おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

いじめと闘え!!

2006年11月07日 | Weblog

「いじめ」による自殺が全国各地で相次いでいる。
どう考えても異常事態じゃ。
単に「いじめ」などと言うから、話はややこしい。

これはもう犯罪だろう。
犯罪として、いじめた子どもたちをキチンと処分しなきゃどもこもならん。
ところが、この事態をどう解決するか、いじめをした子どもをどう処分する、といった話がさっぱり出てこない。
文科省は何してんじゃい!!って話じゃ。

かつておぢもいじめられっ子じゃった。
いじめた連中にいじめたなどという意識はないかも知らん。
はっきりしておるのはいじめられた方が大きく傷ついたってこと。
幸い、おぢは自殺することもなかったけどね。

ただ、30年も40年も前のニッポンと、2006年のニッポンでは、子どもたちを取り巻く環境が大きく異なる。
かつてのように放っておけば解決するようなもんではない。
第一、ニッポン人が豊かになった。
豊かになって、親も子も心が荒んでしまっておる。
昔の価値観を、21世紀に生きる子どもたちに持ち込んでもどうにもならん。
荒んだ世の中に合わせた対策が必要じゃないのかねぇ。

こうした現象はノルウェーやイギリスなどでも70年代に起きたのだという。
とりわけノルウェーでは3人の子どもが自殺したのを契機に国が真剣に取り組んだという。

で、当地の大学教授が「いじめ防止プログラム」を開発しておる。
つまりは、教師と親が積極的に介入する。
容認できない行動に対して明確な基準を示す。
規則違反に対して罰則を使用することを原則とする。
などなどだという。

つまりはいじめた子どもをその学校から排除し、罰則を科すものだという。
ある意味、あたり前じゃ。
犯罪だもんね。

ノルウェーにこうしたプログラムがあり、その実践で「いじめが減った」などということは、文科省は百も承知、二百もがってんのはずだ。
なのに何にもしておらん。
何の対策も取らずに放置しておったこんな役所はいらんのでないの?

おまけに「ゆとり教育」とかいう愚民化教育じゃ。
「ゆとり教育」「いじめ」「二極化」どれもこれもが絡み合い、ニッポンは滅びに向かってまっしぐらぁぁぁ、と思うのはおぢだけか?