島がある。あの戦いでは我々の先輩が2万人くらい命を落としていますが、その壮絶な戦いのおかげで、今日の日本がアメリカからバカにされずにいる、ということを我々は知らないんですよね。硫黄島の総司令官であった栗林さんは、まさに逆三角形のボトムを支えるようなリーダーだった。
・いろいろ考えて、10年ぐらい前から、勝利の女神をどうやって味方につけるかを考えればいいんだと、考えるようになりました。すると、勝利の女神というのは、たぶんお通夜の晩みたいな顔をしたやつのところでは絶対微笑まないだろう、ではいい顔をつくろうという、非常に単純なコンセプトに変わりました。
・灯油ランプの明かりで勉強をする宋さんに母親が「灯油がもったいないから勉強するな」と言ったらしい。母親は愚かなわけではなかった。息子のモチベーションを試したのだ。母親から「灯油がもったいないから勉強するな」と言われて勉強を止めるようなら最初からやらないほうがいい、というような意味だった。勉強という行為は自分で選んだものだ、という意識を根付かせるために母親はそのような言い方をした。自分で選んだことは自分で落とし前をつけなければならない。だがたとえ親だろうと強制されて始めたことは、「おれが選んだことじゃないし」という弁明が常に可能だ。
・僕は、夢は2回叶うものだと思っているんです。一度目はイメージの中で叶う、二度目は現実に叶うということです。その夢とをつなげるのが時間だと思っているんでs。だから、日付を入れて、今日との差を明確にする。そして、それを日数で割ってしまえば、今日やらなければならないことが明確になってくる。「いつか叶ったらいいな」という夢は絶対に叶いません。夢という字に人偏をつけると「儚い(はかない)」となります。年をとった大人が言うんですよ。「俺も若いころはそんなことを思っていた」「俺も若いころはそんなことをやりたかったんだ」と。でも、それはただの負け犬です。やらなかっただけです。
・世の中というものは常に変わっていきます。変数がたくさんあります。その変数によって計画を書き直すんです。たとえば、山をこちら側から登ろうとしたら、大きな岩があった。では戻って、今度はこちらから登ってみる。ただし、頂上にたどりつく日は変えちゃいけないわけです。ですから、計画は変えても、その日数は変えないということが基本です。そうしないと、人間とは弱いものですから、ずるずると後ろに行ってしまうでしょうからね。
・無理をすれば、それは無理じゃなくなるからです。無理を一週間続ければ、無理じゃなくなるんです。人間には慣れがありますから。最初に考えた時に、これは無理だなと思うことも、実際はそんなには無理なことではないし、最終的に無理じゃなくなるんです。また、無理をして自分自身を追い込むことで、結果的に成長できる。
・昔、コストコさんでソースを売っていた時、コストコさんが我々の競争相手の大手を切ったんですよ。そうしたらその大手の副社長さんがカンカンになって、コストコのバイヤーさんに「なぜだ」と言うわけです。なぜ自分たちではなく、何回も潰れかけているヨシダのソースなんだというわけです。するとそのバイヤーは、「我々はクレイジーな日本人のジュンキがどこまで行くか見てみたい」と言ったそうです。コストコでは大声出して、わいわい喋って人を集めて売っていたんです。そういうのを認めてくれる。アメリカ人のいいとことですね。チャンスをあげるから飛躍するところを見てみたい。
・続けるというのは難しいですよね。僕も30年、小説を書いていますが、成果を出して成功するよりも、継続することのほうが才能ではないかと思うんです。どれだけやっても飽きないし、考えたり、工夫したりすることを続けられるのが、ひょっとしたら才能というものじゃないかと思うんですよ。
・「充実して楽しい日々でした」と常にやせ我慢をしてるんですが、ここを乗り切らなきゃならないので、1月、2月、3月は、僕が一番大きな声を出して、「こんにちは!」「お疲れ!」と、いつも笑顔でやっていました。そうすると、みんなも声が出てくるようになるんです。下向きで歩いている人たちが、ちょっと顔が上になってきて、目もキラキラし始める。ネガティブに考えていてもネガティブのスパイラルに入っていくだけですが、ポジティブに考えると、ポジティブなスパイラルに入っていく。他にもいい影響を与えていくんです。
・僕が部下を雇う時は必ず2つのことを決めている。1つはその分野で僕よりもずっと優れていること。もう1つは必要な時に僕にノーと言ってくれること。これは部下を雇うときの必要条件としてずっと守っています。
・どんな企業でも、必ず問題が起きたり、失敗したり、赤字になって潰れそうになったりすることは多々あると思うんです。その1番苦しい時、辛い時こそ、正々堂々と明るく元気にやる、ということが一番大事です。
・ゲストには収録前に簡単に挨拶をする。第一印象でだいたいのところがわかる。その人のイデオロギーや価値観がわかるわけではないが、礼儀正しさや人間性はどうしても見え隠れするものだ。そして考えてみれば当然のことだが、「カンブリア宮殿」のゲストには傲慢な人や威張りちらす人は皆無だ。経済人であれ政治家であれ周囲に威張りちらさないと存在感を示せない人が社会的・経済的に成功するわけがない。それは民主主義の長所の一つである。
・全部、天の責任にしておけばいいんです。何かうまいこといかないからと、人間はすぐ悩んだり悲しんだりするでしょう。うまくいくのが当たり前だと思っているから、そう思うのだと思います。僕はそうじゃなくて、ほとんどのことは、うまくいかないんだと思っています。うまくいったらラッキーなんだと思うようにしたらいいと思うんですね。
・自分の欲望、野望を達成することだけを目的とした方が経営者になると、社員は被害者になります。経営者になりたいと思う人は、自己犠牲を払ってでも社員とお客さまを大事にしようと思ってほしいです。というより、大事にしようと思えばある程度の自己犠牲は免れない。それをいとわない人間性を持った人でないと経営者になってはいけないと、私は思うんです。ただ現実にはみんながそうだというわけではありません。自分だけよければいいという経営者もいますから。
<目次>
まえがき
Ⅰ進化を止めないメジャー企業
張富士夫 トヨタ自動車会長
福井威夫 本田技研工業社長
大橋洋治 全日本空輸会長
後藤卓也 花王取締役会会長
Ⅱ能力・人格・経営
古田英明 縄文アソシエイツ代表取締役
堀 威夫 ホリプロ取締役ファウンダー
Ⅲ技術を支える頭脳と精神
岡野雅行 岡野工業代表社員
松浦元男 樹研工業社長
Ⅳ陽気で真摯な挑戦者たち
笠原健治 ミクシィ社長 & 近藤淳也 はてな社長
伊藤信吾 男前豆腐店社長
宋 文洲 ソフトブレーン創業者
野口美佳 ピーチ・ジョン社長
寺田和正 サマンサタバサジャパンリミテッド社長
渡邉美樹 ワタミ社長
Ⅴ異端から正統へ
吉田潤喜 ヨシダグループ会長
高田 明 ジャパネットたかた代表取締役
平松庚三 ライブドアホールディングス社長
澤田秀雄 エイチ・アイ・エス会長
Ⅵ自己と組織の変革
北尾吉孝 SBIホールディングスCEO
原田泳幸 日本マクドナルドホールディングスCEO
稲森和夫 京セラ名誉会長
あとがき
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面白かった本まとめ(2008年)
<今日の独り言>
あぁぁぁ子どもが家にいないと、ゆっくりできますね。この隙に、たまっていたビデオやDVD映画を堪能します^_^;)