A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

「灰野敬二/不失者~光となづけよう・第一章」@DOMMUNE 2012.5.13 (sun)

2012年05月14日 00時38分44秒 | 灰野敬二さんのこと


5月9日(水)にDOMMUNEにてUstream配信予定だった「灰野敬二/不失者~光となづけよう・第一章」語り:灰野敬二 合いの手:松村正人の再配信。ちょうどその時間にロシアでUstreamに対するサイバー攻撃が発生し、全世界的に接続障害が発生したためライヴ配信は出来ず、収録したものが当日夜に配信された。

DOMMUNE宇川直宏氏による経緯説明 via Twitter
< #DOMMUNE 緊急再配信の顛末>5.09当日の接続障害の原因は、ロシアのプーチン大統領就任に関するデモが(モスクワ経由の裏番組として)USTで中継されていて、その中継をプーチン派がDDos攻撃し、USTハンガリーのオペレーションセンターのサーバーをダウンさせた模様!→当日は灰野さんの念波でサーバがダウンし、闇を呼び覚ましたに違いないと一部で騒がれてましたが、真相はポリティカルな理由でしたwしかし、配信時間ぴったりに画面に動画が映らず黒い闇と静寂が訪れたことは、単なる偶然だとは思えません!滲有無!→なお、当日のロシアのDDos攻撃(分散型サービス拒否攻撃)については読売オンラインに詳しくレポートされています!必読DEATH!→「ロシアのサイバー攻撃とUstream、息詰まる戦いの結末は?」

私は当日は別の予定が入っていたので観る事が出来なかったが、読者のOZさんがこのブログの5/6不失者CDレビュー記事のコメント欄で詳細にレポートして下さった。

その番組が5月13日(日)19:00~録画再送信され、今度はじっくりと視聴出来た。番組の流れはOZさんのレポートに詳しいので参考にしていただくとして、言葉をひとつひとつ吟味しながら丁寧に話をする灰野さんの発言はまさに金言の連発だったので、思いつく限り語録を辿ってみたい。

「僕が求めるのはハードで繊細でキレがあるサウンド」
「本当にやりたいことがまだ出来ていない。でもちょっとずつ進んでいるからやり続けている」
「不可能だから楽しい」
「音楽が好きです」
「僕は曲が出来ると飽きちゃう。今回はちゃんと録音しておいてくれたからよかった」
「何をやるかではなくて誰とやるか、が重要。つまり信頼関係。自分の音楽が楽器が活かされるのは誰だろう」
「不失者(の練習スタジオ)は道場に近い」
「ほんとの意味でのポリフォニックなものをやりたい」
「こんなはずじゃない、といつも思っている」
「一音一音作っていきたいので、言葉もひとつひとつ話したい」
「即興は学芸会だから」
(還暦の自分に言いたいのは)「よくぞ生きているな。まだやっているぞ」
「僕は歌手です。歌が一番好きだから音楽が好きで楽器が好き」
「(将来の夢は)自分の一音一音を大切にするという事を意識した映画を作ること」
「視覚を、聴覚に、錯覚させていくような、ことを、考えています。混乱させよう、とか、そういうことではなく」
「パーカッションを始めたのは、観ることと聴くことが同時に出来るから」
「法政大学学生会館は遊び場だったから、やりたいことを全部やったらどんどん長くなっていった」

今回が第一章だから、第二章・第三章の配信も楽しみにしていよう。







灰野さん
音も言葉も
至高です

6月16日(土)に高円寺HIGHで映画「ドキュメント灰野敬二」の前夜祭をやるとのこと。私はその日の昼間アルトー・ビーツ(元ヘンリー・カウのメンバーの新ユニット)のワークショップに参加するが、夜は高円寺へ駆けつけたい。

コメント
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