おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

大荒れの夜に逝く

2008年02月14日 | Weblog

午前7時の外気温はマイナス9度。
雪もジャンジャンがんがん降ってます。
スキーに行こうか、行くまいか、どうしようかなぁ~
風で雪が叩かれてるかなぁ、、、

ご当地では珍しい強風吹き荒れる一夜でござりました。
全国的に大荒れだったもんねぇ。
そんな大荒れの夜、映画監督の市川崑さんが亡くなりました。

おぢの世代にとって市川崑といえば、「東京オリンピック」
記録か芸術かと論議を呼んだと言われておりまするが、中学生だったおぢにとっては大感動の記録映画でござりました。
とにかく闘う選手たちの姿が美しかった。

為政者はニッポン選手中心の国威発揚映画を期待しておったのでござりましょう。
だけど市川監督は人間を描き、人間ドラマを記録いたしました。

レニ・リーフェンシュタール監督のベルリン・オリンピックの記録映画「民族の祭典」は確かに名作。
ではありまするが、ナチス・ドイツのプロパガンダ映画の側面も否定できません。
市川監督はこの映画を大いに意識したのでしょうが、人間を描ききったという意味で完全に凌駕しておりました。

ただ同監督の他の映画は、どうにもおどろおどろしたのが多くて気に入りませんでした。
やっぱ、東京オリンピック。
見たことない若者の皆さんには一度レンタルして見ることをお勧めいたしますです。

タバコを一日100本吸って、90歳を超えるまで生きた市川監督。
同じ愛煙家だけど、おぢはどうじゃろ?
ハニーさんのこと考えると長生きしないといけませぬ。
いつ止めようかなぁ~