喉の痛みがようやく治まってきましたです。
どうしてかってぇと、朝から一本もタバコを吸っておらんのよ。
吸いたくもないほど体調が悪いのだけれど、「吸わないほうがどうやら喉には良い」、とようやく気がついた。
アホウじゃねぇ…
そりゃねぇ、吸わないほうがいいに決まっておるのだけれど、喉が痛いからといって、休むもんじゃないねタバコは。
誰がなんと言おうと、大人のたしなみ。
自分の勝手で休んだり止めたりするモンなのじゃ。
…と負け惜しみじゃ。
閑話休題。
さて、ヒラフスキー場がいつごろオープンしたかご存知か。
「『全国スキー場略史』山崎紫峰著(昭和11年発行)ヒラフコム」によると、大正12年だそうだ。
うちのババが大正10年生まれの85歳だから83年前ってことだ。
で、昭和3年に秩父宮殿下がニセコアンヌプリに登ってから一段と開発が進んだのだそうだ。
さらに、このころからすでに「特に玄人筋の注意を惹く様になった。」そうな。
ようするに元々、玄人受けするスキー場だったんじゃね。
でこの「全国スキー場略史」は最後にこう締めくくっておる。
「また前記秩父宮殿下の御登撃以来、申分のない乾粉雪を慕って、集まって来る外国人スキーヤーの数もなかなか多い。」
100へぇじゃねぇ。
ようするに、昭和初期からすでに外国人には人気があって、外国人スキーヤーがけっこうやって来たという。
ここ数年、オーストラリア人がどんどこやって来ておるけれど、なんのことはない。
すでに80年前、外国人はご当地の魅力に気づいておったんじゃね。
それに加えて、いまのオーストラリア人にとっては、カナダより近い(旅費が安い)、雪質が良い、異国情緒も味わえる(食べ物も美味しいし)、時差もない。
ってなことで、ここ当面はニセコがブームってことのようだ。
だけどこれがいつまで続くかってぇと、先行きは不透明。
現にこれまで年間10万人のオーストラリア人が来ておったカナダのスキー場はニセコに客を奪われて真っ青じゃ。
なんらかの巻き返しに出るかも知らん。
そして今後は、韓国、中国、はたまたニッポン国内の他のスキー場に流れていくかも分かりませぬ。
浮かれておってはいけませぬ。
ブームは、いつ終わるか分からんね。
まぁ、目先の数年は大丈夫だろうけどさ。