おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

大運動会

2005年06月05日 | Weblog
「ドーン」「パン、パン、パンッ」
小鳥のさえずりを引き裂いて、早朝、花火が打ち上がった。
近くの樺山小学校の大運動会だ。
生徒数20人足らずでも「大運動会」なのだ。
小運動会って言う必要もないけど「大」もなんかしっくり来ない。

この学校の正式名称は、倶知安町立西小学校樺山分校だ。
元々、樺山小学校なのだが、何度か廃校の危機を乗り越え、いまは分校として残っている。
通っているのは農家と、ペンション、スキー場関係者の子供たちだ。
地元農家の子はともかく、ペンションオーナーの子供たちの多くは、本州からの移住組。したがって親も、おしゃれな都会風と田舎のトーちゃん・カーちゃんが入り混じる不思議な光景だ。ハーフの女の子もいる。「5~6年後が楽しみじゃ」とおぢ、無関係に終わるのは確実だけど…

小さな学校の運動会は、生徒が忙しい。
あっと言う間に出番が来る。
っていうか、ほとんど出ずっぱり。
都会のもやしっ子では、ここの運動会は乗り切れまい。体力勝負なのだ。

競技も面白い。
今年創立100周年を迎えるとあって工夫が凝らされておる。
ブールーシートの「津軽海峡」をかいくぐり、熊にボールを当てて「退治」し、玉を転がし「土地を耕し」てゴォール。
先生も、観客を意識し、知恵を絞っておる。よいのぉ~

来週はここで「新緑祭」が開かれる。
ようするにバザーなのだが、地域との一体感がとてもよい。
地域と溶け合った小さな山の小学校。ここを廃校の危機から救った親たちは偉い!!残した町も褒めてやろう。

訂正:「新緑祭」は7月3日でした。ごめんね。