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「ヒブ(インフルエンザ菌b型」による細菌性髄膜炎」などワクチンについて

2009年05月31日 01時00分00秒 | 出産・育児
<日曜は出産・育児のおはなし>

「ヒブ(インフルエンザ菌b型」による細菌性髄膜炎」は、肺炎球菌が原因となるもの(2割)と合わせて毎年日本国内で約1000人の乳幼児(5歳未満)が罹患し、約5%が死亡、4分の1に四肢機能障害など重い後遺症が残るようです。

しかも、早期診断が難しいうえに、突然の発症から1~2日で命を落すこともある、乳幼児にはきわめて恐ろしい病気です。


しかし、この細菌性髄膜炎は、「ヒブワクチン」で予防でき、このヒブワクチンは20年以上前から存在し、11年前にはWHOが無料定期接種の勧告書を出して世界133カ国で定期接種されていますが、日本ではなんと2008年12月にようやくこのヒブワクチンが解禁されたようです。

ところが、解禁を待っていた多くの親に加え、ワクチン解禁のニュース等を見た親が殺到、受付開始から一時間で予防枠が埋まるような事態が各地で発生し、ワクチンが足りないようです。

しかも、このヒブワクチンは任意接種のため1回約8000円の費用は自費で、規定の4回接種するには約3万円かかるようです。けっこうこの負担は大きいですね。しかし命には代えられません。

日本では、なぜこのようにワクチン後進国なのかというと、日本独自の審査や成分にこだわるあまり導入の遅れや供給不足を招いたということと、過去のワクチン接種による副作用が社会問題となりワクチン不要論や行政悪玉論が跋扈していることも原因のようです。

なお、米国で承認されているが日本で未承認の主なワクチン(WHO2000年における状況)は以下の通りとのことです。

・IPV(不活化ポリオ)
・DTaP-IPV(4種混合)
・DTaP-HB-IPV(5種混合)
・A型+B型肝炎(2種混合)
・MMR(麻疹風疹おたふく混合)
・肺炎球菌ワクチン(小児)
・髄膜炎
・腸チフス
・ロタウイルス
・ヒトパピローマウイルス(子宮頸ガン)


ワクチンで防げる病気で子どもが死ぬのは悲しいことだと思います。

以下は、世界でワクチンで予防可能な疾患の15歳未満児の死亡者数です(WHO2000年における状況)。

・麻疹 約78万人
・ヒブ感染症 約46万人
・百日咳 約30万人
・新生児破傷風 約19万人
・その他 約4万人


週刊ダイヤモンド(2009.5.23)p110から引用しました。





「出産・育児のお話し」まとめ(2008年)
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<今日の独り言>
ソファの下や裏を掃除しました。けっこうホコリがたまっていて驚きました。ホコリだけでなく、ビー球やUNOのカードもたくさん出てきて驚きました^_^;) UNOのカードはなくしたと思っていたので、全部揃ってうれしいです!捨てなくて良かった・・・^_^;)

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