おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

イカ塩辛はババを救う?

2006年03月12日 | Weblog

昼前、Tさん新居の屋根雪を下ろし行くことになった。
なにせ、11月からの雪がどっかり乗っており、建物を支えるごっついH鋼がぐんにゃり曲がるほどなのじゃ。
前日にジェットバーナーを2階に持ち込んで、部屋が暖まったせいか、かなりの量が屋根から落ちておった。

それでも、落ちきれない雪が残っておって、ご近所Sさんがまたまた大活躍。
おぢより年上だけど、体力は確実に二十代だ。
でもってTさん、Sさんはお屋根の上で大奮闘。
あんまり役に立たないのが、おぢじゃった。
いつもながら、みなさんスンマセン。

おうちの修理には、100万円はかかりそうだ、とのこと。
それでも、土地買って、家建てて、ってこと考えたらチョー格安じゃ。
それでかTさん、気合が入っておる。

午後、働き者のふたりを残して札幌へ。
いつものようにババのご機嫌伺い。
きょうはご機嫌でしゃべりまくり。

夢なのか、昔のことか、何がなんだか、さっぱりつじつまが合わない話だけれど、嬉しそうにしゃべった。
たいていは、他人の不幸。
それも遺産相続にまつわるドロドロ話ばっかりじゃ。

あんまり楽しそうなので「他人の不幸は蜜の味だね」といったら、「へへへぇ」と笑った。
このDNAは確実におぢが受け継いでおる。
似ておって、やんなっちゃうぅぅ~

と思っていたら「そういえば、こないだ頼んだイカの塩辛どうしたい?」といきなり正気に。
「ジムに寄ってから、買ってくるから」と言い残して札幌駅前の佐藤水産へ。
高級イカ塩辛738円也を買っちゃった。
これゲソなし、身ばかりで美味いのよ。

さっぱり汗かいて再び病院へ。
待ちかねているはずのババは、「テレビであんまり水戸黄門やんないねぇ」とか申しておって、イカ塩辛はもう忘れておる。
しばらくして思い出したのか、ようやく顔がほころんだ。

看護士さんの話によると、塩辛いものがあれば、ご飯はそこそこ食べるのだとか。
あすの朝ご飯はしっかり食べてくれそうだ。
「余命半年」の見立てはどうやらハズレ。
なんだか嬉しい夜じゃった。